きょうからあさってまで実家に来ているので、実家のパソコンから入力している。その間チェロはお休み状態である。暑いさなかに重たい楽器を背負ってくる元気はちょっとなかったのである。
一昨年、チェロを買って初めての年末、怖いもの知らずで飛行機に乗せて飛んできたことがあった。往路はすいていて係員のはからいで、楽器を客室内まで持ち込ませてくれたのだが、ケースが前の座席との隙間に収まらず苦労した。帰路は手荷物に預け、現地で別途受け取りにしてもらったが、やはり不安だった。しかし結果的には楽だった。
あのときは実家に到着してケースを開けたとき、弦は移動中の振動などのためか、ほとんどが緩んでしまっていた。あの時よくぞ魂柱が倒れなかったものだと思う。その後、日常の弦の張替えのとき、弦を一度に緩めたせいで魂柱がコトーンと倒れてしまったことがあったからだ。会場に持ち込んでみたら魂柱が倒れていた、という事態がおこったとき、普通の演奏家は自分で直せるのだろうか?
弦といえば1年前に替えたきりである。A弦とD弦はラーセン、G弦とC弦はスピロコアを通販で買って使っているが、いろいろ試してみるお金もないので、近々替えるときにどうしようか迷っている。現状では多くの人がそうであると思うが、D弦の鳴りがいまいちである。これは構造的なものであって、弦のせいではないと思っているのだが。
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