日曜日のこと、久々に興奮した母に唖然!
とにかく、帰るコールが始まった。ここ数カ月で少し落ち着いた感があったはずだが、何故か勝手に帰ろうとする母。
昼食後、電気椅子(健寿)に座っていた母の、通電スイッチを入れた私のせいかもしれない。健康に良い電気治療の椅子のことだが、我が家では、もう何十年も利用している。私は、慣れているので何時間通電しても眠くなるだけで、特に影響はないが、もしかして、脳波の血流に支障があるタイプの認知症の母にとっては、長時間の通電によって、何らかの変化が起きたのかもしれない。その日の夕方は、何度も勝手に一人で帰ろうとした。諫めても納得しなかった母の口調は、何ヶ月も前の状態(デーサービスに通う前)に戻った気がするほどだった。とにかく落ち着いてもらわねば・・・、晩御飯の支度どころではない。みんなに諭されながらも自己主張をやめない母に、先ずは夕食を食べてからにしようと、何とか時間を確保。その後入浴就寝と、どうにか翌日に対策を講じることにして、収まりがついた。翌朝は、何事も無かったかのように(日々新)、デーサービスのお迎えの車に乗って行ってくれた。しかし、月曜日は、服装も身だしなみも最近に見られないほどの様子で、しっかりした雰囲気があり、尿失禁もなく会話にも良好な変化があった気がした。打って変わって今日は、朝からボヤボヤ感が半端なく、昨日までの強烈な副作用かなと思った。もしかして、電気治療もやり方(通電推奨時間15分厳守)によっては、良好な効果が得られるかもしれないと思えたことと、記憶がどこまで回復できるかの微調整はきっと難しいことだとする予見が、私の中で錯綜し、素人判断は危険だと自ら結論付けている。認知症は改善するというのは本当なのだろうか?今回のことで、中途半端に改善が見えたとしても、よい方向に向かわせることは困難そうだ。お互い生身の人間付き合いで、実験のような葛藤を繰り返すのは辛い。たまたまの出来事で、混乱したのは事実だ。
とは言え、今日を無事過ごせることに感謝!
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