今朝の新聞裏面に写真家中谷吉隆さんの「ザ・レクイエム」展が掲載されていて、里見弴編もあって、庭で撮った写真での逸話が書かれていました。
「君、小津アングルだね」って言われ、後で小津安二郎監督の「東京物語」を観て、成程と思いました。これが人物写真のスタートでした。
里見弴(1888 – 1983)は、日本の小説家。本名:山内 英夫。日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
終生鎌倉に住み、鎌倉文士のまとめ役だった。その縁で戦後は大船の撮影所にもよく出入りし、小津安二郎監督とも親しく小津と組んでいくつかの映画の製作にもかかわった。1958年(昭和33年)の『彼岸花』は小津と野田高梧の依頼を受け、映画化のために書き下ろしたものである。
彼の代表作は1922年から翌年大晦日まで、時事新報に連載した「多情仏心」と思われますが・・
有島武郎(兄)、有島生馬(兄)と言う文筆家がいて、養子先には弟山内静夫(四男)がいますし、映画俳優森雅之氏は甥と言う芸術一家だった様です。