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テーマ:ニュース(100406)
カテゴリ:その他日本企業
リコーリースは、再生可能エネルギーの活用拡大に向け物流施設のZIP Inuyama(愛知県犬山市)・ZIP Kariya(愛知県刈谷市)の屋根上に、合計パネル容量701kWの太陽光発電を設置、「オンサイトPPA+余剰電力循環モデル」を導入して3月1日より発電を開始した。 ZIP Inuyamaには、パネル容量231kWの太陽光発電を設置し、年間発電量284MWh、年間CO2削減量約109トンを見込む。ZIP Kariyaは470kWの太陽光発電を設置し、年間発電量585MWh、年間CO2削減量約233トンを見込む。 オンサイトPPAモデルは、電力需要家の敷地内に、リコーリースが太陽光発電システムを設置・発電し、電力需要家が自家消費する電力を供給する仕組み。電力会社から電力供給を受ける場合に比べ、送配電コストがなく、より環境性、経済合理性の高い電力供給方式となる。また、太陽光発電システムは PPA 事業者であるリコーリースが保有するため、電力需要家は初期投資の負担なく、消費する電力を再生可能エネルギーに切り替えることが可能となる。 この取り組みは、オンサイトPPAに加えAIを活用した独自のエネルギーマネジメントプラットフォーム(R.E.A.L. New Energy Platform)を保有するアイ・グリッド・ソリューションズと連携し、電力需要を超えて発電する電力(余剰電力)をアイ・グリッドに売電する。 売電先のアイ・グリッドが余剰買取りをするには、電力の需要量と発電量の正確な予測技術が必要で、余剰電力循環モデルによる100施設以上の導入実績のある同社と協業することで、過去の需要量を確認出来る既存建物と比べて難易度の高い新設建物にもこの取り組みが可能となった。また、これまで広大な屋根面積に比べ、電力需要量が比較的少ない特性を持つ物流施設では、屋根の有効活用が課題となっていた。 今回の取り組みにより、屋根全面を活用した自家消費太陽光発電が可能となり、ZIP Inuyama・ZIP Kariyaの電力需要家の再生可能エネルギー活用比率を高めるとともに、電気料金とCO2排出量削減の拡大に寄与する。また、この取り組みによる余剰電力には環境価値をともなうため、FIT制度に拠らない再生可能エネルギーの利用拡大にも寄与する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.03 10:30:06
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