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子どものびのびネットワーク

[子ども・子育て・家族] カテゴリの記事

全62件 (62件中 1-50件目)

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映画「あしかび」上映会

私が副会長を務める（社）長野県社会福祉士会が、下記の日程で児童養護施設の子どもの姿を描く、映画「あしかび」を上映することになりました。　http://www.kazesoyo.com/ 　あしかびホームページ　日時：２０１１年３月１９日９：３０－１２：００　場所：長野県社会福祉総合センター（長野市若里、ビックハット前）　費用：無料制作意図　上記Ｈｐより引用　　　　岩手県の県都盛岡市の北に位置する閑静な住宅地に、児童養護施設「みちのくみどり学園」はあります。高度経済成長期という繁栄の時代の波に逆行するように、昭和32年に虚弱児施設として創設され、「先駆的・開拓的・実験的」を運営の基本理念として、長年に渡り、地域にその任を果たしてきました。　平成10年、児童福祉法等の一部改正により、児童養護施設に移行した現在では在園児童の約７割が被虐待児と言われ、県内各地域の親元を離れた子ども達がここで集団生活を営んでいます。　選んでここを訪れる子どもはいません。ましてや選んで託す親もいません。必然的介入を余儀なくされた家族が分離し、ここから再生のための一歩に踏み出すのです。　地域養護の中で子どもたちの成長を支える施設職員。岩手の中間山地・西和賀町や一関室根町の自然や文化を通しての人々と子ども達との交流は、映画の作り手に明るい兆しを感じさせました。　根を持たない人間は、時に頼りなく、儚い存在かもしれなません。けれど地域には、土に根を下ろし、地下を這う多年草のような力強い生き方をする人々がいます。幾たびも己の季節の花を咲かせる慎ましい生き方が、まだこの岩手にはあります。　一度は深く傷を負った心が、再生のプロセスを辿る道のりは長く困難かもしれません。しかし私たちが、この映画から描こうとするのは子どもの尊厳です。どんな時代でも子どもは世界の希望なのです。冬の厳しさを越え、鮮やかな生命を芽吹かせる葦牙（あしかび）のように…。　

January 31, 2011

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「モンスター」という用語法

　近年、「モンスター」という用語法が無造作に用いられる傾向がある。その中でも、最も頻繁に用いられるのが「モンスター・ペアレント」であろう。　マスコミや、責任ない一般市民がこの用語を用いることにとやかくいうつもりはない。しかしながら、学校教育関係者や、ましてや相談関係者がこの用語を使うことは、極めて憂慮すべき事態である。　関係性は常に相互的である。一方が関係性を断てば、関係性は断絶する。　職業的に関係性の維持・継続・発展を求められる職者が、一方的なラべリングによって、関係性を断つことは、ほとんど業務放棄に近い。　人を、「モンスター」呼ばわりすることは、徹底的に関係性を断絶させる。言葉には、意味があるのである。慎重に用いられたい。

October 9, 2008

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子ども・子育て家庭福祉関係論文集

　公開可能な論文をぼちぼち載せていこうと思っています。参考になれば幸いです。まずは、「子どもの居場所」です。

September 23, 2008

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いまだに体罰の議論か！

　とある掲示板の議論に参加し、子どもに関わる職業者の中にいまだに少なからぬ「愛のむち」的な体罰肯定論があることに驚かされました。　これは大きな問題です。以下に私の見解を示します。　お金をいただいている限り、それは職業者です。職業者は、職業者としての倫理を必ず有します。　波平さん的な、近所の頑固おやじの拳骨もいけないのかというご意見もいただきましたが、近所のおじさんと職業者はそこが決定的に異なります。　職業者であれば、コンプライアンス（compliance 法令順守義務）を有します。児童養護施設・保育所や放課後児童健全育成事業の法的枠組みを利用している事業であれば、児童福祉法を遵守するのが義務です。　そこに体罰肯定の規定などありません。　児童福祉施設最低基準の中には、（虐待等の禁止）第九条の二　児童福祉施設の職員は、入所中の児童に対し、児童虐待の防止等に関する法律（平成十二年法律第八十二号）第二条各号に掲げる行為その他当該児童の心身に有害な影響を与える行為をしてはならない。（懲戒に係る権限の濫用禁止）第九条の三　児童福祉施設の長は、入所中の児童に対し法第四十七条第一項本文の規定により親権を行う場合であつて懲戒するとき又は同条第二項の規定により懲戒に関しその児童の福祉のために必要な措置を採るときは、身体的苦痛を与え、人格を辱める等その権限を濫用してはならない。　の２項目があります。　また、国際的な条約である子どもの権利条約は国内法の上位規定として遵守されなければなりません。　これは個人の価値観・経験を超えたものであることを、職業者であれば自覚しなければなりません。

September 16, 2008

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児童館職員研修会

　私は児童館という場に大変期待をかけております。が、現状の職員体制は問題で一杯です。「長野県児童館連絡協議会東北ブロック研修会」テーマ：個別援助活動のありかたと児童クラブの役割講師：こどもポストマン日時：２００８年１１月５日１３時から１７時対象：児童館職員事務局：須坂市教育委員会　026-248-9010

