素浪人ブログ

[風の詩] カテゴリの記事

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• 吉永小百合夕張で記念植樹

  　「北海道を舞台にした映画「北の零年」に出演した吉永小百合さんと石田ゆり子さんが３日、ロケ地の夕張市を訪れ、エゾヤマザクラを植樹した。会場となったロケセット保存施設「『北の零年』希望の杜（もり）」で、吉永さんは「夕張の自然の美しさ、人の心の温かさを全国に伝えたい」とあいさつした。」　yomiuri　吉永小百合さんである。今更言うまでも無いが、　日本の至宝とも思える女優さんである。 　　その吉永小百合さんが、「北の零年」のロケ地でのさくらの植樹。　それだけでは何の変哲も無い、吉永小百合さんの近況的なニュースだが、　ロケ地が財政破綻都市夕張だと、違ったニューアンスのニュースになる。　「北の零年」の「希望の杜」　「幸福の黄色いハンカチ」の「想い出ひろば」　二つの映画を記念した施設を営のＮＰＯ法人「ゆうばり観光協会」の、　活動に協力しているしての、吉永小百合さんの夕張市植樹であった。　「北の零年」の共演者石田ゆりさん共々の記念植樹の、　宣伝効果は大きいだろう。　吉永さんは宣伝効果云々など考えるはずもなく、　純粋に夕張市民のために協力する事を考えての、　夕張幸であり、さくらの植樹だ。　「北のゼロ年」は草創期の北海道開発の苦汁を描いた作品だが、 吉永小百合の凛とした物腰は、　荒涼とした自然の中にのみこまれる事も無かった。　鍬をもつ姿もさまになり、　汗をぬぐう仕草にさえ大人の色気が漂っていた。　変わらぬ美しさ、普遍的な美しさを宿す女性は少ない。　どんなに若く見えるとか、歳をとらないとかいっても、　それは一般的な基準での表現である。　人間は歳をとるし、若く見えてもそれ相当の歳は隠せないのだが、　それでも感じる女性としての美しさは、普遍的な美しさだろう。　10年先、20年先の例えば古い表現だと杖を突いても、　吉永小百合は美しい女性であり続けるだろう。　それは、モナリザの微笑みのような絵画的な美しさと、　キタキツネのような自然の中でも際立つ動物的な美しさが調和した、　日本人女性の美しさだろう。　　その吉永小百合さんの夕張への思いを、　多くの人が共有すると、夕張の復興は早いかもしれない。　非原爆活動の詩の朗読の続ける吉永さん、　凡人には理解しがたいエネルギーを秘めているような感じさえする。　

  2007.06.04

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• 岐阜県輪之内町の町長選挙

  「岐阜県警捜査２課などは、４月の輪之内町長選で初当選した元町助役の渋谷桂一容疑者（６６）らから現金を受け取ったとして、公選法違反（被買収）の疑いで、渋谷派の運動員約５０人を書類送検した。　調べでは、運動員らは２月中旬、輪之内町の渋谷容疑者の自宅で、渋谷容疑者への投票や票の取りまとめの依頼を受け、見返りに５０００円を受け取った疑い。　県警は４月２６日、運動員４人に５０００円を渡したとして、公選法違反（買収など）の疑いで、渋谷容疑者ら４人を逮捕。岐阜地検は１７日、同法違反の罪で４人を起訴するとみられる。　渋谷容疑者は４月３０日から町長に就任。起訴されれば、辞職する考えを示している。」sankei　5000円での買収はなんとも胡散臭い。　50人に一人5千円ずつの買収だという。　買収が公の場でおこなわれたようなもので、　田舎の町長選挙にしてもあまりにも胡散臭い。　買収容疑で4人を起訴して50人はどうなるのだろうか。　全国的に関心のない田舎の町長選挙のニュースだが、　何となく胡散臭い。　何処が胡散臭いかは明確にはいえないが、　一人5千円の買収を自宅にしろ、　集会場にしろ、　大勢集めておこなえばばれるのは当然だ。　　そんな馬鹿なことをやるとは思えないが、　やったなら直ぐに町長を辞職すべきであり、　起訴されれば考えるのはもっての外である。　起訴されればと言うのもまた胡散臭い。　無罪なら起訴されても潔白を主張いて戦うべきだが辞職を考えるという。　どう考えればいいか、　　結局、警察の言う5千円の買収が正しいという事になる訳で、　何とも紛らわしい田舎の町長選挙の結末である。　地元の人意外は誰も関心は無いだろうけど、　日本の田舎の象徴的で興味深いと思う。　

