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さて、毎年恒例の(?=苦笑)
「NHK紅白歌合戦」 の批評をしましょうか。 えっ? 紅白観たのって??(笑) 年末年始、瞬間的に 日本に帰国していました。 今回はほとんどの方に ご連絡せず 素通りして 実家に行きました。 博士論文の口頭試問もあるんでね。 ゆっくりもできなかったということで 今回ご挨拶できなかった方々には すべて終わってから しっかりとご挨拶に伺いますので どうぞお許しください。 ということで、紅白。(笑) まずは視聴率の話からかな。 史上2番目に低かったらしいね。(苦笑) でも、なんかここ数年の紅白の 視聴率を巡る話を聞いてるとね、 私は 「レコードからCDへの移行期」 を思い出すんだよね。 私が大学に入った頃だったかなあ、 CDが出てきてレコードと 両方売られていた頃、 オリコンの売り上げランキングは レコードの売り上げだけ 反映していた時期があったよね。 その頃にも 「レコードの売り上げが落ちて 歌謡曲の人気低落が深刻だ」 みたいな話があったと 思うんだよね。 でも、完全にCDに移行して ランキングもCD売り上げだけを 反映するようになった90年代、 メガ・ヒットが続出したわけだよね。 紅白ってのは、 視聴率調査の対象になる 地上波の放送(NHK総合第一TV)の他に、 BSやデジタルハイビジョンとかでも 放送されてるんでしょう? デジタルハイビジョンとか 画質とかとてもいいんだろうし、 (私は観たことないですが。。。=苦笑) 紅白を観る方法も 多様化しているわけだから 地上波の視聴率が落ちるのは ある意味当たり前の話だよね。 だから、地上波の視聴率の低下だけで 今年の紅白はダメだったみたいな 評価をするというのは、 ちょっとフェアじゃないような 気がするんだよね。 なんかマスコミは、 紅白の放送前から 視聴率低下→批判と決め付けて 待ち構えているような 感じがするんだよね。 なんか、最初から 紅白を批判することを 決めているみたいなね。 これって、このブログで 散々批判してきた 政治やサッカーの時の マスコミの態度と同じだよね。 「試合の前から、 稲本は過去の人と決め付けて 記事を作る」 みたいなもんだよね。(苦笑) 私は、紅白を評価する時、 そんな数字の上げ下げで 決め付けるだけの 思考停止はやめて(苦笑) もっといろんな角度から 考えてみてほしいんだよね。 例えばだけど、 紅白ってのはいまや世界中で 観ることができるんだよね。 外国で観る紅白といえば 一般的には 「日本大使館で在留邦人が集まって観る紅白」 であって、 私もその真似事を うちの学校の日本人会で やってみたことがある。 (2005年2月19日 「ひとつの世界祭」と「新年会」(2)) まあ要は、 「日本人が外国で観る紅白」 ということなのだけれども、 外国での紅白というのは 近年はどうもそれだけでは ないみたいなんだよね。 今、外国では 日本国内で想像できないほど 日本文化が人気なのだ。 アニメーションは言うまでもないけど、 いまや「柔道家」プーチン率いる ロシア・スパイの得意技(?)が 「寿司を使った政敵暗殺」(失笑) であるように、 日本食が世界中で 高いステータスを得ている。 そして、 「J-POP」 も、すごい人気なんだよね。 いまや、外国の若い人たちが J-POPを日本語の歌詞で 覚えようとする時代なのだ。 そういう流れの一端を、私は 「NHKのど自慢 in London」 (2004年7月23日 NHKのど自慢 in London予選会、敗戦記(前編) 2004年7月24日 NHKのど自慢 in London予選会、敗戦記(後編)) に出場した時に、 多くの外国人が日本の歌を 日本語歌詞のままで歌うのを 観たことや、 なんとうちの学校に 「メンバーに日本人がいない 日本文化研究のサークル」 (2006年7月4日 ムーンライト伝説) が出現していることで 感じているんだけどね。 とにかく、私が日本から出た 6年前を思い出したら 信じられないくらい 「Japan is Cool」 という日本文化好きの外国人が 世界中に急増中なのだ。 話が長くなったけど(苦笑) ここで言いたいことはね、 そういう世界中の人たちにとっては 「NHK紅白歌合戦」 というのは、 すさまじいインパクトのある 映像コンテンツなんだと いうことなんだよね。 それはただJ-POPが 聴ける番組というだけではなくて、 なにしろ紅白ほどの スケールの大きな音楽番組は おそらく世界に存在しないと 思われるわけでね。 (少なくとも、BBCにはない。 私は、報道・ドキュメンタリーに関しては NHKはBBCに50年は追いつけないほどの差を つけられていると思うけど、 逆にエンターテイメントとドラマに関しては NHKのほうがはるかに上だと思う。) そういう意味での 日本文化のおもしろさ、 日本の凄さを知らしめて 「日本ファン」 を世界中にどんどん 増やしていっていることの 重要性とかね、 紅白にはあると思うんだよね。 まあ、これは例えばの話だけど 少なくともいえることは ちっぽけな日本国内での 地上波での視聴率が 2%下がったとか上がったとか(苦笑) そういうもんでは この番組のほんとの価値は わからないということなんだよね。 まあ、ちょっと話が 大きくなりすぎたんだけれども、(苦笑) 私にとっては今回の紅白、 この曲を両親と一緒に聴いたというのがね なんともいえなかったね。 さだまさし「案山子(かかし)」 まあ、みんなよく知っている さださんの名曲だけれども、 横に両親がいる状況で あらためて聴くとね、 なんか両親から直接 語りかけられているようで、 照れくさくもあり、 この曲が流れている間、 どうにも居場所がなかった。。。(苦笑) また、自分ももうちょっと しっかり生きなきゃいかんなと 思いを新たにしたりした。 そういう感覚になれるのって 今では数少ないしね、 これが紅白のいいところだと 思うのだ。 私にとっては今回の紅白は この一曲だけでじゅうぶんだった。 ということで、最後に さださんの「案山子」を 紹介したいと思う。 (作詞 さだまさし) --------------------------------------------------------- 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 城跡から見下せば蒼く細い河 橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突 この町を綿菓子に染め抜いた雪が 消えればお前がここを出てから 初めての春 手紙が無理なら 電話でもいい “金頼む”の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 山の麓 煙吐いて列車が走る 木枯らしが雑木林を転げ落ちてくる 銀色に毛布つけた田圃にポツリ 置き去られて雪をかぶった 案山子がひとり お前も都会の雪景色の中で 丁度 あの案山子の様に 寂しい思いしてはいないか 体をこわしてはいないか 手紙が無理なら 電話でもいい “金頼む”の一言でもいい お前の笑顔を待ちわびる おふくろに聴かせてやってくれ 元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る (JASRAC許諾第J060213317号) --------------------------------------------------------- それでは、またね。(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月09日 18時08分34秒
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