September 10, 2008

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子どもの育ちと親の学び

長野市立三輪小学校ＰＴＡ講演会　「子どもの育ちと親の学び」日時：９月２日(火)　１４時半から１５時半場所：三輪小学校講師：こどもポストマン内容：１、子どもの育ち「子どもが変わった」「子どもが変だ」と言われることがある。果たして子どもは以前と比べて大きく変わってしまったのか。　私の基本的認識⇒子ども自身は今も昔も変わらず「子ども」である。変わったのは子どもでなく、社会から子どもに向ける視線であろう。　かつて、子どもは“担い手”であった。子ども社会、子ども文化の担い手であったのは言うまでもなく、家業の担い手であった。　現在、子どもは“消費者”であることを求められている。携帯、ゲーム、ネット、ファッションetc。問題とされる商品・サービスを売っているのは大人である。そして、大人が生産した教育商品・サービスの消費者であることも求められている。『多様化』と呼称される状況も、主に商品選択に関して言われるようである。　生理的早産である人の子は、大人が形成する環境に大きく規定されつつ成長する。このことは忘れてはいけない基本であろう。２、親の学び　この資格社会の中で、親となる資格は存在しない。完全な親マニュアルなども存在しない。無論のこと傾聴すること自体は大切であるが、年配者の子育て訓話が通用するほど、社会の変化は緩やかではない。それは昔に培われたお話であるから、今聞いてもやはり昔話となる。子どもの育ちが、社会環境に大きく規定されるのであれば、親は社会の何がどう子どもに影響するのか学んでいかなければならないであろう。子どもの育ちを通して、親が学ぶべきことは多い。では、どう学ぶのか。３、「わからなさ」からのつながり　とかく「わからないこと」は多い。「わが子なのにわからない」というのはあたりまえのことである。乳幼児のころは、もっぱら子どもは親の影響で育つ。学齢期にいたれば、学校の影響、学校での同年齢関係の影響が、圧倒的に親の影響を凌駕してくる。同年齢集団は学校の影響を受け、学校は社会（行政・政治）の影響下にある。従って、社会の中の学校という存在に関する学びがなければ、我が子の中のわからなさはふくらむばかりである。子どもを問い詰めるのでなく、子どもを取り巻く環境について学ぶことで、子ども自身の理解に近付けるのではないか。そして、同じ「わからなさ」を抱える親同士が忌憚なく、その「わからなさ」を証しあい、それを学びのつながりにしていけばいいのではないか。ＰＴＡや育成会などもこうであればいい。４、学校という社会制度　学校が社会制度であることは、ともすると忘れられがちである。学校にはお世話になっているのでなく、社会の定めに従い送り出しているのである。むろん教師を尊崇することは否定されるべきことではない。しかし、教師個人の人格による教育の時代では既になく、公教育は社会制度である学校の機能の問題となっていることは認識されるべきであろう。（また、言うまでもなく教育産業は私的な利潤追求のために存在している。）　従って、どんな先生が担任するかも重要であるが、社会の中で学校がどう位置づけられ、社会は学校に何を期待しているのかを知ることはさらに重要なことになってきているのである。　Ex.教育基本法・学校教育法の変化、教育振興計画、全国一斉学力テスト５、「個の尊重」と「集団への協調」との軋轢　学校は時代につれ徐々にではあるが、変化してきている。が、しかし他の分野の急激な変化に比べると、その変化は根本的なものには至っていないと捉えられる。“不易なるもの”としての、集団教育－学級、学年集団をベースとした教育：「集団が個を育てる」「他律が自律を育てる」。しかしながら、この“不易さ”が子どもの「個」の有りようと、微妙な軋みを生じさせる。　いじめはこの典型である。「子ども本人が関係性による痛みを感じれば、それはいじめである」という認識はなかなか学校集団としては定着しない。それは、いじめを相対的に定義しようとするからである（ここからはいじめ、ここまでは人間関係のトラブル・ふざけetc.）。いじめは集団の中での認知の問題ではなく、個の主観の問題なのである（全ての人権問題がそうであるように）。　いじめとして顕在化しないまでも小学校高学年女子に顕著な人間関係の軋轢や、発達障がいとされた子どもの関係性・学習と進学の課題は、この個と集団の軋轢の表れと捉えるべきであろう。集団に入れない子どもへの特別支援としてしか個別的な対応を想定しないのは極めて大きな問題である。一人一人の子どもの「個」があって始めて、集団的社会が形成されるのであるから、全ての子どもへの個別対応が当然ベースにあるべきであろう。６、子育ては、「個」育ちを支えること　子どもの将来は他者から与えられたり、社会から誘導されたりするものでは、本質的にありえない。子どもの人生の主人公は子どもであり、子どもの将来の芽は、子どもの中で育っている。　個育ちにとって、教育は栄養分でなければならない。決して、物指や砥石であってはいけない。栄養分であれば重要である。削られたり、計られたりするならば、問い返していくべきであろう。個育ちにとって真に必要なのは、個を支える信頼できるパートナーである。親がパートナーになれれば一番いい。親がパートナーであるためには、親の支えが必要である。共感できる親仲間がいることは最もすばらしい。７、教師、専門家そして親教師：集団として見る事が習い性。集団の一員としての子ども認識。専門家（医療、心理等）：症例として類型化することが習い性。症例パターナリズムの子ども認識。親：我が子は見るが周囲が見えないのが習い性。ホームビデオ的子ども認識－ファインダーいっぱいの我が子。⇒我が子との二者関係を基軸としながら、社会環境を洞察できる目を。８、人と人とのつながり　親と子、家族同士、子と子、親と親。複雑に絡み合う関係の中で人は生きる。それは一つの考え方では束ねられない。また、束ねてはならない。まずは、「よろこび」の共感関係（できた、成功した、得られた）は大切であるが、「悲しみ」の共感関係（できない、失敗した、失った）に辿り着いた時こそ、関係は絆へと昇華するのだろう。　悩んだとき、苦しんだときに支えとなるのは、「よろこび」でなく「悲しみ」の共感の中で築かれた絆であろう。親子は当然、親同士もこうであれれば、背負わされた重荷を下ろしていくこともできるであろう。

August 24, 2008

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「死」では解決しない

あらゆる状況の中で、「死」では何も解決しえない。　「死｣が解決策であるとするならば、　世界中の問題は「戦争」で解決してしまうことになる。　「死」は、新たに大きな闇をもたらすのみである。　『こどもと福祉』に思いをかけるのは、まさに『生』に未来を託すが故である。　まさに生命の輝きの中にのみ、未来への架け橋が見出せる。　伸びていく生、終わりゆく生、いずれにしても深く見つめていくことでしか、歩んでいくべき道は見えてきはしまい。

May 29, 2007

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世代間ギャップ

　世代間ギャップというのは、ハイティーンの若者とおじさま・おばさまの間でよく言われるのかなあ。　でも、ここのところぼくとしては５０－６０代の方々に、これを感じています。　先日もある会議で、　「今の一番の問題は、親になりきれない親の問題」とのお話をいただいて、やや違和感を感じました。　具体的なケースが想定されてこう言っているのでないような気がします。それはただ、世代としての合意なんだと。　こういったテーマを強く投げかけることは、結局はぼくら現役子育て世代への、「批判」あるいは、実態に即して言えば、「お小言」「お説教」の類になってしまうと思いました。　あえて言わせていただけば、「支援」に力点が感じられず、「説教」として響いてしまうと言うことです。　「今の若い親御さんたちは、、、（云々かんぬん）」　当然このようなテーマの場に、現役子育て世代は来ませんし、ましてやもっと若者は来るはずもありませんから、おじ様・おば様世代のためだけの若い世代への陰口大会的な内容になってしまいがちです。当然、講師やシンポジストもこの世代ですし。　その場にいない人を批判するのは、たやすいことです。　　何か正しいということでなく、これは世代間ギャップの問題だなと感じます。　それに自覚的にならないと、これは悠久の月日をもっても解決しません。　エジプトのパピルスにも、「今の若者は、、」と書いてあったと、使い古しのセリフをもちだしてくるしかなくなります。　子どもの権利をキーワードにしたとき、何が議論できるのか、すべきなのか。そのことを深く考えなければなりません。　

