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感情は本能と同じぐらい差し迫って思えますが、そこには新たな発達があります。
本能と感情の間の対立は、多くの痛みや混乱を伴いながら人間が進化し学習してきたことを私たちに教えてくれています。 あなたは、自分の中の恐怖と欲望にしっかりと意識を向けなければなりません。何故ならそれらの感情は、名前をつけられて初めて存在するものだからです。本能的な脳は、名づけはしません。 感情の中枢は大脳辺縁系であり、その複雑に入り組んだ構造は、長期記憶や嗅覚とも関連しています。それは、辺縁系がにおいと記憶と感情を統合させるからです。 辺縁系は進化の早い段階で、爬虫類脳の次に発達してきたからです。辺縁系の中でも感情は嗅覚よりもあとに発達した可能性があります。 私たちは、原始的だからといって本能的な脳を軽視する傾向がありますが、それは誤りです。 本能は高次の脳がうらやむほどのある種の確信を持って、トラブルの種をかぎ分けることができます。本能的な脳は、疑念を抱いたり考え直したりすることがありません。また、恐怖や欲望の衝動を抑えることはできません。 感情的な脳の出現と共に、意識は、生存を目的とする本能から離れて働こうとするようになります。感情は、自然に沸き起こってくる場合でも、何らかの意味を持ち、人は誰でも自分の感情の意味について、責任を持とうとするものです。 感情的な脳が感情を抱くのではありません。感情的な脳を使って、あなたが感情を抱くのです。 あなたの感情は、感情こそが唯一重要であるとあなたを説得します。過剰な感情は、心身を疲れさせ、心と体のシステム全体を消耗させます。 あなたが自分の感情を長期にわたって甘やかしすぎると、あなたは感情の奴隷となります。しかし、逆に自分の感情を抑制しすぎれば、毎日の生活の中で、自分が何を感じているのか分からなくなります。そうなると、知能だけあれば十分だと言う幻想が生まれます。隠された感情が実際にどれほど強力であるか無視すると、いずれあなたは、無意識の行動と言うリスクを冒します。また、感情の抑制は病気のなりやすさとも強くかかわっています。 感情的な脳への対処法 感情的な脳のバランスをとりましょう。 1、感情の生まれるまま、消えるがままに任せましょう。 2、自分の正しさと他人の誤りを正当化して、ネガティブな感情にしがみつくのは止めましょう。 3、自分の感情面の弱点を直視しましょう。 4、自分の弱点が現れたら、その弱点の監視を始めましょう。 5、自分が今、示している反応は本当に示す必要のある反応なのか自問しましょう。 にほんブログ村←ポチッとお願いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.24 17:51:18
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