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カテゴリ:旅行
コスタリカ旅行記です。
記録調に淡々といきます。 - 3月23日(日) - 早朝の便でボストンを出発し、午後に首都サン・ホゼに到着。 空港は超立派。ボストンのローガン空港より新しくてきれい。ここから、かのインテルの半導体を空輸しているのだと思うと、感慨深いっす。 空港で会ったアメリカ人バックパッカーとタクシーをシェアして、市内へ。 Lonely Planetで目星をつけて置いた安宿は、2件とも満室。 春休み中の学生たちが、各地から押し寄せている模様。 市内を歩き回った挙句、なんとか、手ごろな宿を発見。 一泊40ドルと高いが、きれいなので、まあいいかってことにする。 - 3月24日(月) - コスタリカ北部にあるジャングルや火山地帯に向かうべく行動開始。 安い公共のバスで動こうと思って、ターミナルにいってみたら、なんとその日のバスは満席。 春休みパワーおそるべし。。。 昨晩の宿探しの苦労との合わせ技で、これにて完全に戦意喪失。 今回の旅は5日間と時間もないので、貧乏旅行戦略から、パック旅行戦略に切り替える。 手ごろなツアーを探すべく、市内の旅行会社へ。 北部にある活火山「アレナル火山」と、ジャングル地帯「モンテベルデ」を回る二泊三日のコース、宿泊費・交通費・一部の食費込み390ドル也で手を打つ。 午後からは、コスタリカが誇る最高学府のコスタリカ大学へ。 大学に向かう路線バスの中で、コスタリカ大学の建築家の学生と仲良くなる。 いろんな職業を転々とした挙句、やっと大学に入れて、卒業したら、お金を儲けるべくアメリカなど海外の建築事務所で働きたいとのこと。 「コスタリカはポテンシャルのある国なんだから、ここに残って働いて、国の発展に貢献したほうが、かっこいいと思うんだけどなあ。」と、僕の身勝手な理論を押し付けているうちに、バスはキャンパスに到着。 キャンパスは、緑が多くて、きれいでした。 流行っぽいファッションに身をつつみ、芝生の上でにぎやかに話している学生たちは、日本の学生たちととても似たものがありました。 写真は、首都サン・ホゼの中心部。 - 3月25日(火) - 旅行会社のツアーバスで、アレナル火山へ。 同乗者は、アメリカ人の家族連れ(祖父母、父母、子供たちという大家族)と、コロンビア人の家族。 一人旅は僕だけだったので、強引に家族たちの会話に入ってみたりする。 コスタリカはとても山がちな国で、こんな感じの美しい丘陵を越えて、バスは進んでいく。 こういう丘の斜面にコーヒーやバナナの木がたくさん植えられています。 バナナは、熟れつつある房の部分に袋がかぶせてあったり、さすが本格仕様の栽培をやってます。 途中休憩した農場で、マンゴーをがっつり。 アレナル火山には約4時間のドライブで到着。 火山は、北海道にある羊蹄山みたいな、すり鉢さかさま状の山。 火山のふもとにある温泉へ。 温水プール風になっていて、子供の頃よく遊びにいったルネッサンス金沢という温水プール施設を髣髴とさせた。 日暮れ時に、火山から流れ落ちる溶岩を見に行く。 遠すぎて、迫力は今ひとつだったが、真っ赤な岩がごろごろと山の斜面を落ちていく様子は、なかなか不気味でした。 - 3月26日(水) - 午前中に、ジープとボートを乗り継ぎ、ジャングル地帯「モンテベルデ」へ。 深い山の中にあり、年中雲の覆われているうっそうとしたジャングルで、湿度がやたら高い。 僕の背丈くらいあるゼンマイ(山菜の一種)に遭遇。 死んだばあちゃんが見たらおったまげそうだ。 夕方から急に気温が下がって寒くなってきたので、退散。麓の町「サンタ・エレナ」に戻る。小雨の中、帰路の山道を歩いていたら、心優しいイギリス人のカップルが、ジープに乗せてくれた。 サンタ・エレナに降りてくると、こちらの天気は快晴。 屋台のアイスクリームを食べながら、ぼけーっと、空を眺めていると、ものすごい速さで雲が流れていく。 そして、あれよあれよという間に、空がまた雲で覆われ、雨が降ってくる。 なんて、変わりやすい天気なんだ。 日暮れ前に、ホテルに戻って、ビールを飲む。 バーテンのお兄さんに、「日本から来たんだ」といったら、「おーー、遠路はるばる大変だったな」ということで、ビールを2本とつまみのピーナッツをただでくれた。 カウンターでビールを飲みながら、藤原新也の「西蔵放浪」を読んでいたら、オーストリア人の旅行者が話しかけてきて、「ウィーン少年合唱団」の映画について盛り上がっているうちに夜が更けていく。 (写真 – ゲバラさんはどこにいってもヒーローなのですね) - 3月27日(木) - 飲みすぎて、朝寝坊。 サン・ホゼに戻る午後のバスまで時間があったので、近くにある「Butterfly Garden」というのに行ってみる。 これは、昆虫好きの僕にとっては、かなりヒットだった。 熱帯らしい怪しげな模様の蝶がふわりふわりと舞っている。 コスタリカの国蝶といわれる鮮やかなコバルトブルーの大きな蝶の写真を撮りたかったが、シャッターチャンスなし。 バスは、午後1時半に出発し、断崖絶壁の未舗装の山道をがらがらと下りていき、サン・ホゼには、5時ごろ到着。 - 3月28日(金) - 丸一日かけてボストンへ。 * * * あっという間の短い旅行でしたが、いい気分転換になりました。 やっぱり、あったかいところにいくのはいいもんですね。 自然も美しいし、治安もよく、インフラもまあまあで、本当に旅行のしやすい国でした。 空港などの官営施設も快適に使えるし、旅行会社・バス会社・ホテルの連携プレーも完璧だし、人々も感じがいいし、官民あげて観光業を盛んにしようと努力しているのは、まさにポーターのケースのとおりでした。 モザンビークとかも、こういう風になるといいのになあ、と思いました。 * * * さてと、これから勉強に戻ります。 今週は、ひさびさにマートン教授のファイナンスの宿題が出ています。 「神の声」の真髄といえる、「Continuous Time Finance(連続時間ファイナンス)」と「Dynamic Replicating Portfolio」の概念を使って、ファンキーな金融商品のプライシングをしていきます。 っていっても、単に連立方程式を死ぬほど解きまくるだけなのですが。 中学3年生に戻った気持ちで無心に解こうと思います。ふー。 ちなみに、流れゆく時間をできるだけ小さく分割して、金融商品の値動きを見ていこうという考え方は、マートン教授が、日本人数学者の伊藤さんという人がロケットの軌道を分析するときに用いた手法からヒントを得て、思いついたそうです。 伊藤さんと日本の数学界のありがたみをかみしめつつ、今夜は過ぎていきそうです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 30, 2008 09:23:17 PM
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