May 22, 2007

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赤ちゃんポストに思う

　昔、こどもポストという相談文通活動をしていたので、赤ちゃんポストの意味内容の違いに戸惑うばかりである。　しかし、この手の「子捨て場」は中世ヨーロッパの教会に設置されており、その形態も熊本のそれとほとんど同じであった。　キリスト教的救済手段としては、歴史的なものであることをまず、忘れてはならないであろう。　さて、翻って今の日本。　厚生労働省や児童相談所が威信をかけて「児童虐待防止」を叫び続けても、今回の３歳児のように公的にキャッチし得なかった子どもの存在は必ずあるのだ。　行政は万能ではない。また、万能にさせてはならない。それを決して忘れてはならない。　行政機関は基本的に国民を管理する発想を有する。虐待リスクある家庭は、格好の管理対象として補足される。　社会福祉というのは、教育や警察など比較にならないほど、わたくし領域である家庭への介入が法的に担保されている。　これは実は怖いことである。　社会福祉行政とすれば補足できないということ自体が問題なのである。　ましてや、行政が補足し得ない形態での子どもの救済などあってほしくない。それが本音であろう。　なぜなら、管理下におくことが本旨だからである。　社会福祉行政は、国民の自己決定を実は望んでいない。　公的に管理された選択肢の中でのみ、決定可能な状態を社会的制度として形成している。　これには、予算管理の論理と、国民の生き方そのものを管理したいという論理の両面がある。　社会福祉の隠された論理としての、生き方管理を見逃してはいけない。　高齢者における介護保険制度が自己決定をうたいながら、介護支援専門員というサービス管理者に権限を持たせて、結局は利用者自身が自由には選択できなくさせているのが、その典型例である。　また、本人の望むホームレス状態や、ひきこもり状態を許容しないことにもその一端は表れている。　ましてや、子どもが育てられないという親のニーズは、必ず行政がキャッチして、児童相談所中心に公的管理で、親を取り囲もうとする。　その目的は、行政責任を追求されることの回避である事は明白である。　しかし、全国民を取り囲むのは無理である。また、してはならない。　親が子育てに限界を感じるならば、子どもはその親に育てられることに限界を感じているであろう。　行政はその全てをキャッチできない。また、やってはいけないことなのかもしれない。あるいは、する必要もないのかもしれない。　当事者側の選択で、子どもを預けれれる場は、つまりは必要なのである。　「子捨ての助長」などと言う愚論も出ているが、そもそも助長されて子を捨てる親にそのまま子を育てさせておいていいのか。　その親に育て続けられることは、子どもにとってとてつもない不幸を生むであろう。　法外の民間の子ども救済は、「必要｣だということである。　

May 16, 2007

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少子化を考える

　長野県「少子化を考える懇談会」の公募委員を委嘱されたので、少し考えたことを書きます。　そもそも、少子化対策などということは政策としてはありえないだろうと言うのが基本的なところです。　そこまで、国は個人の意思に介入はできないものです。　ただ、婚姻制度の自由化と、結婚しなくても楽々子育てできる社会的環境整備がなされれば子どもは増えるでしょう。　ただ、今の権力者の病である、「古きよき美しき日本」病に罹患しているうちは、現実不可能でしょうね。　私の観点は、少子化と大騒ぎすることで出る予算を、今生きている子どものために使うことです。　その一つが、学童保育（児童福祉法・社会福祉事業法上は放課後児童健全育成事業）。わが長野県は、我慢ならぬほど、これが貧困。　以下、委員応募の際の作文。　私は現在、６歳と４歳の娘の父親である。妻は常勤で保育士をしている。　この春から長女は小学校に入学したが、保育園の時と同様に保育ニーズがあると痛感しているところである。　長野県は幼稚園に比べて保育園の数が非常に多い。　保育サービスは近年、３歳未満児保育や延長保育など年々充実してきている。　従って、夫婦の就労形態は保育サービスのあり様によって、形成してきた側面がある。　しかしながら、小学校以上の教育機関に関しては子育て支援の発想がまだまだ弱い。　この春から、長女が小学校に入学したが、その教育時間と、今までの夫婦の就労形態は決定的にミスマッチをおこしてしまう。　そこで、市町村のいわゆる学童保育サービス等（放課後児童健全育成事業）の活用に迫られてくる。　この事業は市町村によって千差万別であるが、まだまだ保育サービスほどの多様性が担保されているとは言いがたいのではないか。　うちの場合は、妻が常勤であるため、学童保育サービスでカバーできない部分は祖父母に活躍していただかざるを得ない。　ただ、いつまでも元気でいてくれるのかははなはだ心もとないところである。　ましてや、近隣に祖父母がいない子育て家庭の場合、夫婦のどちらかが労働時間を短縮しなければどうにもならなくなってくるのは、極自然なことである。　さて、かつてと異なり、地域は子どもにとって危険なものに変質してきている。　昔であれば、学校が終わった後は、子ども同士でのびのびと外で遊べたであろう。「放課後」というのは、子どもにとってそうあるべきだ。　しかし、周知の通り現在は交通の危険もさることながら、特に女の子の親とすれば誘拐されてしまうような恐れも常に抱いておかなければならない状況である。　小学校低学年の子どもが地域でのびのびと過ごせる環境を作っていくのは、地域の大人の責務であろう。　子どもを囲い込む施設作りでなく、子どもにやさしいまちづくりをしなければならない。　学童保育サービスの多様化を含め、子どもにとってやさしいまちづくりをいかに地域の大人で進めていくのが、今後の少子対策の中で大きなテーマとして浮かび上がっていくのではないか。　そのために、私を微力を尽くしていきたいと考えているところである。　　

May 16, 2007

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世論

　さて、国民投票法可決である。　私はこの法律自体には、異は唱えない。　硬性憲法であれ、改正の手続きを明示する必要はあると考えるからである。　確かに最低投票率などの法技術的な問題は大きいと思うが、それ以上の問題点を今回は感じた。　要は、国民諸般が、ここにおいても「無関心」であると言うことである。　世論に媚びうる必要のない立場から言わせてもらえば、日本国民の興味関心は、自らの身体からせいぜい１ｍ以内のことに限定されており、極めて高度な「自己中心的」民族に堕したと言いたい。　想像力の欠如は、罪である。　少年法の厳罰化にも賛成６割、全国一斉学力テストにも賛成６割。　この世論調査の結果が真であるならば、わたしも自らの家族と、その隣人達に興味の範囲を限定していくしかないなと、考えているところである。　それでも、つながっていく輪は大きい。　なんぼなんでも、１ｍよりはましでしょ。

May 15, 2007

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地域人

　さて、念願の地域人です。　雇われ人でない状態は、大学卒業以来これがはじめてです。　これを求めていたのだと、しみじみ感じております。（ただ、親の遺産を食い潰して生きている人ではないので、１年度限定ですが、、、）　地域人としての機軸は、子育て。　これを通して、地域を見つめます。　さて、新たに何が見えてくるか楽しみ。　ただ、原稿の締め切りには追われそうです。。。。

April 30, 2007

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儀礼としての卒園式

　今日は長女の卒園式。　普通の親なら、そわそわ、感激だろうけど、、、、、　儀礼が、大嫌いな、私は気が重い。　親子の動きが、セリフが、決められていて、台本よろしく、お便りに書かれている。　誰がこんなこと！と息巻く前に、つれあいから、ふかーく釘を刺されてしまっている。　　「本人がやる気なんだから、かわいそうでしょ。やだろうけど、おとうさんもやって」　　集団の圧力に否応なく、子どもは順応していかざるを得ない。それは、生命維持装置が働くからであろう。　従わなければ、はじかれる。　子どもののびのびとした成長・発達保障は、もはや家庭内で守るしかないと実感した３年間であった。

