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小学校1年生の時、学芸会(学習発表会)で一寸法師の劇をしました。私は、おばあさん役でした。衣装も自前で用意し着付けもお母さんでした。練習のときは、制服で舞台稽古も一生懸命練習しました。本番当日、おばあさん役の私は、茶色と灰色の縦縞の地味な着物でした。主役の一寸法師は、煌びやかな凛とした袴姿でした。お姫様役の同級生の子は、きれいな着物で着飾ってもらっていました。それも複数人数でした。私は、その劇を終えてからもしばらくは、お姫様役の人のようにきれいな着物を着たかったと思い続けました。先生とお母さんに、長いセリフをよく覚えて頑張ったねと褒められ、その気持ちは口に出せませんでした。幼い女の子がお姫様にあこがれるのは自然なことでしょう。でも、リアルなあの場面を思うたびに、悲しみに似た感情が思い起こされて、自分の心の奥底に沈みこめていました。同じ演じるなら、自分をハッピーにしたいですよね。あの時の感情を今でも的確に表現できません。
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Last updated
2011.03.21 01:16:55
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