わたしのNOT TOO LATE チェロ日記

満月である。障子を通して月明かりが部屋に入ってくる。外に出てみると、心なしかひんやりするが、室内に戻ると、ここは２階なので30度もある。
ﾍﾞﾗﾝﾀﾞに扇風機を置いて、外の空気を室内に吹き込んでみたら、結構涼しい。

その風にあたりながら、小1時間ほどチェロで「流す」。すなわち譜面も何も見ないで思いつくままにあの曲、このメロディと弾きつないでゆく。もちろんビブラートの練習をしながらである。

今やっているようなビブラートではそのうち、大修正が加えられるのだろうが、とりあえず、それなりの効果は感じるので、やらないわけにも行かない。
なるべくゆっくり、ゆったり揺らすことを心がける。

そとの月明かりを感じながら、例のMoonlight　Serenadeもやってみる。自分のパートは1,2箇所をのぞいて覚えてしまった。この曲もビブラートなしではやっていられない・・。
大昔（およそ35年くらい前か？）の、「クリープを入れないコーヒーなんて」というテレビのCMをなぜか思い出す。

きょうは職場で一般住民を対象とした1時間半ほどの講演めいたものを済ませたので、なんとなく開放感に浸りながら気持ちよく「流した」。ストレス解消にはもってこいなのだが、こんな「流す」ことばかりでは、いっこうにレパートリーが増えない。Bachの無伴奏も2番のプレリュードまでで止まったままだ。

アマオケへの参加時期もむずかしい判断だ。来春に思い切ってトライするか？まちっと待つか？
もうすぐチェロを始めて丸4年になる。