March 24, 2007

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頭の切り替え

　ここしばらく、地域の世俗にまみれすぎていたので、ここらで頭の切り替え。　早稲田大学で行われる子どもの権利条約総合研究所の研究会に１泊２日で参加してきます。　テーマは、子どもの権利条例ということになるでしょうか。　まあ、世間知らずのぼっちゃん、じょうちゃんの手習いお勉強の報告と青臭い議論が中心となりましょうが、今の僕にはそういうのに付き合う時間も必要かなと思っています。　世俗にまみれすぎると、汚れすぎてしまいますから。

March 16, 2007

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保育のあり方

　うちの二人の娘が通っている保育園。　下の子の年少は比較的ゆったりやらせてもらっているみたいで、感謝している。　でも、上の子の年長は問題が大有り。　運動やミュージカルばかりに力を入れて、子どもをできるできないで判断する保育士に仕切られている。　うちの上の子は、逆上がりで７番目という順位をもらって帰ってきた。しかも、手に「７」と書かれた。　フラフープや縄跳びも競い合わされている。　行事のたびに大業なミュージカルの練習ばかりの日々になっている。　日々ののびやかな生活の営みが剥奪されていると感じる。　ずっと違和感を感じ続けてきたけど、昨日の保護者懇談会でとうとう言ってしまった。　「保育のあり方として、とてもまずい。修正していただかなくてはならないと思っています」　でも、他の保護者は、　「先生によくやってもらって、うちの子もできないことができるようになりました」の大合唱。まあ所詮そんなもんだろうけどさ。　

February 18, 2007

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次女発熱

　暖冬で気を許していたら、　昨夜、次女が３９度を越える発熱。　今日はたまたま授業が休講で不幸中の幸い。　さて、看病かと気構えていたら、なんか今日はけろっとした顔をしている。　今夜はぶり返さないですむかな。

February 9, 2007

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日本スクールソーシャルワーク協会からのプレゼントかな

　私が理事をやらせていただいている日本スクールソーシャルワーク協会の研修のご案内です。（１）冬季(公開)研修会　伴走者として寄りそう　　“スクールソーシャルワーク”　　　～子どもから選ばれる人に～日時：２月１２日（月・祝）13:30～16:30会場：東京芸術劇場・大会議室（池袋駅徒歩５分)対談：山下英三郎氏・三好洋子氏・澤畑勉氏参加費：会員は無料（非会員：1000円）定員：110名(先着順)（２）SSW入門・一日講座日時：３月２４日（土）10:30～16:15会場：日本社会事業大学（東京都清瀬市）講師：山下英三郎（本協会会長）受講料：会員は5000円（一般7000円、学生6000円）申込み：３月10日締め切りお問い合わせは日本ＳＳＷ協会事務局まで。〒１５８－００９４　世田谷区玉川４－３８－１２－２０３　電話・FAX：０３－３７０７－０５８６　メール：SSWAJ9901@S9.dion.ne.jp************************************　私は２月の研修は参加予定です。　３月のは娘の保育園の卒園式とかぶり残念ながら行けません。

December 24, 2006

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保育園お楽しみ会

　保育園のお楽しみ会（クリスマス会）に保護者として参加した。　感じたのは、２点。その１　保護者のマナーの悪さ。そう、ビデオ撮影のこと。堂々と真ん中前方に陣取って、三脚を立てて、後ろにいる人の迷惑を全く考えない。　“自己中心大人社会”の産物。　子どもに支援を、親には教育を。その２　保育園の劇団化、あるいは幼児体育スクール化。　保育は地域の子ども全ての幸せを保障する場である。　しかし、でき・ふできを露出させ、子どもがするのでなく、子どもにさせる場としての、興行的行事の姿があまりにも、目に余る。　多様な子どもの生活のあり方をそぐ、行事中心主義の保育に警鐘を鳴らしていきたい。　とにかく、疲れる「お楽しみ」会であった。ふぅ

December 16, 2006

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こどもポストマン

　「代弁」の裏にある恣意についての危険性については述べた。　では、お前は何をするのか　と問われれば、　　まずは、“意見表明の場の確保”。子どもがその思いを伝えられる環境を整えること。　それでも直接伝えることのできない子どもについては、“こどもポストマン”。「代弁」するのではなく、子どもからのメッセージを受ける。子どもの届けたい先に、そのメッセージを届ける。当たり前だが、勝手に開封して、その中身を勝手に自分の言葉に置きなおして伝えたりしない。　このようにしなければ、子どもとの信頼関係はあっさりと崩れてしまう。

December 14, 2006

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あ！

　今、気付きました。　書き込む日を間違えました。　次女の誕生日は、１２月３日。１・２・３の日でした。　すいません。

December 5, 2006

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次女の誕生日

　本日は次女の誕生日。満４歳となりました。「何食べたい」と聞くと、「シューマイ」。質素に育ってくれて、父はうれしい。

December 5, 2006

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感性と官製

　相変わらず教育再生会議が元気がいい。これも、政権浮揚ための「広報」戦略かな。　とにかく思うのは、いじめなど子どもの人間関係に関わるには、大人は身に着けた経験による垢を脱ぎ捨てることが前提と言うこと。　つまりは、“感性”を研ぎ澄ますこと。　やたら“官製”対策を振りかざしたところで、子どもがますます窮屈になるばかり。　“官製”でなく、“感性”を。

December 5, 2006

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次女も熱発

　長女のおたふくが落ち着いたと思った矢先、次女が熱発した。入れ替わりでしたな。まだはれてこないので、おたふくかどうかわからないらしいけど。

December 4, 2006

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信濃毎日新聞　ウィッキー

　信濃毎日新聞　ウィッキー（Weekly Kids News）の「困ったとき誰に相談する？」ランキングにコメントをした。　予測通りですが、小学生の相談相手の一番はダントツで“お母さん”。特に女の子は端的な結果を示しているのです。身近な家族が一番頼りになることが、ここでも明らかになっている。逆に“お父さん”は予想通り低率。　さて、先生に相談するのは極少数派。言っては悪いかもしれないけれど、これまた予想通り。　相談機関は２４２人中ゼロで、その他の中にも含まれてなかった。　政治家の皆様にもこの結果を真摯に受け止めて欲しい。すでに母親は子どもの声をかなり受け止めている。母親にも相談できない子の声であっても、先生が受け止めるのは極少数だ。しかし、これは先生の努力不足というより、もともと先生というのはそういう存在であるということ。　休職中の文化庁長官の権威の成果たるスクールカウンセラーなどに散発的に金を費やすより、家庭で親が子どもの話をじっくり聞くことができるような環境醸成、つまりは労働施策あるいは所得施策に金を使うことがより本質的である。子どもは忙しがっている人には、心を打ち明けられない。　　いつまでも本丸には一向手をつけず、外堀に小石を投げ入れるのみの「対策」は、はっきり言って無駄遣いにしかならないと考える。

December 3, 2006

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おたふくかぜ

　あららら。　長女がおたふくかぜになりました。　ほんと、はれてるね。ほおぶくろふくらんだリスみたい。　時代は変わっても、こういうはやり病は昔からおんなじなんだね。　次女にもうつっちゃえばいいんだけど。