  2007.05.17

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• 赤ちゃんポスト運用開始

  　熊本慈恵病院の赤ちゃんポスト、　「こうのとりのゆりかご」の運用が始まった。　ついにと言うかまだだったのかと言うか、そんな思いでニュースを見ている。　騒ぎすぎた。そんな感じだ。　誰かが何かを始めようとすると必ずちゃちが入る。　評論家風が語りだし、　自分たちは何もしないくせに原理原則論で批判を始める。　イラクで日本人ボランテイアの若者達が誘拐監禁された時の、　自己責任論的な批判が赤ちゃんポストにもあった。　原理原則ではどうしようもない命を救済しようとする人達を批判するとか、母親の責任論を言うとか、そんなことをしたら、赤ちゃんポストに頼るようになるとか色々と偉そうことを言っていた人達は、今後もえらそうなことを言い続けるだろう。　原理原則に則っているから、　誰も反論は出来ないが、　元々原理原則から外れた話だから意味がない。　わが子殺すとかの極限まで追い詰められた母親に、　どんな原則論が通用すると思っているのだろうか。　　これだけ騒いだら、　赤ちゃんを一時的にでも預かって欲しいと思う母親は足がすくむだろう。　足がすくんで赤ちゃんを必死に育てることが出来ればいいが、　そのまま別の手段にでる可能性の方が大きいだろう。　　総理大臣が呼びかけたと言う。　総理大臣が呼びかけてどうにかなるなら、　赤ちゃんを捨てありはしない。　総理大臣が呼びかければ身がすくんで動けなくなるだろう。　静かに見守って助けられる命は助けて、　ややこしいことはその後の話だと、　何も出来ない人間は、思うのである。　何も出来ないから静かに見守るだけだ。

  2007.05.11

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• 自殺大国日本

  　今後１０年間で自殺死亡率の２０％減少を目指す政府の「自殺総合対策大綱案」は、１０日で一般からの意見募集を締め切り、６月までに最終決定となる。９８年以降、８年連続で３万人を超えた自殺者。大綱案は４７の重点施策を示したが、民間団体からは「掛け声だけではなく具体的な支援を」との声が強い。目標が後退したとの批判もあり、大綱案の見直しを求める動きも出ている。【玉木達也】 mainiti　　自殺が必ずしも景気と連動しているものではないだろう。　3万人を越える自殺者の数は驚く以外にないが、　交通事故による死亡者も3万人を超えていた時代があったのだから、　自殺者の数も当然減少するだろう。　それにしても、人口10万人あたりの自殺率が、　アメリカの2倍でイギリスの３倍とは驚きである。　自殺数は必ずしも景気の動向と連動してないし、自殺は必ずしも経済的な理由ではない。　原因かが分かれば対策も打てると、言えるかどうか分からない。　自殺は精神的にデリケートな問題であり、　高度な精神性から来る行為でもある。　自殺は人間だけが犯す神へのあがらいでもある。　自殺は精神的な弱さだろうか。　決してそうは思わない。　自殺の名所といわれる場所近くで、何人もの自殺者と話し合い自殺を思いとどまらせた人の話しもあるし、現在もその人達は自殺者への呼びかけを続けているわけである。呼びかけは自殺を考える人にとっては社会からの救済の声か、また神の救いの声にも聞こえるかもしれない。　と、考えると自殺者の精神を捉える最大のものは社会的な疎外感かもしれない。　国の対策の効果は分からないが、　手をこまねいて民間任せのままではいかないと、　国が動き出したことは歓迎すべきである。　どんな対策も効果の程は未知数であるが、　その為に自殺者が増えることはない。　　しかし、複雑すぎるような気がしないでもない、　自殺総合対策大綱案の主な施策である。　☆　自殺の実態を解明する調査の実施　☆　自殺に関する情報提供の充実　☆　精神疾患の病態解明　☆　自殺予防週間を設定し、啓発を実施　☆　警察官に遺族対応の知識を普及　☆　精神科医療体制の充実　☆　うつ病の受診率の向上　☆　自殺未遂者への的確な支援　☆　自殺遺族に対するケアの充実　☆　民間団体の人材育成への支援　確かに素晴らしいと思うし、行き届いていると思うが、　漠然として進展するの限られている感じだ。　出来るものなら、民間組織や専門家に任せて、　国は協力体制を整え、資金を出すだけにして欲しいものだ。　

