カテゴリ:Little Journey
親友の一人が鬼籍に入って2年半となりましたので、都合の就く二人で墓参することにしました。
場所は神戸市郊外の「西神墓園」と言う市立の大きな墓園ですので、新神戸駅でレンタカーをして約1時間で到着することが出来ました。 生憎、管理事務所は火曜日の定休日で、「供花と線香を何処で買帰るのか?」と当直の職員に尋ねましたら、「裏に無人販売所を設けてありますので、其処でお求めください」と言うことで、墓園周辺は野原や里山林の続く場所ですので助かりました。 墓周りの草取りをして、供花と線香で冥福の続くことを願い、記念にタイマー撮影しましたが、ほぼ立ち位置は大学卒業時と変わっておらず、後ろに立つ友人が墓石になったのです。 51年前の若かった風貌は、すっかりと老いぼれた老人の姿ですが、自然の摂理で仕方がありません。 午後1時を過ぎ、帰りの予定は新神戸駅で午後6時と考えていましたので、明石海峡大橋を渡って、中心都市の洲本市まで行って其処で遅い昼食を取ることにしました。 明石海峡を跨ぐ明石大橋は巨大で、サンフランシスコのゴールデンゲイトブリッジよりもスケールが大きいので、日本の橋梁事業の粋を見る思いがしました。 淡路島は佐渡に次ぐ大きな島でしたので、なかなか洲本市には着きませんで、到着は午後3時を過ぎてしまいました。 港町の感覚で食堂を探したのですが、大きな都市でもあって見つかりません。仕方なくショッピングモールに入ってインドカレー店で遅い昼食となりました。 折角ですから、何処か観光でもしてから帰途に就こうと、見上げますと海岸段丘の上に城が見えます。 車で行けますし、駐車場もあると言う事でしたので、急遽訪問してみることにしました。 城址の石垣は堅牢で、崩れは殆どありません。大阪城の石は淡路島産との記憶もありますので石工が発達していたのでしょう。 秀吉時代には重要拠点とされ、家康時代には放置同然となった洲本城は、歴史を回顧出来ることが魅力の様でした。 朝6時半出発、午前0時帰着の日帰り旅でしたが、墓参も観光も出来た充実の一日となりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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