December 1, 2006

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信濃毎日新聞にコメント

　１１月３０日付信濃毎日新聞朝刊２面に１行ほどですが、教育再生会議のいじめ問題緊急提言へのコメントが載りました。　「なぜいじめが起きるのかについての議論をもっと深めるべきではないか」　要するに、「いじめは昔からあった」と吹聴して終わるのでなく、これまでの“過度に競争的な教育環境”が子どもの人間関係にどのような影を落としているのかとしっかりと問い返す必要があると言うことである。単純発想の『ゼロトレランス（不寛容）』を振りかざすだけでは何の意味もない。　　さらには、学校現場の現状については、文部行政のあり方に極めて大きな要因があり、その追求を避けて通り、全てを「教師、親、子ども」に押し付ける姿勢には、何の説得力も感じないと言うことである。

November 30, 2006

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いじめを体験した若者の語りから学ぶ

　私が代表をしている“子どもの権利を守る連絡会”の企画の詳細が固まりました。　私たち「子どもの権利を守る連絡会」は不登校や引きこもり、非行、障害をもつ子ども達らへの活動をしている会がお互いの専門性を尊重しながらゆるやかにつながり、情報交換をする目的で設立されました。　大切な子どもたちの人権を守るために、いじめ、体罰、虐待などで苦しんでいる子どもの声を丁寧に聴き子どもの側に立って一緒に問題解決する取り組みを後退させることなく、一層の充実を図って頂きますよう、当会として平成18年11月7日に長野県議会議長萩原清様宛に陳情書を提出させていただきました。　そこで、県民の皆様と相互理解を深めるために、「子どもの人権を考える」学習会を開催することになりました。今回は「いじめ」に関する理解を深めるために、かつていじめられた経験を有する若者の経験談を聴くことを中心に致したいと考えております。つきましては、ご多忙中、誠に恐縮ですが、ご参加してくださいますよう、よろしくお願い申しあげます。標題：「子どもの人権を考える学習会」　　　　　～いじめを体験した若者の語りから学ぶ～日時：2006年１２月８日(金)９時３０分から１１時３０分場所：長野県勤労者福祉センター　４階大会議室内容：９：３０　開会　　　　９：４０　シンポジウム「子どもの人権を考える～いじめの体験から」　自分や友達がいじめを経験した若者に体験を語っていただいたえで、いま子どもの人権を守るために大人達に求めていきたいことを提言していただきます。　語っていただく方岡本　豊さん、鳥海亜希子さん、宮岸侑加さん、山城峻一さん　　　１０：５０　質疑応答、意見交換　　　１１：３０　閉会参加費：２００円主催:子どもの権利を守る連絡会お問い合わせ：このブログのメッセージを送るにお願いします。

November 28, 2006

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不登校の子のための進学相談会（長野地域）

私立通信制高校・サポート校などの説明会日時：２００６年１２月１７日（日）１３時から１５時場所：長野地域子どもサポートセンター（ビッグハットの南側）　　　　長野市若里７－１－５　長野県衛生部若里庁舎内　　　　　　　内容：学校紹介、入試説明、個別相談主催：長野地域子どもサポート・フリーバード　　　　　　　　電話　０２６－２６４－６８９２参加予定：信濃むつみ高校、地球環境高校、つくば開成学園、黄柳野高校　　　　　第一高等学院ウィザス高等学校、白馬国際学院、さくら国際高校　　　　　Ｍｉｘナッツ（ホームエデュケーション支援グループ）

November 22, 2006

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不登校の子のための進学相談会（上田地域）

長野県高校教職員組合定通部　・　子どもサポート上田　共催平成１８年度の「進学相談会」を下記のように開催いたします。日時　　１１月２５日（土）　午後２時～午後４時場所　　上田市上野が丘公民館　　　　　　第１学習室（１F）　　全体会会場・個別相談会場　　　　　　第３学習室（２F）　　個別相談会場＜内容＞　第１学習室ですべての参加校より学校紹介。　その後、第１、第３学習室にて各学校が個別相談を受け付けます。（現在の参加予定校　：　上田高等学校定時制、上田千曲高等学校定時制、野沢南高等学校定時制、小諸商業高等学校定時制、長野西高等学校通信制、広域通信制地球環境高等学校、私立自由の森学園　　他＊参加予定以外にも、私立高等学校やサポート校のパンフレットもご用意しておりますので、ご覧下さい。

November 20, 2006

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僕の経験から

　僕もいじめられていたことがある。あれは確か、小学校６年生の頃だったか。　好きなことにはやたら張り切るので、「ハッスル」というあだ名をつけられ、「ハッスル踊り」まで登場した。　ソフトボールのとき、また張り切りすぎて、エラーした友達にケツバットしたら、腰骨に当たってしまって泣かせてしまった。　　それから、みんなから“しかと”された。修学旅行のグループ決めで、好きな人同士がつらかった。　それともろもろのことが重なって、不登校気味になった。　担任からのフォローはいつも、全くなかった。　今は亡き母親は、あせっていた。あらせている自分のだめさをのろった。先が真っ暗な気がした。　　聴いてくれたのは、これも今は亡きおばあちゃん。ただただ、慰めの言葉をくれた。たぶん、道理はあまり通ってない言葉だったとは思う。でも、なんか救われた気になった。　“聴くこと”には、やはり力があるのだと思う。　とくかく、聴いてやって欲しい。　

November 15, 2006

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｢権利」「人権」という言葉

　｢権利」「人権」という言葉は法学の専門家に言わせればとても難しい概念規定があるのだと思う。これに関して、私は充分な知識は持っていない。　私がこの言葉を使うときは、抑圧的な立場に置かれてしまった子どもや親とともに行動するときにほぼ限定されている。それは、立場が弱い状態のとき、｢権利」「人権」という言葉が、何か行動に力を与えてくれると感じているからだ。それをある人は、エンパワーの言葉と表現していた。　逆に、実はちっとも弱い立場にはいない、むしろ既得権の上に乗っている人々が、｢権利」「人権」という言葉を用いて何かを主張したとする。そのことは、結果として誰か他者を抑圧する環境を形成してことにつながっていってしまうんだろう。　個々では社会的な発言力が担保できない、小さな親の会や子どもの集いのみなさんとともに、｢権利」「人権」というエンパワーの言葉を用いていきたい。　

November 14, 2006

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信州ラーメン博

　長野市のビックハットで開催している「信州ラーメン博」にいってきました。とにかく寒かったので、それだけラーメンを欲する気持ちが高まりました。　親子４人で計５杯（なんかスモールなサイズだったけど）を完食。二人の娘も夢中で食べておりました。

November 11, 2006

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子どもの権利を守る連絡会

　子どもの権利を守る連絡会は、長野県内の小さな親の会の連絡組織です。不登校、ＬＤ、軽度発達障害、ひきこもりなどなどと言われる子どもの親、母親が中心ですが、色々と連絡を取り合っています。一つ、一つは小さな集いですが、つながりあうことで、当事者の「伝える」力を育んでいます。　《事務局》　会津真理子０２６－２９５－４３０５　　石井圭子０２６－２６６－２３７９

November 8, 2006

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七五三

　次女の３歳の七五三のお祝いでした。　初めての写真館での撮影に緊張してました。撮影途中にもじもじし始めて、「おちっこ！」。狭いトイレで、お母ちゃんは着物を脱がすのに苦労した模様。　お宮参りは、武水分神社です。とても混んでいて、小１時間待ったけど、神事は結構あっさりでした。

