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報告遅れましたが、すでに新聞各社やテレビで報道されていたように、京大・山中先生の受賞は見送られましたね。 僕は昨日月曜日の18:20頃からずっとネット中継にしがみついていたのですが・・・、残念・・・。 結果的に、今年のノーベル医学・生理学賞は1978年に世界初の体外受精児を誕生させたイギリスのロバート・エドワーズ(85)に贈られることになりました。 30年以上も前に開発されて現在では世界中で普通に使われるようになり、その恩恵に預かれた患者さんも多数すでに存在する技術である「体外受精」 「体外受精」から見ると、まだ臨床的には何も生み出していないiPS細胞とでは、ノーベル賞授賞という観点から見ると「まだまだ」という判断になったのでしょうね。 言われてみるとその通りで、PubMedで検索フォローしてみると"iPS"というタームを含む論文は毎週洪水のように世に出てきておますが、”ヒトに実際に用いる”ためにはまだまだ技術的改良や安全性の担保、前臨床としての大動物実験のデータの積み重ねがいましばらく必要でしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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