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カテゴリ:子ども・子育て・家族
私が副会長を務める(社)長野県社会福祉士会が、下記の日程で児童養護施設の子どもの姿を描く、映画「あしかび」を上映することになりました。
http://www.kazesoyo.com/ あしかびホームページ 日時:2011年3月19日9:30-12:00 場所:長野県社会福祉総合センター(長野市若里、ビックハット前) 費用:無料 制作意図 上記Hpより引用 岩手県の県都盛岡市の北に位置する閑静な住宅地に、児童養護施設「みちのくみどり学園」はあります。高度経済成長期という繁栄の時代の波に逆行するように、昭和32年に虚弱児施設として創設され、「先駆的・開拓的・実験的」を運営の基本理念として、長年に渡り、地域にその任を果たしてきました。 平成10年、児童福祉法等の一部改正により、児童養護施設に移行した現在では在園児童の約7割が被虐待児と言われ、県内各地域の親元を離れた子ども達がここで集団生活を営んでいます。 選んでここを訪れる子どもはいません。ましてや選んで託す親もいません。必然的介入を余儀なくされた家族が分離し、ここから再生のための一歩に踏み出すのです。 地域養護の中で子どもたちの成長を支える施設職員。岩手の中間山地・西和賀町や一関室根町の自然や文化を通しての人々と子ども達との交流は、映画の作り手に明るい兆しを感じさせました。 根を持たない人間は、時に頼りなく、儚い存在かもしれなません。けれど地域には、土に根を下ろし、地下を這う多年草のような力強い生き方をする人々がいます。幾たびも己の季節の花を咲かせる慎ましい生き方が、まだこの岩手にはあります。 一度は深く傷を負った心が、再生のプロセスを辿る道のりは長く困難かもしれません。しかし私たちが、この映画から描こうとするのは子どもの尊厳です。どんな時代でも子どもは世界の希望なのです。冬の厳しさを越え、鮮やかな生命を芽吹かせる葦牙(あしかび)のように…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 31, 2011 06:47:52 AM
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