カテゴリ:国語
私は古典文学で日本語を磨くのなら「奥の細道」がいいと思っています。
源氏物語は思わせぶりすぎて難解。枕草子はほとばしる才気は見事だけど美文とは言いがたい。徒然草は枯れた隠遁者の随筆なのでややものの見方がひねている。そこが面白く、またエンターテナーと割り切って書いているあたり魅力はあります。方丈記は何とも暗いので読んでいる途中でめげてしまいました。世相が荒れているのを嘆くのが多くて。但し、序文の美しさは随一なので、これは暗誦しました。 言葉をそぎ落として美しさを追究するのなら俳人でしょう。中でも奥の細道は芭蕉先生の最高傑作です。それに時代が江戸まで下ると古語が減ってきて分かりやすい。 受験参考書を大学時代に買って読み通し、(私は理学部です)夏休みに何度か分けて東北地方の名跡を奥の細道をたどるように旅行してみました。私には若いときの思い出でもあります。 そんな「奥の細道」が本屋で平積みになって売っていました。早速今日から始めました。いつまで続くかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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