佐藤錦の旬は、10日~2週間。だから、いろいろな産地のを
食べ比べしたり、普通の作物のようにシーズン途中や最後に
出てくる「訳あり品」を気長に待ったり・・・ができません。
最初の選択が、今年最後の選択になるかもしれない、真剣勝負。
一般に山形県産佐藤錦=高級ブランドとして知られていますが、
山形のどの地域の佐藤錦かが、味の違いにつながります。
以下は、一般論ですが、山形県内代表6産地の傾向と対策です。
東根産:佐藤錦原木がある、佐藤錦のふるさと。痩せた土地で採れる作物特有の濃厚な甘味があり、管理栽培の徹底で色も美しい。雨がちょっと多いだけで、実割れ・甘さ不足になってしまうのが弱点。 |
山辺産 :「皇室献上品」としてのブランド力があり、葉取りなどの管理も徹底されているため大玉で甘味が強く、実も美しい。土壌は肥沃系。生産量が少ないので、大玉の美品の価格は1kg1万円以上。 |
上山産:糖度だけでは語れない「旨味」を持つ、独特の味わい。ほのかな酸味が、計測値以上の甘味を生み出し味わい深い。土壌は肥沃系。ブランドイメージは東根・山辺にかなわないが、佐藤錦本来の味わいが、一番安定している産地かもしれない。 |
天童産:川を挟んで東根地域に隣接しているので、産地特性はほぼ同じ。ブランドイメージの分、上級品でも東根より安いのがうれしい。 |
南陽産:県南部なので、露地物収穫はもっとも早い。土壌は肥沃系。味は甘酸っぱさが前面に出るので、強い甘さだけを求める人には向かないかもしれない。 |
寒河江産:主に観光農園(さくらんぼ狩り)地域。出荷目的でないので、色づけや葉取りなどの管理は、それほど徹底されていない。山形県産佐藤錦の中ではもっとも安価で、もっとも大味の部類。ただし、一部の生産者さんのものは極上品。その差が大きい。 |
山形県産:上記6大産地+その他の県内産の総称。東根・山辺・上山産の上物は、特に産地が目立つように表記される傾向。ただ「山形県産」とだけ記載されているものは、佐藤錦のなかでもランクの低い産地かも・・・(^^; ただし、ブランド的産地の隣接地域のは、味わいがかなり似ているので、お買い得♪ 価格的な上物の目安は、バラ詰めで秀品L500g=2,500円前後から。これ以下のものは、産地が同じでも味にかなりのバラつきがある可能性が。 |
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上のチャート図は、かなり大げさに間隔が開いてます。
実際は、もっともっと狭い範囲で、微妙な味の差があるんです(^^;
そして、日本で一番甘いと豪語する佐藤錦は、
北海道産・・・(@_@)
佐藤錦の世界は、深淵です。
◆・・・◆・・・◆
この佐藤錦でグルメ大賞を取っちゃった清川屋さんのは、
東根とその周辺地域の生産者さんのもの。
産地的に天候による味の差が大きいんですが、清川屋さんの
フルーツ目利きは、かなりのレベルです。ちなみに、楽天最高値の
さくらんぼも、共同購入人気ナンバーワンの山形県産佐藤錦も、
清川屋さんの扱いです。
うちの場合、佐藤錦は上山市のご贔屓生産者さんから直送ですが、
この時期、やっぱり清川屋さんのフルーツにお世話になります。
そのフルーツは、庄内産アンデスメロン。アンデスメロンのくせに
こんな美味しくていいのか~っ!と叫びたくなるくらい(笑)
去年はあんまりおいしくて、2回リピートしちゃいました(^^;
このアンデスメロンの他に、やっぱり絶叫物の最高においしい桃、
完熟ミニマンゴーなど、6月中に予約しとかなきゃのフルーツが
いっぱい。だから6月は、フルーツ貧乏月間です(^^;
・・・以下は、ほとんど自分用メモ(笑)
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