  2007.05.10

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• 吉永小百合主演「母べえ」クランクアップ

  　吉永小百合は何時でもきれいで美しい。　彼女の映画を見なければ自己否定をしているようだと言う友もいるほどで、　彼女と同世代か、十歳位下の年代は、　所謂、サユリストを自認する人が多いだろう。　韓流ブームと言われ始めたころ、　青春ものの、　韓国のドラマや映画を見たときに、　吉永小百合の青春映画を思い出したが、　韓国の青春ドラマには、　吉永小百合の青春映画時代の純愛があった。　その吉永小百合主演で山田洋次監督の映画「母べえ」の撮影が始まったと言う。　クランクアップの舞台は奄美大島だ。　青い海に青い空、豊かな自然が包み込奄美大島はもう夏だ。　日本で最も歴史に翻弄されたと言っても過言ではない、　奄美大島には独特の文化と島民性がある。　そんな豊かな自然と独特の人情がある奄美大島は、寅さんシリーズでもお馴染みの島であり、山田洋次監督も毎年訪れているという。　それにしても、山田洋次監督は寅さんシリーズで、多くの離島や僻地を浮かび上がらせた。北海道もそうで、さくらの旦那さんは北海道出身であった。そして「幸せの黄色いハンカチ」がある。　　　　又、吉永小百合さんの「北のゼロ年」はまだ記憶に新しい。　そして、舞台は北の大地北海道から南国奄美大島である。　吉永小百合さんはカヌーにも乗りたいという。　カヌーはサバニと呼ばれる漁船だと思うが、　なるほどカヌーと呼ばれるに相応しい船だ。　大海原の奈美の間に浮かんでは消える細長い船がサバニだともう。沖縄関係の本に、意思があるように波と戯れることの出来る船と書いてあった。荒波の海で木の葉のように波に弄ばれているようであっても、転覆したり、飲み込まれることは無いと言う。　　東シナ海の波長と同じ長さだとも書いてあったような気がする。　その真意は定かではないが、　吉永さんが乗った日には、　カヌーと呼ばれるサバニも舞い上がりそうだ。

  2007.05.05

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• 

  沖縄へ憂い、友の嘆き

  　今日はメーデーであり、　4月28日は過ぎてしまったが、　サンフランシスコ講和条約発効の日である。　日本が占領体制から脱却した日であり、　沖縄がアメリカ軍の軍政下におかれた日である。　沖縄祖国復帰運動はその日に向けての平和行進が最も意義あるものとして展開されたと言う。　沖縄ではすっかり風化しつつある4.28集会とは、現在の沖縄の原点だと沖縄出身の友は言う。沖縄出身でない日本人にとっては、何のことか解らない。まるでよその国の歴史を学んでいるような感じである。沖縄タイムズから　4.28集会には、かっては何万何十万の沖縄の人たちが参加した、悲痛な叫びを上げたが、復帰の悲願達成でその使命も消えたと言う。　復帰後のあり方に疑問を持つ人達や、4.28の沖縄的な平和への願望の風化を恐れる人たちは、4.28記念集会の復活を試みたようだと、新聞のコラムを見る、沖縄出身の友は寂しげな笑みを浮かべる。　「復帰の象徴である辺戸岬での集会のニュースで、　現実の沖縄が見えてくるようだ。　参議院補選の結果は沖縄的ではなかった。　沖縄は特殊な政治事情を抱える特殊な地域である。　その特殊な地域で他の地方と同様の、　一般的な思考方法が求められた。　基地に触れずに生活だと、台所だと。　『ハキサミヨウ』オバアの声が聞こえそうだ、　『ヌチドタカラ』オバアの声が聞こえそうだ。　沖縄の基地の特殊性もさることながら、　保守では違いないが、沖縄では地域の革新政党を取り込んだ民主党が敗れた。　沖縄の保守革新のバランスが崩れ、基地反対の大原則が失われた」　そんなコラムであるが、沖縄出身の友の解説なくしては理解できない。　その、沖縄出身の友は、基地の恐怖を忘れた沖縄を嘆いている。　時代は彼の嘆きなど問題ともしないで、　基地も海や空の風景のひとつとして観光資源化していく。　それが時代の流れでも、　「時代は必ずしも真実の道を歩みはしない」と友は言う　　そして、　基地反対を訴え続けたから現在があると言う。　　もし、　そうでなかったらと友の嘆きは消えないが、　「時代は必ずしも真実の道を歩みはしない」と言う言葉も頷ける。　「時代は必ずしも真実の歩みをしない」　4.28の意味をと、沖縄出身の友は重ねて言う。　その意味は理解できないが、　　「時代は必ずしも真実の歩みをしない」は、　　わかるような気がする。

  2007.05.01

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• 木久蔵が木久扇

  　林家木久蔵さんの名前が決ったようだ。　その名は木久扇だ。　笑点でお馴染み林家木久蔵さんはその名を息子に譲り、　自分の名前は一般公募した。　応募総数は約3万通以上らしい。　その中から木久蔵さんが選んだのが木久扇だという。　　最も多かったのが笑蔵らしいが、　成る程その方が良い様な気もする。　次いで多かったと言う森蔵はいまひとつで、　その後に続く麺蔵などはなんともならない感じだ。　本人がお気に入りの羽ばたく扇にあやかっての、　木久扇が最も理想的な名前と言うことになるようだ。

