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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:実家の母
昨日、母の主治医から説明がありました。
母は一見、回復に向かっているように見えました。 毎日の輸血のおかげで、貧血もやや軽くなり、 手足のむくみも減り、ぎっくり腰の痛みも減っていました。 でも、母の元々の貧血の原因、胃からの出血が 収まってくれないので、輸血で保っている状態だそうです。 母の胃は、ギリギリのところまで来ていたのでしょう。 そこにぎっくり腰が起きて、引き金になったのでしょう。 ほんの一週間前に、2人で足湯に行ったのに、 その前は、叔母のお見舞いだって通っていたのに、 9月20日が誕生日で、1日遅れで秋の服をプレゼントして、 これを来て、またお出かけしようって言ってたのに、 9月25日には、一面の彼岸花の中を散歩して、 「かわらよし」の焼き魚定食を美味しいって食べてたのに、 母がもう病院から戻れずに、ホスピスに移るだけなんて。 悲しくてたまりません。 でも母はまだ生きていてくれています。 生きていてくれる以上、私には泣く以外に、 出来ることがあるのですよね。 ご縁あって、この日記を読んで下さった皆さん。 私は昔、生きてることなんか当たり前だと思っていました。 でも、実際、命は有限で、生きていることは恩寵でした。 母は一昨年に末期がんが見つかり、年内と言われたのに、 1年半の間、それなりに元気に、私と過ごしてきました。 胃癌は苦しむと言われていますが、母は今のところ、 発覚した当初に苦しんだくらいで、痛みとは無縁でした。 このことを、本当にありがたいと思います。 母と出かけて、きれいだねと景色にうっとりする事が、 たくさん、たくさんありました。感謝しています。 6月の京都で、蛍にうっとりしていた母や、 8月の花火を見て、花火に歓声を上げていた母が、 昨日の事のように思い出されます。 母の残された日々が、母にとって、 できる限り優しい日々になるように、 私に出来る事は、なんでもしてあげたいと思います。 幸せっていうのは、命の長さじゃなくて、 多分、心の平安なのだと思います。 母の心が、できる限り平安の中にありますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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