カテゴリ:Overseas US
ヨセミテ国立公園はシエラネバダ山系の渓谷美を保つ為、1890年10月ジョン・ミュアーの努力もあって国立公園に指定されました。
ヨセミテは5億年前海底にありましたが、地殻の造山運動で地中の岩が押し上げられ、冷えて花崗岩の岩盤を造り上げました。その上に氷河が発達しハーフドーム、エルカピタン等の断崖を生んだのですが、その後溶け出す過程で氷河特有のU字谷となりました。 ヨセミテ国立公園は、渓谷だけでなく高原、山岳を含む大きな公園で、海抜600mから4000mの高低差がありますので、多様な自然を提供しています。高山特有の野生生物、ジャイアント・セコイア樹木の森、そして麗しのヨセミテ渓谷です。 公園内の道路整備が発達していますので、車を使って主要な見物は全て出来、豊かな自然を満喫することでリラックスし、リフレッシュ出来るのですが、車を降りてサイクリング(貸し自転車があります)、散歩などで一層楽しみを深めることが出来ますので是非試して下さい。 ヨセミテ村で清冷な川の流れを聞きながら、山岳、滝を見上げるも素晴らしいことですが、夏季のみ開かれているGlacier Point RoadをドライブしてGlacier Pointに行って見て下さい。 ヨセミテ渓谷全体を見渡せることで知られるトンネル・ビュー・ポイントからきつい登りになって暫く行きますとGlacier Point Roadへの分かれ道がありますので左折してドライブを続けますと30分程でグレイシャー・ポイントに着くことが出来ます。 海抜2200mのグレイシャー・ポイントは360°視界が開けて訪問者を感動させる場所です。約1000mの真下にヨセミテ村が見えますので恐ろしい程ですし、標高2700mのハーフドームは殆ど見上げると言うより目の高さに見ることが出来ます。ハーフドームの下にあるミラー湖は渓谷の底に豆粒の様になっています。 左に眼を転じれば、全体で740mの落差を誇るヨセミテ滝は遙か遠く下の方に見え、ぐるりと見渡せばシエラネバダ山系が360°囲んでいるのです。 1000mの断崖で世界的なロッククライミングのメッカであるエル・カピタンは残念ですが見えないのですが・・ 車で行ける場所でこれほど将に息をのむ景色を提供してくれる場所は、他では見当たりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Overseas US] カテゴリの最新記事
|
|