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2007年12月09日
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さて、「かみぽこ政治学」です。

今回の大連立から
小沢辞表提出劇、
そして、小沢辞表撤回劇という
一連の騒動は、
ようやく落ち着いてきましたね。

それで、騒動が落ち着いてみると
結局、ここに戻っちゃったわけでしてね。
(2007年11月2日
かみぽこ政治学レビュー:福田首相は目を覚まさないといけない。

だ~か~ら~♪ いったじゃないのお~♪

いや、別に
開き直っているわけじゃ
ないんですけどね。

結局、スッタモンダが
過ぎ去ってみると
後に残っているものは
なんだったのかということ。

福田内閣が提出した法案は
参院で否決される。

民主党の主張を
ほとんど丸呑みしたものは
成立する。

まあ、それらは
今度は、衆院で否決される
わけですけど。(笑)

厚生労働省の情報隠し、
防衛省の「汚職」問題など
政治家と官僚、
企業の癒着の発覚は
止まらないし、
それによる野党の攻勢も
止めることはできない。

山田洋行のえらいさんは
逮捕されてしまったし
それ以上に、
守屋前防衛事務次官が
逮捕されてしまった。

また、11月15日の
守屋前次官の
参議院での証人喚問では

「防衛商社との宴席に同席したのは、
久間先生と、額賀先生かと。。。」

と、実名が出てきたことで、
現職の財務大臣である
額賀福志郎氏の証人喚問が
政局の焦点となった。

民主党を中心に野党は、
数で上回る参議院で
与党の反対を押し切り、
全会一致の慣例を破って、
額賀財務相の証人喚問を
行なうことを決めた。

。。。と、思ったら、(苦笑)
共産党が反対しだして、
証人喚問が見送りになったり、
この問題もまだまだ
いろいろありそうだ。

まあ、もっとシンプルに
支持率そのものを見ても、
この一連の騒動で
民主党内は動揺し、
世論の信頼を
失ったかに思えたけど、
一旦下がった支持率は
元に戻った。

まあ、上がったとは
言えないけれども。(笑)

逆に、福田内閣の支持率は
下がってしまった。

ところが、テロ特措法の支持率は
上がってきているということで。(笑)

ただ、上がっているといっても、
賛成が50%を
ちょっと超えたくらいで
反対も同じくらい
あるわけだけれども。

これまでも書いてきたけど
自衛隊の海外派遣・国際貢献については
支持・不支持はどんなに振れても
4対6か6対4くらいの範囲で
どちらか一方に
極端に振れることはなかったし、
現在も、その範囲内のことでしかない。

要するに、
物事を突き詰めてみると、
一連の騒動の後に
残ったものは
結局、以下の通りとなる。

民主党は、小沢代表自身が決めて
党内に徹底させていた方針を堅持し、
(2007年10月8日
小沢一郎はなにがしたいのか。(前編)
小沢一郎はなにがしたいのか。(後編)
連立から辞表提出と
1人迷走していた
小沢代表を元の場所に引き戻し、
代表辞任を撤回させた。

それは、小沢代表にしっかりと
教育されていた民主党が
「衆参ねじれ国会」における
自らの立場の強力さを
しっかり自覚していたからだ。

もっと簡単に言えば、

「民主党のほとんどの国会議員たちは、
この臨時国会、うまくやっていると
自信を持っていて、それに疑いがなかった」

ということ。
だから、

「なんで小沢さんが大連立とか
動かなきゃならんのか
さっぱりわからない。

こんなにうまくいっているのに。。。」

というのが、
民主党議員たちの
率直な気持ちだっただろう。

一方、福田首相は
国会運営の困難さを
何一つ解消できなかった。

福田首相の
「話し合い」路線による
民主党への擦り寄りでは
なんにも問題は
解決できないということが、
あらためてはっきりしたと
いうことだろう。

だから、もう一度
言わせてもらいます。

「だから、言ったじゃないの。
福田首相は目覚めないといけない」

そして、この一連の騒動後の
政局については、ここでは
1つ1つは振り返らない。

ただ、見てればわかります。

これまで説明した通り、

(1) 民主党が左側に固まって動かない限り、民主党が強い。
(2) 民主党が「話し合いに応じる」など、右に寄っていくと
自民党にチャンスが訪れる。
(3) 自民党が民主党に話し合いを求めて、
無原則に左に寄っていくと、どんどん妥協を強いられる。
(4) 自民党が原則を決めて強い姿勢で臨んだ時、
初めて民主党と戦うことができる。

これで、政局が今、
どちらに有利に動いているか
だいたいわかりますから。

例えば、また福田・小沢両氏の
党首会談がまたあったけど、
小沢さんにすれば、
党首会談に応じたこと自体が
微妙だということになる。

テロ特への協力を断ったから
いいというものではない。

「まだ、大連立に未練があるのでは?」

とか、民主党に
不協和音が出てくる。

また、テロ特に関して
福田首相が民主党に対して言った、

「賛成できないなら、反対してほしい」

という言葉。そして福田首相が、

「テロ特の衆院3分の2の賛成で再可決」

の腹を決めたらしいということ。
これもいい。(笑)

