基本に忠実に本質を伝える

「面白すぎるから読むのを止めて」とクールボーイに言われました。私は寝る前に子供に読み聞かせをしますが、最近はクールボーイはその時間に他の本を読むようになりました。でも「がばいばあちゃん」が面白すぎて本に集中できないようです。

文庫: 237ページ
出版社: 徳間書店 (2004/01)
ASIN: 4198920001

島田洋七さんの書かれた本です。祖母と孫というのは親子とは違うドラマがあるらしく、会話にドラマがあります。タレント本とは一線を画す出来ではないかと思います。というのは毎晩読んでいても文章に勢いがあり、しかも年々成長する少年がすがすがしく好感が持てるのです。おさのばあさんへの深い尊敬と愛情も感じられます。既に出版されてから５年経っていますが、発信しているメッセージはふるびていず、共感がもてます。

　映画化されたそうですが、見たいですね。本嫌いのお子さんにもいいかもしれません。変なところばかり妙な佐賀弁で言われるのには閉口しますが。