  2007.04.29

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• ホテリア日韓女優の魅力

  　韓国ドラマドラマ・ホテリアがリメイクされた。上戸彩主演のリメイク版がオリジナルを超えるなどは考えないで、日本的な上戸彩的なホテリアを期待して初回を見た。オリジナルは毎週欠かさず見ていたし、インターネットの韓国ドラマサイトでも見ていた。　ぺ・ヨンジュン主演だからではない勿論ない。　二人の女優の魅力であった。　その一人が主演のソン・ユンアであり、ライバルのソン・ヘギョであった。　その覚えにくい名前の女優さんは、強烈の印象で残っているし、ドラマのの進行をともに特にソン・ユンアさんの独特の演技の虜になった。　だから、日本でリメイクなどと聞いたときには驚きよりも馬鹿なと思った。　オリジナルにはそれだけの魅力があったし、主演女優の独特の立ち振る舞いが、果たして演技であったかどうかの判断が出来なかった。地というか、又韓国女性特有の不貞腐れ気味の溜め息混じり風な言葉の節回しも、演技ではないような気がした。　彼女独特の演技だと思っていた。　韓国ドラマに対しての一言居士ご婦人に彼女出演のドラマを教えられ、淑やかで無口な女性役もおてのものと言われては、ソン・ユンアさんの演技力に感心するほか無かった。　　そのホテリアが上戸彩主演でのリメイクだ。　ソ・ジニョンは杏子だ。　恋人を探しにアメリカではなく韓国に行く。　そして、　ぺ・ヨンジュンが友情出演とかで、誰との友情かと思ったりしたが、　ぺ・ヨンジュン出演で迫力が違っている。　上戸彩は好きな女優であり、演技力に感心する女優でもある。　しかし、オリジナル作品を見ているものは、それ以上の作品は期待しない。　しかも女優ソン・ユンアの独特の演技は強烈だった。　それに、ライバルの女優さんの格が違う思いもある。　女優はソン・ヘギョでアジアで最も高いコマーシャル出演料のモデルとか教えられた。　第一回の感想は、いま一つ馴染めない感じであったが、それは随所にオリジナル作品の場面が出てくるからである。溜め息をつき腕を組むソン・ユンア姿がが現れるような思いだ。　リメイク作品、例えば「syall　we　ダンス？」でも、やはりそうだったが、オリジナル作品が重なってくる。　回を追うごとにしっくりと馴染んでいくとは思うし、　上戸彩の杏子さんは美しさで上だし、　しっくりするには時間はかからないと思うし、　オリジナルとは違った魅力で、引き込まれるかもしれない。　さてどうなるでしょうか。　

  2007.04.20

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• ハリー・ボッター完結

  　ハリー・ボッターが完結する。　ハリー・ボッターと死の秘法だ。　完結編への予約が史上最高だという。　まだ完成しない物語への予約であるから、　史上最高という数は予想も出来ない。　次を待つ間のうきうきした気持ちは恋人を待つような恋的な感情の一種だろうと思ったりもするわけで、特に漫画はじつに見事に感情が乗った時に続きになるし、次を見ないではとてもその後の人生が成り立たないような重要さを感じさせたりする。ハリー・ボッターは１話完結であるから、続きを見るといったような待ち遠しさとは違うと思うが、やはり面白い小説は早く見たいのだろう。　007シリーズも復活した。映画ではシリーズ者の強さがあるが、最近の小説では最近は珍しい次を待つ物語はハリーボッターだけかもしれない。　予談だが、近くの書店に行ってもなかった新刊本がダビンチ・コードだった。　外国の作品だと、その国で話題になってから翻訳を始めても、まにあわないのだろう。　日本の話題の本は近年味気ないものが多くなったような気がする。　何度でも読み返したい小説家は何人もいるし、　最近の作品でも幾つかそんな作品はあるが、　書店などで積まれた本は手に取るのも億劫になる本が多い。　そんな本は、一度読むと白けてしまって、読んだ後の処分に困る。　さてハリー・ボッターである。　出版当初は殆ど無視されるのは大ベストセラーの一里塚みたいなものだが、ハリー・ボッターはどうだったかイギリスの事で判断は出来ないが、その類をもれなかったと言った方が、如何にも世界的ベストセラーの定石を踏まえたようで良いのだが、果たしてどうだったのか。出版と同時に一気に火がついて、数々の賞も貰っているようだが、再び言うがイギリスのことで判断できない。　はてハリー・ボッターの生みの親は、　イギリスの児童文学者J・K・ローリングだがペンネームである。　　彼女の経歴として変わっているのは、ポルトガルでの英語教師だ。何故、英語教師が変わっていると表現するかと言うと、日本で殺されたイギリス人女性の事が頭をよぎったのだ。　彼女も生きていたら、　あるいは世界的なベストセラーになるファンタジー小説を書き、　多くの子供達に夢を抱かせたかもしれない。　ポルトガルで結婚したが長女が生まれ離婚した。　もう一つ変わっているのは、日本流に言うとバツイチで、　上品に言うとシングルマザーで、　生活保護を受けての生活だった。　幼い子供を抱えての生活保護を受けてのバツイチ女性の苦労は、並大抵のものではないはずだ。そんな状　況下で書かれたのがハリーボッターだ。　第一作「ハリー・ボッターと賢者の石」　ある学者は最初にその本を見たときは、イギリスの作家で哲学者のコリン・ウイルソンの「賢者の石」の評論かと思ったと言う。開いてみることなしに買った。電車に乗って本を開くと、女子高校生たちの視線が集中した。直ぐにその視線の理由を理解したが、直ぐに本を閉じる事の出来ずに仕方なしに読んでいるうちに本の中に引きずり込まれて降りる駅も忘れた。それ以後孫との関係が変わり、連帯感が強まったなどの話も聞いた事がある。第二作「ハリー・ボッターと秘密の部屋」第三作「ハリー・ボッターとアズカバンの囚人第四作「ハリー・ボッターと炎のコブレット」第五作「ハリー・ボッターと不死鳥の騎士団」第六作「ハリー・ボッターと謎のプリンス」第七作「ハリー・ボッターと死の秘法」で第七作が予定であり、予約の作品である。映画のハリーボッターは、まさにハリーボッターのダニエル・ジェイコブ・ラドクリフだった。1989年生まれの、丸いめがねの愛くるしいハリー・ボッターの、ラドクリフも現在は少年から青年へと成長しつつある。日本に来た時には、空港に詰め掛けたファンの数に度肝を抜かれたという。ハリー・ボッターファンはボッタリアンと呼ばれて、世界的規模だ。小説ハリー・ボッターが完成すると、映画も当然完結するわけで、ラドクリフもハリー・ボッターとお別れする事になる。原作者もペンネームを変えると言う。強烈なハリー・ボッターのイメージは、ダニエル・ジェイコブ・ラドクリフにどんな変化を求めるだろうか。