November 5, 2006

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大人による「いじめ対策」

　国会でも大いに論議になっている「いじめ対策」。　　肝心なところで、ボタンのかけ違いを絶対にしないで欲しい。　大切なのは、子ども自身が直接話していけるような、環境であり、場があり、人がいること。大人による早期発見ばかりが強化されてしまえば、非常に息苦しい環境になってしまいそうだ。　歴史は繰り返されている。過去にも、東京中野区の少年がいじめが原因となって自殺においこめられたことがきっかけとなって、大人によるいじめ対策強化が図られた。それがややボタンのかけ違いとなり、全体的にはますますいじめが潜伏化して、結果不登校が激増する一因になったと言われている。　子どもの権利条約にうたわれている「意見表明権」。政府訳では、「意見」とされているが、英語では“view"であり、「（子どもの）見かた、考えかた」など広くゆるやかに捉えるべきであるという識者からの指摘もある。　　大人の尺度による、いじめ発見ばかりに集中するのでなく、子どもの感覚を大切にし、子ども自身が示す微細なシグナルを捉える感性を磨き、子ども自身が感じていることを投げかけやすい大人になることを目指していかなければならないだろう。

October 31, 2006

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フリーバード（長野市）の進路相談会

　不登校の子と親を支援する民間団体「子どもサポート・フリーバード」（長野市若里）が主催した不登校の子の進路を考える会に出席した。　不登校の子どもにとって、特に中学校３年次になると、いわゆる「進路」は学校に通っている子ども以上に大きな課題となってくる。これもいわゆる中学校における「進路指導」は、あえて乱暴に言ってしまえば“あてはめ”の作業とも言える。しかしながら、不登校の子どもは、この“あてはめ”的やり方では、なかなか生き方を模索していくことはできない。中学校が提示する何パターンかの「進路｣に付随する「基準」にはあてはまらないことが多いからだ。　不登校の子どもにとって、開かれた多様な生き方を伝えていくことはとても大切だ。進む道がないという感覚に陥ってしまえば、大きな無力感、絶望感に襲われてしまいがちなのだ。　今回の会では、主に中学生のときわが子が不登校だった１０人ほどの先輩母が、後輩母に経験を伝えた。まさに、“子育てのバトンリレー”だ。専門家の客観的とか、長い教員経験によるとかのご高説もいいのだろうけど、経験者の言葉は当事者にとってとても響く。　そこで何人もの母親から語られたのは、この情報化(渦)(過)社会とされる今にあっても、不登校の親子にとっては進路情報がなかったということであった。親子でまさに、試行錯誤しながら、進む道を探っていったのである。　アメリカのオルタナティブスクールに行ったり、調理専門学校に行ったり、ピースボートに乗ったり、定時や通信高校・サポート校に行ったりと、進む道は十人十色であった。　どういうやり方がいいとか悪いとかではなく、このような“生き方を共有する場”がとても大切なのだと改めて感じた。　＝＝お知らせ＝＝「長野県北信地区　定時制・通信制高等学校説明会」　とき　　１１月１８日(土)１３時から１５時ところ　子どもサポート・フリーバード　長野市若里７－１－５　電話０２６－２６４－６８９２　　　　ビックハットの南側の長野県総合福祉センター裏の長野県衛生部若里庁舎１階　＝＝Ｐ．Ｓ＝＝　このような大切な取り組みをしてきた子どもサポート・フリーバードが県から借りていた事務所も、来年３月で退去しなければいけないことが決まってしまったそうだ。これも県政の変質によるものだとみなすことができるだろう。予想していたとはいえ、あまりにも露骨にどんどんとやられてしまう。

October 22, 2006

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聖高原は寒かった

　家族４人で長野県麻績村（「おみむら」と読みます）の聖高原にドライブに行きました。　　全体的には、まだ色づきが物足りませんでした。でも、もみじは真っ赤で、むすめたちもおかあちゃんも、はっぱ拾いに夢中。　その後、聖湖で白鳥（アヒルかも？）に乗ったけど、風がきつくてさぶかった。　最後はやはり温泉。シェーンガルテンおみの露天風呂はやや熱めだったけれど、とても気持ちよかった。寝ていた次女を、寝たまま入れちゃったけど、すっかり目を覚ましました。

October 21, 2006

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“子ども”という価値

　保育園の通い道。近所のお宅の庭に見事に色づいたピラカンサスを見つけたので、おとうちゃん「あの赤い実なんていうか知ってる」長女「うーん」おとうちゃん「ピラカンサス」長女「ぴ、ら、か、ん、さ、す。ね」次女「赤いヤツをおうちの人がパクパクって、たべちゃうの？」おとうちゃん「うーん。あれは、とりさんがたべるんだよ」次女「じゃあ、おうちの人がとりさんにえさをくれてるんだね」　２人の子どもとおしゃべりしながら歩いていると、　ねこじゃらしの草むらの中に、ぽつんと一輪だけ咲いているむらさきの花を見つけました。菊かな？　ふと、子どもというのは、その存在そのものが価値なんだなという思いが、私の中で突き上げてきました。　「～のため」になるから存在価値があるというような、功利的なものではないと思うのです。　“子ども”であること、そのものに価値を感じることのできるのが、価値ある“大人”“地域”“社会”ということなのでしょう。　私は子どもに関しては特にそうですが、福祉分野について、身近に接し、肌身で感じたことしか語ることはできないし、語るべきではないと考えてきています。だから、ここ数年、子どもと直接向き合って語り合うような実践ができていないことで、語る言葉を失ってきたと強く感じていました。　でも、今日はわが子とのやりとりのなかで、「ああこの子たちから、たくさんの価値を感じ取れているんだ」と、何か肩の力が抜けるような気がしてきました。しっかり、わが子と向き合うことが、全ての出発点なんだな。　さて、今日は児童福祉論の講義で、はるか長野から千葉まで片道４時間かけて行かなければなりません。でも今日はわが子から感じたことがあるから、保育士の卵たちに少しは実感をもって語っていけそうかなと、ちょっと期待できています。　＝今日の講義予定＝テーマ：子どもの権利条約の意義と内容　

