榎津神社は菅原道真を祭る天満宮であり、奥の宮には地場産業である漁業の豊漁を願っての琴平宮が設置されているのでしたが、今年不審火によって焼失してしまっていました。
下から見てみますと、神社の木々の一部が茶色に枯れています。
奥の宮まで登ってその現地に行きましたら、神殿は完全に焼失し、黒い木材と化して畳まれていて、周辺の木々は炎を受けて無残にも枝が枯れていました。
奥の宮ですからその高さは20m程、放水も困難を極めたことでしょうし、よくも山火事にならなかったものだと驚きました。
周辺の人達によりますと、南風で山火事になるだろうと懸念し、何とかホースを繋げて消火活動をしようとしていますと、急に風向きが北風に替わって、山火事への延焼を防ぐことになったと言うことで、神の仕業はあるのだと実感したとのことでした。
榎津神社も、榎津郷が限界集落となって氏子の数も激減しましたので、再建は困難とも思われますが、家内の実家も氏子でしたので、献金の要請があれば多少とも応じて行きたいと思っている処です。