  2007.04.14

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• 長寿番組笑点

  日本テレビ日曜の夕方は笑点の指定席だ。　正確には5時30分からのお笑い長寿番組だ。　今更説明の必要もないと思うが、　1966年5月15日から続く長寿番組は、　社会現象となった三浦綾子原作の氷点をもじった番組名である。　現在の司会は円楽さんのあとを継いだ歌丸さんだ。　メンバーは、　三遊亭小遊三　　遊亭好楽　　林家木久蔵　　春風亭昇太　　三遊亭楽太郎　　　林家たい平で、　座布団運びがご存知山田隆夫である。　因みに初代の司会は　立川談志　　　　　　　　二代目は　前田武彦　　　　　　　　　三代目は　三波伸介　　　　　　　　　愛川欣也臨時に司会し、　　　　　　　　四代目が　三遊亭円楽　　　　　　　　　　臨時に歌丸から交代に司会し　　　　　　　　　五代目が　桂歌丸となった。　　メインの大切りはテレビ界の名物である。　笑点の歴史を書くつもりはななどない。　つけっ放しのテレビから流れるお馴染みの笑点テーマ曲に引かれて、　ついつい笑点を見たところである。　春風亭昇太の落語は大胆な動きの中にも細やかさある見事なものであった。　大切りはキャラクターが鮮明に分かれている。　いい加減さが売りの泥棒キャラは小遊三で、　暇な仕事なしは好楽で、　馬鹿な木久蔵に、　独り身の昇太に、　腹黒楽太郎と　フィリッピンパブのたい平と言ったところだ。　たい平はマルチ的な活動が目立つ若手の有望株と言ったところだが、　もう若手ではないのかもしれない。　歌手であり著述家でありと色々と活躍しているようで、　大切りで花火や鶏の真似とか色々と芸を見せてくれる。　大切りの中心に陣取るのは黄色い着物の木久蔵である。　木久蔵を息子に譲って、　芸名公募の大胆な試みはどんな結果となるかはお楽しみだが、　日本中から奇抜な芸名が多数寄せられても、投票ではないから面白みはない。　「林家木狂蔵」　「林家鹿馬蔵」　阿呆蔵　蔵蔵（くらぞう）林家（りんか）木久輔　木久助　木久介　木久魔　木久馬、、、　　　もっとも多かった名前だと面白みがあるが、　木久蔵さんが決めるので、　何ともいえないが、奇抜さは期待でいないかもしれない。