October 13, 2006

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日本スクールソーシャルワーク協会公開研修会in福島

　１０月１４日（土）、理事をしているＮＰＯ法人日本スクールソーシャルワーク協会が福島市で開催する公開研修会で、下記の内容のお話をしてきます。「スクールソーシャルワークは、今」１、今日、お伝えしたいこと　　スクールソーシャルワークに関して様々な論議、ご意見、試行的実践が繰り広げられている、「今」　　　⇒協会として、『原点』を確認しておくことが大切なのではないか　　　　　原点のない多様性・多義性は、無軌道にすぎないのではないか　　　⇒“私”は当事者（＝子ども、子育て家庭）に立脚した実践であると思っている　　　　　現実の問題として、今のSWは全般として法制度、組織に従属的ではないか　　　⇒当事者グループとの協働実践、市民活動としての展開　　　　　SWの日本における可能性を模索するのがSSWと位置づけたい２、「今」の認識　福祉においても教育においても、子どもの「今」をどう捉えるかが実践のスタートであろう。要は、連携の結節点は子どもの「今」をどう捉えるかというところに置かれる。３、戦後日本における“学校”と“福祉” 　日本においても学校と福祉が交差する実践は過去から模索されてきた。学校児童福祉員、福祉教諭、教育委員会生徒福祉課、学校福祉研究会etc。それは、その“時代状況”を色濃く反映したものであった。　高度成長期以前と以後では子どもを取り巻く時代状況が変化しているようである。　戦後からのテーマは、被差別・貧困による長期欠席児童の非行防止、学習支援であったようだ。昭和40年前後にはこの役割は一応終わりを遂げ、この時点以降の長期欠席児童は精神科で治療を受けるべき“登校拒否児”であると認識が示されている。この認識で良かったのか。　　多くの子どもを学校が家庭・社会環境から護った時代　　⇒多くの子どもを家庭・社会環境が護るべき時代　　　　　　　　　　「人づくり政策」以降の学校の存在、経済社会のための人材養成４、「今」をスクールソーシャルワークはどうきるか　格差拡大社会の中の子ども・子育て５、長野における取り組み　当事者グループの成長　⇒行政への呼びかけ　⇒行政との協働「子どもサポートプラン」　参考　『スクールソーシャルワークの展開』（学苑社）長野県教育委員会こども支援課こどもの権利支援センター：スタッフの県職員に対してスクールソーシャルワークの研修 ⇒田中県政の終焉で、大きな課題

October 12, 2006

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秋の運動会

　運動会の練習では子どもたちにも色々あったみたいだけど、今日はとうとう運動会。順延になってしまったため、おかあちゃんの保育士仲間のだんなさんが見に来れなくなっちゃった。ので、そのうちの子二人（年中、未満児）を含めて、年長、年中、年少、未満児とぜーんぶビデオ撮影をしなければいけない。ちょっと、たいへん。　さて、長女のみーは、とてもお人よしタイプなので、かけっこでも障害物競走でも、おともだちとぶつかりそうになると、道を譲っちゃう。らしくていいけどね。　次女のあーは、まわりを気にしないタイプなので怒涛の疾走で、かけっこはいっとうでした。　でも、今年の運動会は一人一人がのびのび楽しもうという雰囲気ではなかった。がんばって、一等賞になって。できばえよく、手足を伸ばして踊って。というメッセージが強かったような気がする。　政治屋さんたちが“義務教育の前倒し”などと、またぞろとんちんかんと思える主張をし始めてしまっている今日この頃、この方向性がいやおうなく強められていくのだろう。“やらされる”“のせられる”“きそわされる”運動会ではなく、“いっしょにつくる”“みんなでわらう”運動会づくりを働きかけたい。　とにかく今日はお疲れ様。　　運動会が終わった後は、家族４人で白鳥園で骨休め。お池のお風呂もあるし、浴室も広くてきれい。それから、亀屋でおいしいラーメンを食べました。食べ終わったら、そっこーであーは寝てしまいました。　　

October 8, 2006

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ごろごろ

　今日は保育園の運動会。のはずが天候不順で明日に順延。気が抜けて、子どもと一緒に朝寝坊でごろごろ。　従って、「権威」ある日本社会福祉学会は今日・明日の２日間とも不参加となりました。着実に「研究」の道からそれていってるな。　さんざん朝寝坊した後はいつものコース。家の草をとって、公園のヤギにくれて、ビデオ屋さんでアンパンマンを借りる。　かわいそうに、おかあちゃんは職場の保育園で明日の運動会の準備。　夜は寒くなってきたので、かぼちゃ入り具だくさんほうとう鍋にしました。　

October 7, 2006

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守りに入る

　おそらく１つ下のＳ氏としみじみと仕事帰りに話した。Ｓ氏はうちとは逆で、２人の男の子の父親である。「やっぱさあ、子どもできると守りに入るよね。子どもと虫キングやっているときが一番楽しいもん」とＳ氏。「うんうん。家族は驚くほどもろいものだから、しっかり一緒にいて守らないと壊れちゃう」と同調する私。　男が「守りに入る」ということを、社会一般ではマイナスイメージにきっと捉えるのだろう。消極的だと。でも、Ｓ氏と話していて思った。「積極的に守りに入ろう。家族が一番大事だと悪びれず堂々と言ってやろう。それをくだらないと言う人を、くだらないと言ってやろう。」　

October 4, 2006

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子どもとまち

　ふたりの娘（年長さんと年少さん）の保育園の送り迎えをとても大切に感じています。いつもできるわけではないので、なおさらそう感じるのかもしれません。時間に余裕があって、雨降りでなければ、1km足らずの道のりを、子どものペースで歩いていきます。３人で手をつないで歩くと、なんともいえないほのぼのを感じます。いつものじいちゃんとばあちゃんの送り迎えは自転車だし、おかあちゃんだと車だから、歩きはおとうちゃんとだけです。地方の子は思いのほか、歩く機会がないのです。　子どものペースで歩き、子どもの目線で見ると色々なものが発見できます。今朝は雨上がりだったので、大きなミミズが道路の真ん中をのたくっていたし、ぎとぎとした足跡を残したなめくじが何匹もいました。その度、子どもは立ち止まります。ねこじゃらしだって、ちくちくのヒイラギの葉っぱだって、ちってしまったキンモクセイの花だって、さわってみたいし。小学校脇の道路にある縁石には必ず乗って歩くし、用水脇の細い道はなんかわくわくする。公園の、草の道も小川の道もなんか楽しい。結局、保育園に着くのはいつも遅くなってしまいます。　日々の生活の中で、歩くまち。いろんなものを見て、さわって、聞いて、においをかいで、いろんなことを感じていくのでしょう。こうやって、小さい頃からあそび・生活する中で、子どものこころの中にまちの原風景が育っていくのでしょう。　わくわくする場所やこわい場所、秘密のぬけ道や秘密基地。かつて、子どもはまちで生活する生き物でした。それがいつのころからか、交通安全や防犯、勉強、功利的土地利用という様々な事由で、大人が作り管理する「子どもの居場所｣に囲いこまれてしまうようになりました。時間も空間も子ども仲間も、子ども自身のものでなく、大人が計画し、調整し、下げ与えたものになってしまった気がします。特定の場所を「子どもの居場所」と称して囲い込むことや、地域住民を動員して近い距離から監視することが、子どもを「見守る」ことではないでしょう。功利主義を廃して、まち自体を子どもが安心してあそび・生活できる環境にしていくことこそ、大人の責務でありこのことが「子どもの育ちを見守る」ことになるのでしょう。道草ができ、秘密基地が作れるようなまちを再び創出していくことこそが、「子どもにやさしいまちづくり」なのだと言えるではないでしょうか。　今、子どもは教育機関によって「郷土を愛する」プログラムを施されようとしています。子ども自身がまちであそび・生活するという体験を積み重ねるのが困難な状況の中、何を以って愛させようとするのでしょうか。実生活や実体験に基づかない郷土愛の指導など、教育とは呼べず、「教化」とも言うべきものでしょう。これはまさに内面の画一的管理につながると考えます。　子どもが今生活しているまちを「郷土（ふるさと）」と感じることができる、愛すべきものと感じることができるかどうかは、私を含めそこに生活する大人たちの日々の営みにかかっています。まず、郷土愛ありきという発想はとんちんかんもいいところです。　そんなことを考えながら、今日のお迎えも歩きです。

