ある先生から、
「美しい日本語に触れるのなら、言葉を厳選した韻文が良い。始めは自由詩から導入し、定型詩、短歌へとつないでいくのがいいでしょう。」とアドバイスを頂きました。
そこで。子供が喜ぶのなら
草野心平氏と短絡的に考えて、蛙の詩を読んでみました。
彼は何と言ってもマルチリンガルであることもあり、日本語ばなれした擬声語を自在に操るのが素晴らしい。これは草野氏の真骨頂であり、子供に一番素直に受け入れられる要素だと思ったのです。
結果はさっぱり。「私が本を読んでるのにうるさいから黙って!」という反応にがっくりです。
まだ
山村暮鳥氏のりんごの詩のほうが食いつきが良かった。
実は草野氏は蛙の瞳に映った自分を描いた蛙の詩人と言う面以上にアナーキーな詩人でありまして、そのあたりは子供には理解しづらかったようです。
次は
三好達治氏かなぁ。挑戦、挑戦。意外と
中原中也氏あたりがいけるのか。「汚れちまった悲しみに」とか意外と受けましたし。
しばらく詩集遍歴です。でも私は散文体質なんだよなあ。