  2007.04.08

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• SASUKE怪我人続出

  　TBSの年間何度かの特別番組SASUKEでけが人が続出のニュースだ。続出と言うのは少々オーバーであるが、何人かが怪我をしたようだ。　SASUKEは筋肉バトル的、　運動能力検定番組である。　体力だではなく、　強度な運動能力が試される総合的筋肉バトルであった。　一つのステージには数々の関門があり、運動能力と筋肉力が求められる。　けが人の続出はオーバーでも、けが人がでるのは仕方ない番組ともいえる。　逆説的に言えば、けが人がでないほうが不思議な感じもするが、　それぞれに鍛え上げられた肉体と運動能力を持つ集団の競技だから、　けが人がでなくてもまた不思議ではない。　仮に何人かが怪我をしても、それは本人達の鍛錬のなさである。　自己責任などとは言わないが、基本的な甘さである。　怪我をするなら参加すべきではないと言うのが、　他の参加者の共通の意見だと思う。　SASAKE的な競技にしても、　あるいは格闘技にしても、　少々肉体的に自信があれば参加できるような甘さがある。　格闘技に参加する芸能人などがいるが、　逆ならいざ知らず、　リングに上がるにはそれなりの儀礼があると思う。　ややこしい事を言うつもりはないが、　リングを冒涜しない程度の基本的な鍛錬は必要だろう。　たとえシナリオがあるにしても、　最低限の競技能力はないと話にならない。　曙が連敗を続けるリングは臨場感があり、　緊迫感があり現実味がある。　動けない曙が勝てるわけはない。　だから負けるけど、負け方にリアリテイーがある。　それがリングの面白さである。　格闘技のリングと、SASUKEのステージは基本的に違う。　格闘技のリング上の敵は対戦相手であるが、　SASUKE敵は己の肉体である。　SASUKEは肉体能力測定装置をクリアするのが原則であり、　そのクリア時間を競うのがSASUKEである。　当然総合的な肉体力と運動能力が要求さる。　怪我をする競技者は出場資格がないと言われても仕方がないと思う。　怪我人がでるのは、ある意味で当然であり、　むしろ臨場感があり現実感がある。　SASUKE関係者を庇う訳ではないが、　怪我人は病院に任せればいいのではないのか。　救急車で怪我人を運んだ、病院にいけば、警察にも通報される。　当然出し、　警察への届け云々も騒ぎすぎだろう。　TBSのインタービューやらせも報じられているが、　TBSだもの、それくらいで驚くな。と言いたい。　テレビのバラエティー番組のインタビューなど信じるなと、　テレビ関係者は言っている。　

  2007.04.07

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• 歴史教科書

  　高校生の日本史教科書検定で、　沖縄戦の「集団自殺」の記述が多くの修正を求められたようだ。　周期的にと言うか、何人に一度と言うか、　必ず問題になるのが、歴史教科書検定問題だ。　そして、沖縄戦と南京虐殺、従軍慰安婦問題などが焦点となる。　集団自決が日本軍の命令かどうかが問題になるようだ。　「軍が命令したかどうかは、明らかとは言えない」　と言うが、　「軍の命令とはどこからでる命令のことだろうか、　大本営から住民を集団自決させろと文書通達が無い限り、　軍の命令とか関与は認めないというのが政府の考えのようだ」　と、若い学者は首をひねる。　それは従軍慰安婦問題でも同じで、軍の関与は認められないという。　戦後60年の、多くの専門家や学者が調査し、　目撃者やはたまた死にかけた人々や、　旧日本軍兵士やアメリカ軍兵士からの調査等で明らかになった事実も、否定するような決定がなされている。多くの学者や専門家、はたまた、これまでの日本政府の決定を、軍が関与、或いは命令したかどうか明確ではないとして否定する。　関与や命令を否定しえないが、　明らかでもないと、　曖昧さの中で歴史的事実を覆そうとしている。　日本は美しい国である。　しかし、どこの国でも同じだが、　国家の歴史は決して美しいものではない。　分捕り合戦的な争いを続けて現在の国家となった。　その国家の中で醜い権力闘争が繰り返され、　現在にいたり、現在でも続いている。　　　善は善、悪は悪として正面から向き合って始めて歴史である。　多くの先人が作り上げた歴史を、　固執的な概念で否定するのは、　歴史の冒涜であり、先人を唾棄するものである。　命令か、強制か、強要か、自主的か、、、行き着く先の結論は住民の集団自決であった。　大江健三郎さんが「沖縄ノート」を書いたのは何年前だろうか。　その「沖縄ノート」に集団自決を命じたように書かれたとして損害賠償と出版指し止めを求めた裁判はまだ続いている。　何の意味があるか分からないが、　国家が後押ししての旧陸軍の守備隊長にとっては、　国家の言うことが真実である。　「正しい記述が喜ばしい」　と、現在96歳の元守備隊長は言うが、　彼が検定教科書を十分理解しているか疑問である。　沖縄の老婆はすべて日本兵が沖縄にきたせいだと言った。　つまり兵隊が来て戦争が始まったことがすべてであると。　それが真実だろう。　戦争がすべてだ。　過ぎたことの修正は不可能だ。　戦争と言う極限下での精神状況は、　平和に暮らす現在の私たちには理解不可能だ。　可能なのは真実と向き合い、　罪は罪として認め繰り返さないことだ。　と、若い学者はアナウンサーを見据えて言う。　歴史は、時に一人でしゃべりだすと意味不明のことを言う。　