こういう強気な態度を取った時
初めて民主党を
揺さぶることができるからだ。

更に言えば、
2008年度税調での
税制改革論議で、
消費税率の引き上げを
来年度以降への先送りを
早々と決定した。

これね、一見自民党は
トーンダウンしたみたい
なんだけど、
実はこのほうが
消費税増税を実現するには
理にかなっている。

なぜなら、自民党が早急に、
今年度中に消費税率UPを
実現しようとしたら、
民主党と話し合いを
始めないといけなくなる。

一旦、話し合いを始めたら、
消費税率の上げ幅について
自民党はどんどん妥協を
強いられることになるだろう。

それよりは、消費税論議を
民主党との協議の場に
上げないでいて、

「財政再建と社会保障費の増大から
目を背けてはいけない」

とか、自民党は
もっともらしいことを
言いながら、
今、10%くらいという
議論になってるのを、

17,18,20%。。。

と、どんどん引き上げていけばいい。

そして、以前書いたように、
(2007年10月5日
福田人事について考える(後編):「右」と「左」の距離感と交渉力。
そこから議論を始めれば
最終的に10%くらいが
落としどころとなる。

今、民主党と話し合ったら
10%からスタートして
最後は5%に据え置きに
なりかねない。

つまり、この税制改革論議も
皆さんの実感と
逆かもしれないけど
自民党が議論を先送りする、
つまり、民主党に
寄っていかないことで
実は、大増税の方向へ
どんどん議論を
進めていくことができるのだ。

あと、政策の話じゃなくて
申し訳ないけど
額賀財務相の証人喚問も
民主党が全会一致の慣例を破って
参院の多数決でもって、
強行しようとした時は
勢いがよかったけど、
自民党が強気に出たら、
あっという間に
腰砕けになったでしょ?

これも、自民党が
強気に出ることの必要性を
示している。

ただ、民主党はここで
額賀喚問を深追いせずに
あっさりと引き下がった。

これでよかったんだよね。

ここで変な意地張って、
額賀喚問にこだわっていたら、
いろんな混乱が
起きていただろう。

あっさり引き下がったことで
大きな問題とは
ならなかったわけだ。

このように、民主党は
自民党に寄っていかないで
左側でドンと構えていれば
強いのである。

この臨時国会で成立する
主な法案は、例えば

「年金特例法案」
「最低賃金法改正案」

など、ほとんど民主党の考えを
丸呑みしたような法案ばかりだ。

まあ、そもそもこういう法案は
自民党が強い時には
出すこともできないような
もんだからね。

つまり、そもそも自民党には
思い入れがないものだから
民主党の意向に
沿ったものになるのは
当たり前といえば
当たり前だけどね。

だけど、自民党にとって
そんな思い入れのないものでも
民主党が左側に
でーんと構えてる限り、
自民党は民主党のほうに
どんどん寄っていかざるを
得ないということだ。

このように、
自民党も民主党も
相手に寄っていったほうが
苦しくなりますよというのが、
今の政局を見る
ポイントということになる。

ただ、この衆参ねじれ国会下では、
基本的に、圧倒的に立場が強いのは
野党の民主党であることは
現在も変わっていない。

私は、掲示板でちらちら書いたけど
本当に自民党がこの難局を打開したかったら

「テロ特単一争点での解散総選挙」

しかなかったと思っている。

小泉さんが郵政民営化でやったような
参院で否決された時に、
電撃的に解散をすることだ。

なぜなら、安全保障問題は
唯一の民主党のネックであるわけで
これだけを争点にすれば
自民党に勝機が生まれる可能性があった。

だけど、このテロ特の問題が終わって
焦点が内政問題に移ったら、
これは基本的に自民党にとって
チョンボばっかりであってね。

自民党にとって内政問題は
敗戦処理でしかない状況は
参院選後も変わってないのだ。

年金や薬害の問題は
言うまでもないが、
それ以外でも、例えば

「防衛省の随意契約」

が、問題になっているけど、
「随意契約」というのは、
おそらく全省庁ありますよ。

こういう問題が次々と出たら、
自民党は守勢一方になるしかない。

いつも言っている

「国政調査権」

の行使は、民主党が
こういう問題を追及するのに
これまでにない
大きな武器になるだろう。

私は、へたをすると
福田政権は
来年通常国会終了時には
安部政権なんかより
もっとボロボロで
悲惨な状況になることも
ありえると思っている。

だから、自民党は
テロ特が終わって
通常国会で予算審議に入ったら
解散のチャンスはおそらくない。

解散をやるなら、
テロ特をやっている間だと
私は思っていた。

ただ、福田さんがグズグズしている間に
防衛省の問題が大きくなりすぎて、
もはや、解散というのも
難しい感じではあるだろうね。

それでも、解散しないよりは
まだましかもしれない。

それくらい、実は自民党は
追い込まれていると
私は思っている。

逆に、民主党の立場からすれば
テロ特で深追いしないことが大事。

「問責決議案」

とか、解散を誘発するようなことは
避けるべきだろうね。

極端に言えば、
テロ特に賛成しちゃえば
いいと思う。(苦笑)

どうでもいいんだからさ、
こんなもん。。。(苦笑)

一番大事なのは
国民の生活なのだ、
ということで
いいと思うのだ。

そう考えると、
民主党のネックは、実は

「小沢一郎代表」

だということがわかる。

今の民主党は
小沢代表以外は
ほとんどこの部分で
グラつくことは
ないのだからね。

私が前回のエントリーで

「もう、小沢さんを慰留する必要はない」

と書いたわけだけど、
果たしてどうかな。

ということで、
大連立騒動以降と
今後の政局について
つらつらと書いてみました。

どうなりますかね。

それでは(2)へ。






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最終更新日  2007年12月10日 01時09分44秒



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