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2007年05月21日
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さて、「かみぽこ政治学」です。
それでは、この記事から。

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天下りあっせん、最大の論点に=民主が根絶法案提出へ-公務員改革

民主党は5日、
政府の国家公務員法改正案の対案となる

「天下り根絶法案」

をまとめた。8日にも国会提出する。
国家公務員の再就職(天下り)あっせんを
全面禁止するのが特徴だ。

政府案はあっせんを
官民人材交流センターに一元化するとしており、
国会審議で最大の論点となる。 (時事)
--------------------------------------------------------------

これは正直、
いただけないですねえ。。。(苦笑)

ご存知の通り、僕は民主党の

「対案主義」

について、いろいろと
書いてきたのだけれども
(2006年1月13日
拝啓、前原誠司さん江:「正しい対案提出主義」とは何か?(前編)
拝啓、前原誠司さん江:「正しい対案提出主義」とは何か?(後編)
2006年3月4日
野党とはなにか?:民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ!(苦笑)(前編)
野党とはなにか?:民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ!(苦笑)(後編)
この「天下り根絶法案」は、
対案主義の悪いところが
出ているものだと思う。

この民主党の対案は、
「天下りあっせん一元化」
という自民党の法案を超える
大胆な改革案として

「天下りあっせん全面禁止」

を打ち出したことなんだけど、
あまりに現実味がないというか
庶民感覚から乖離しているというかね。。。(苦笑)

なぜなら、
「渡辺よっすぃーさんエントリー」で
書いたようにね、
もう国民は10年以上も前から
天下りをなくすなくすと
政治家が言っていて
結局、抜け穴ばっかりで
なんにも変わらないということを
嫌というほど見せられているわけで

「天下り全面禁止なんて
現実的に無理」

という印象を、
即座に持つだろうからね。

「民主党のほうが公務員改革に
より真剣に取り組んでいる」
「政権担当能力がある」

とアピールしようにも、
残念なことに国民は

「民主党は、また机上の空論を出してきた」

ということに
なってしまうと
思うんだよね。

もちろん民主党の対案には

「早期退職勧奨の慣行の禁止」

という、自民党案にはない
問題意識が含まれていて、
それはいいことなのだけれども、
その慣行が出来上がってきた経緯も
考慮されてるようには思えないし、
その慣行をなくすことにより
新たになにが問題になってくるかとか
そういうことに手をつけた
形跡が見られない。

端的に言えば、
早期退職勧奨に手をつけるなら、
同時に、役所に在職時は
低く抑えられていて、
天下り先での給与と退職金で
抑えられた分が
補填されてきたといわれる
公務員の給与水準の問題を
どうするかということ、
要するに

「役人の給料を上げる」

という、国民には極めて
不人気であろうことを
しっかりと検討しないと
いけないのだけれども、
それが検討されてきたようには
思えないのだ。

これは、国民にウケのよさそうなことを
言っているだけであって、
国民には言いづらいけど
大事な問題ということからは
逃げているわけでね。

結局、政府・与党案以上に

「役人いじめ」

にしか見えない案であり、
到底国民の理解は得られないし、
そもそも、法案として
国会に出すほど
議論が重ねられて
練り上げられたものじゃ
ないのである。

だから、民主党が今やるべきは、
いいかげんな対案を出すことじゃなくて
国会の論戦を通じて、
政府・与党案が
「天下り一元化」以外の
早期退職勧奨の問題や
役人の給与水準の問題も
終身雇用した場合の問題などに
手をつけていないことを
徹底的に批判することで、
政府・与党案の問題点を
明らかにすることだと思う。

そして、それらの問題点の
解決策を考えることで、
初めて説得力のある
真の対案を作ることができるし、
国民にとって読み応えのある
マニフェストを作ることが
できるのだと思うよ。

これは、英国の野党・保守党が
やっていること。
彼らは議会に対案は出さないけど
政府案の批判に徹することで
内容の濃い対案を作り
マニフェストとしてそれを
国民に提示しているわけだ。

しかし、公務員改革への対応では
いただけない民主党ではあるが、
別の政治課題に関しては

「政府・与党の徹底批判
→正しい対案の提示」

に至るかもしれないという
動きを実はやっているんだよね。

それでは、後編へ。






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最終更新日  2007年05月21日 09時30分20秒



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