  2007.03.31

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• 植木等さんを偲んで-1

  　植木等さんを偲んでの色々な検証的なテレビ番組がいくつかあった。　これからも出てくるだろう。　植木等さんの無責任ぶりは役の上だったと言う。　真実の植木等さんは責任感の強い人だった。　あれほどの無責任振りを演じるのは爽快だと思うが、　植木さんは常に精神的煩悶を得て役になりきったようだ。　植木さんを論じる時にいくつかのキーワードがある。　どの番組でも第一のキーワードは父親である。　浄土真宗の住職であった父親はクリシュチャンでもあったと言う。　全ての人の社会的平等を訴え部落解放運動で逮捕される。当時の社会で平等を説くことの凄さは、現在的な意識では図りきれない。何せ、人間がすべて平等などの観念があったとは思えない時代である。　父親が逮捕されると同時に国賊的扱いを受ける。　その時代は、お上に逆らうと国賊である。　当然その家庭、また子供への風当たりは強くなる。　村八分状態になる。　子供は非常であり悪魔である。　国賊の子供へは悪魔的に対応する。　そう、子供は時に悪魔になる。　現在的に言えばいじめである。　植木さんの原点には平等を叫び社会正義のために戦う父と共に、　第二のキーワードは虐めである。　謂れ無き虐めを受けた苦痛の日々がある。　神と仏を信じ、弱者救済のために怯む事の無い父親の行動力は、　植木等の原動力となった。　あの無責任さが、　親鸞聖人的であるといった父親は仏のような気がする。　第三のキーワードは親鸞聖人である。　つまり仏である。　植木さんが歌う　　作詞は青島幸雄だ。　第四のキーワードは青島幸雄である。　植木等さんの歌は殆ど青島幸雄が作詞した。　その一つを見てみよう。　その歌詞は実に妙味があり、　人を食っているが、　都会での一人暮らしでは、　少なからず覚えのあることである。バーやキャバレーどころか、喫茶店からは砂糖を食堂からは調味料を、と言った輩もいたと言うし、定期券ならまだしも、入場券だけでどこまでも、目的地までいって駅員の目をくらまして逃げたり、パチンコ台は何時でも叩きっぱなしと言った、まさに無責任男は結構いたようであるが、果たしてどうだったか。バーやキャバレーじゃ　灰皿盗み他人残した　ビールは飲むし焼き鳥食べれば　数ごまかしてそのくせ勘定は人まかせみっともないから　およしなさいもっとでかい事　なぜ出来ぬショボクレた事　すんなこの野郎借りた定期券で　ビクビク乗って隣の新聞　横からのぞき混むのを幸い　女の娘にさわり他人のズボンで　靴磨くみっともないから　およしなさいもっとでかい事　なぜ出来ぬショボクレた事　すんなこの野郎会社終われば　パチンコ通い血走りまなこで　落ちてる玉ひろい入りもしないのに　“オーイ出ないぞ”怒鳴る声だけ　一人前みっともないから　およしなさいもっとでかい事　なぜ出来ぬショボクレた事　すんなこの野郎

  2007.03.30

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• チェオクの剣

  　韓国ドラマ「チェオクの剣」が終った。　「チャングムの誓い」の後だけに、　比較されることも多かったと思うが、　「チェオクの剣」は「チャングムの誓い」と違った魅力があった。　日本流に言えば忍者が主役の時代劇だ。　しかし、日本の時代劇にはない強烈すぎる男女の愛、　そして愛の葛藤があった。　チェオクを愛する二人の男の愛は、血と言う強力な吸引力の揺るぎない愛と、代償を求めない純粋な愛の二つの形からなる。ある意味では、その二つの愛は象徴的な形である。　兄であることを知らずに惹かれる、チャン・ソンベクへの愛は血の吸引力であり、主であるファンボ・ユンへの忠誠心の延長上にある愛は絶対的な愛である。ファンボ・ユンのチェオクへの思いも最初は肉親的な、保護者的なものであったが、次第に絶対的な愛へとかわっていった。　チェ・ナニの愛のあり方もまた凄いと言うしかない。　女優も魅力的な演技だった。　彼女は最終回で泣いた。　長い時間テレビの画面はチェ・ナニの泣きが続いた。　韓国でラマの見せ場の一つでもある泣きの場面だ。　韓国ドラマの愛は純粋で自己犠牲をいとわない。　時にはくど過ぎると言う思いを抱くこともあるが、　一途の愛は素晴らしいものだ。　チェオクの剣は、主な登場人物は悉く死んでいく、珍しい結末であったが、　もし、誰か生き残ったらそれこそ不自然なような気もする。　「こんなドラマ困るわ、どうして幸せにしてあげないのよ」　と、同居人は不満だが、　何となく爽やかな結末のような肝がする。

