五島列島の新上五島町にある標高440mの三王山、山岳信仰の山で、遣唐使の時代に最澄がこの山に入唐成就のお礼詣でのために日吉神人と共に訪れ、比叡山延暦寺の守護神・山王権現を祭祀したと言われており、山麓の荒川集落に一之宮、八合目付近に二ノ宮、山頂に三之宮が奉られています。
国道384号線の若松郷荒川地区から三王山林道に入りますが、未舗装の山道で、ガードレールも無い処が殆どで、注意深い運転を心掛けて、漸く終着点の駐車場に着きましたが、林の中にあって展望がありません。
訪れた日は34℃の真夏日でしたが、山頂までは日陰の林間コースなので30分掛けて頂上の神社に汗だくになって到着、よくも熱中症にならなかったものでした。
家内の従妹が同道してくれて、冷たいAquariusを持参してくれ途中で飲ませてくれたお蔭でした。
台風7号で、三之宮は拝殿入口と本殿後部が壊れていて、被害甚大となっていました。
その横を通り抜けて直ぐの山頂には、展望台が設置されていましたが、周囲の木々が大きく育って視界が遮られていましたのは残念でした。
それでも西海国立公園の白眉ともされる若松瀬戸が良く見えました!