October 3, 2006

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竜陣太鼓

　今日は町内会の運動会。この土地に暮らして約６年ほどのいわゆるよそ者の私にとって、住民総ぐるみの動因的色彩が強い行事は、とても苦手です。中学校時代の友達、先輩・後輩がベースの強固な人間関係の中には、とても後からは入って行きづらいものです。　でも、子どもの保育園全体が参加するプログラムがあるので、行かないわけにはいかないのです。なんで、「竜」なんだろと思いながらも、写真とビデオはとってしまうのは、やはり親バカか。　長女はお人よしで断ることができないので、嫌々ながらも竜の足役です。でも、一番尻尾に近い足役なので、前の子に隠れて写真には写っていません。　　苦労して竜を登場させたのは、地域の他の私立幼稚園に対する保育士の対抗意識の表われといううわさもあります。まあ、それにつきあわされる子どもはたまらんな。

October 1, 2006

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小さな家の小さな“がき”

　今日は住宅屋さんが家の点検に来たため、お外でたくさん遊べませんでした。元気がありあまって、おひるね時間にふざけてばっかり。　　おかあちゃんにしかられる寸前です。

September 30, 2006

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長距離運転手のような生活と家族回帰

　今日は自宅～職場を日帰り往復。普通の方には当たり前のことだけど、長野～東京多摩地区片道２００ｋｍの通勤なので、日帰りは堪える。でも、いまの自分が一番がんばれることは、なんとしても家族のもとに帰ること。少なくても週２往復。時間、体力、金を大消費して家に帰る。首痛、肩痛はかなりきてる。そのほかのことには正直、力が入らない。でも、今一番がんばれることが、今自分にとって一番大切なことなんだと妙に納得している。周囲から「何やってるの」的な反応がよくあるが、、、　９月２１日にＮＨＫのクローズアップ現代でやってたが、「家族回帰」という言葉がとてもしっくりくる今日この頃。

September 25, 2006

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いつもの日曜日

　昨日は遠征だったんで、今日はいつもの日曜日で、いつもの３コース。　第１のコース：上の子は補助つき自転車、下の子は３輪車、お父ちゃんは重い新聞紙を紙袋に詰めて肩に背負い近所の資源物収集所までお散歩。　第２のコース：庭と駐車場にふんだんに生えている草をとって、車に積み込み、近所の公園へ。やぎ、羊、うさぎにお振舞い。その後、今日はながーいローラーすべり台に二人ともはまった。二人分のダンボールはしっかり用意してあったので、絶好調に滑りまくる。ダンボールを引くと意外にスピードがセーブされて、実に具合がよい。　第３のコース：市立図書館で絵本を借りたあと、レンタル屋でアンパンマンを借りる。二人はどうもこの２者の差がよくわかってないみたい。レンタル屋はお金がかかるんだよとひとり１本にさせていただく。家に帰るとちょうど、ちびまるこちゃんに間に合ってめでたしめでたし。

September 24, 2006

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チロルの森

　今日はおかあちゃんが仕事がたまっている上、お疲れ気味なので娘２人と３人でチロルの森におでかけ。　ここ客足が結構厳しいと聞いていたけど、土曜の午前に到着だと、やっぱりかなり余裕がある感じ。でも、昼過ぎからはけっこう混んできたけど。　到着早々、娘さんたちはポニー乗馬をご希望。二人ともひとり乗りをして、上機嫌。次に本日のイベント、チロリスとじゃんけん大会で、みごと参加賞（あめ玉ひとつ）をGET！　そして本日のメインイベントは“パンづくり”体験、お一人様７００円也。二人ともきっとジャムおじさんを思い浮かべながらパン生地をこねたんだろう。一応、食べられそうな状態でこねこねはやめにして、待つこと１時間。あたたかいパンにご満悦。　その後、ゲームチケットを使って、ゴーカートや変わり自転車に乗ったけどちょっと余分だったかな。父的にはお池のペダルボートが一番面白かった。一番不評だったのが、わんにゃん動物園。狭いところにワンワンいっぱいで、ふれあおうにも二人ともすっかりびびってしまった。においもかなりきつかったし。ねこちゃんにいたっては、狭い檻に閉じこめられていて気の毒としか言いようがなかった。わざわざ別料金を払って失敗。　帰りがけに、アスティかたおかを日帰り温泉で利用。お風呂はとてもきれいで、特に北アルプスを展望しながら夕日を浴びて入れる露天風呂は最高だった。ちびたちも大満足。　　

September 23, 2006

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“集団性と規律”vs“個の尊重と共生・協働”

　下の子(３歳)がここのところ保育園に行くのを嫌がる。「運動会嫌い」。うーん、納得。　上の子(６歳)はご飯を食べるのがとてもゆっくり。下の乳歯２本が抜けてからはさらにゆっくり。でも、朝ごはんはしっかり食べて欲しい。で、登園時間が９時に間に合わない。ここのところは、９時にはすでに園庭に子ども達が整列させられていて、運動会の練習の体制に入っている。この場面を見ると、上の子はびくっとして、身をすくませ、おとうちゃんの後ろに隠れようとする。要は、すでに作られてしまっている集団に入っていきづらいのだ。この感覚は僕も子どもの頃よく味わった。　きつくて評判の保育士は、案の定怒号を上げている。なぜ、こんなに集団性を高め、規律ばかりを重んじるような運動会にしてしまうのだろう。某国のマスゲームじゃあるまいし。何の意味も感じない。これから小学校、中学校とやたらめったら“集団性と規律”が強調され、それを子どもに強要することが教育だと勘違いしている大人に囲まれていく。はっきり言って僕の場合、社会人となって整列させられ、起立・きをつけ・礼をさせられたことなど、まずない。全ての子どもにこんなことを課しても、社会に出て役に立つはずがない。まやかしだ。　文部科学省管轄の幼稚園には望むべくもないと思っているが、せめて保育園は子ども一人一人が異なった個を尊重し、多様性ある一人一人がともに過ごし、ともに歩む（共生・協働）の関係を大切にしていくという理念を温めていって欲しい。上の子を受け持っている新卒保育士の子に、どこかの場でこのことを伝えなければ。もう、卒園までそれほどの時間は残っていないから。

September 20, 2006

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子どもの権利って

　「子どもの権利」ってどう考えたらいいんだろう。条約や条例のレベルで考えることは確かにできる。でも、日々の子どもとの実践や、ましてや子育ての中でどう生かしていったらいいんだろう。このところ「お勉強」を思いっきりおさぼりして、普通に家族の中で子どもに面と向かっていて、よくわからなくなることが多い。　こうやって日記をせっかく記しているのだから、書くことによってこのことを意識化してみようと思う。

September 19, 2006

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