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テーマ:ニュース(99628)
カテゴリ:その他日本企業
IHIは、オーストラリアのクイーンズランド州営電力会社であるCS Energy社と共同で、同社が所有するコーガンクリーク発電所隣接地に設置する太陽光発電から水素を製造・販売する「コーガン水素実証プロジェクト」の事業化に向けた検討(FS)を開始した。 同プロジェクトは、太陽光発電・蓄電池・水電解装置・燃料電池を備えた実証プラントにより、太陽光の再エネ電力からカーボンフリー水素を製造し販売するとともに、余剰の再エネを電力市場に販売することを目指すもの。FSでは,エネルギーマネジメントシステム設計や水素市場の検証などを行うことで、プロジェクトの事業性を評価。事業性評価後に実証プラント建設および運用も目指す。 CS Energyは、オーストラリアで3,500MWもの電力を供給する、クイーンズランド州政府所有の電力会社。IHIはこれまで同社へカライドC石炭火力発電所(420MW×2基、2001年運転開始)を建設・納入しており、また同社カライドA石炭火力発電所での酸素燃焼の実証プロジェクトOxyfuel Project(2004~2018年)にプロジェクトパートナーとして参加している。オーストラリア北東部に位置するクイーンズランド州は,アジアに近接しているのに加え、豊富な日照量によるグリーン水素製造の優位性を有し、水素産業の発展が期待されている。 IHIは,2018年に開設した「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」(福島県相馬市)で、コーガン水素実証プロジェクトと同様の設備で構成する地産地消型エネルギーマネジメントシステムを開発・運用しており、これまでの開発・運営で培った技術を生かし、CS Energyとの共同FSを進める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.09 09:00:07
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