  2007.03.18

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  犬の運動場

  腰痛の経験は無かった。 疲労による腰痛らしきものの経験はあるが、 マッサージやシップで次の日には痛みは消える程度であった。 骨や関節のいたみで最も苦しんだのも寝返りであった様に、 いたって健康の生活であった。 だから花粉症以外で病気の苦しみはなかった。　 今度はどうも様子が違うようだ。もう3日も腰痛が続いている。 始まりは、腹筋運動の強行であった。 散歩以外に肉体的運動が少なくなって、腹回りに肉がついてきた。　メタポリック症候群になったかと思い運動を始めた。腹筋運動に力を入れた。入れ過ぎた。徐々にペースを上げればいいものを、最初の日に限界まで挑戦した。それは運動のプログラム作成のための基礎資料になるはずだった。限界の8割程度の量がもっと理想的な運動量などと、教えられた事を思い出したのだ。　限界の8割の数を5セットこなす。　プログラムは出来た。　しかし、腰痛が始まった。　隣の小母さんが若くはないから程々にと如何にも嫌味な笑いだ。　むきになって2日強行した。　3日目からもうだめだ。　腰痛とはいえない。他で用事を作った。　運動の時間に、友達の犬の散歩に付き合うことにした。　そして見つけたのが、犬の運動場だ。　国道311号線を熊野市から紀和町方面に向かうと、熊野古道横垣峠入り口を通り過ぎ、杉本農園を通り過ぎ、古道センターの手前を左折して橋を渡り案内に従って走る。

  2007.03.04

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• ハリケーンがやってきた

  アメリカからハリケーンがやったって来た。 「不都合な真実は」の絶対的真実を背景に来たのは元副大統領ゴア氏、 横田めぐみさんへ捧げる歌を両親にプレゼントしたのは、　ピーター･ポール＆マリーの、ポール･スキートさんだ。　最後にやってきたのはネオコンの立役者チェイニー副大統領。　日本の近代史はアメリカとの不平等条約から始まった。　不平等を平等にするかの必死の歴史でもあった。　京都議定書を無視し、環境問題を無視してきたアメリカの元副大統領の突きつけた地球温暖化のもたらす「不都合な真実」に日本の総理大臣も如何にも感動したようなコメントであった。　20万人以上の人参加したワシントン大行進で「私には夢がある」とマルチン･ルーサ･キング牧師が演説した。バックグランドのように流れていたのは、ボブ・デイラン作曲でピータ･ポール＆マリーの歌う「風に吹かれて」だった。そのピーター・ポール＆マリーの一人、ポール･スケートさんが横田めぐみさんの為に作った曲を、両親に贈る為にやってきた。　影の大統領と言われるアメリカのチェイニー副大統領もやってきた。ユダヤ人実業家でネオコン最高の実力者チェイニー副大統領はイラク戦争の牽引車である。内外に吹き荒れるイラク戦争批判を交わし、更なる増兵を目論み、米軍再編を推進するチェイニー副大統領は、総理大臣はじめ何人もの閣僚と会談した。肝心の久間防衛大臣と会わない。アメリカのイラク戦争は間違っていた、とアメリカを批判した現役の防衛大事は、自衛隊から昇格した防衛省初の大臣である。数々の発言は物議を醸し、大臣としての資質も問われ続けてきた久間防衛大臣が、国際デビューする舞台はチェイニー副大統領が作った。同盟国の現役の大臣の堂々の批判はアメリカ合衆国に、隷属するだけの日本ではないと教えたかもしれない。防衛大臣として適切な発言であったかどうかは別にして、日米安保の枠の中で、ひたすら日米安保を唱えてきた日本政府が、始めてアメリカに間違いと言ったことになる。久間大臣の最大の偉業となるかもしれない。　アメリカである。　神と悪魔が常に共存する国である。　アメリカがやってきた。何時でもアメリカがやってくる。

  2007.02.22

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• 今日は何の日

  「明日は何の日か知っているか」　リコ友からのメールである。　毎月一回は必ず来る不定期メールは、リコ友の精神状態の表象ようなもので、娘か、わかれた女房との間に何かあったときである。　田舎暮らしの悠々自適の釣りと囲碁三昧の日々を送る目論見が田舎に引っ込んだ途端に離婚の憂き目に会い、今では廃屋同然の家で一人暮らしであるが、一時期の落ち込みは全てを諦めることで乗り越えた。今では理想どおりの悠々自適の日々であるが、家族の因縁はそう簡単には切れにらしい。　無理に付き合うわけではないが、一応は調べてみるのも毎月の事だ。嫌煙運動の日エアメールの日冥王星の日ワシントン誕生の日かの子忌毎月の18日は頭髪の日北海道清酒の日二輪自転車安全の日米の日観音の縁日鬼子母神の縁日長い歴史で色々な事が残っていく。新しいところでは、ウインドウズ2000発売記念などあるが、、、。

  2007.02.17

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• ブルーリボン賞

  　蒼井優がブルーリボン賞主演女優に輝いた。　「ハチミツとコローバ」「フラガール」の2作品の評価と言う。　1985年生まれの女優青い有を始めてみたのは去年のことで、フジテレビの「dr・コトー」でのことであった。殆んど言葉を発することのなかったが、それが様になっていたと言うか蒼井優本人を映しているかのように感じた。演じているのではなく本人そのものだと思ったりもした。　過去を感じさせる暗さもまたそうだった。　恋人の登場は暗い表情の蒼井優を際立たせた。DVの恋人の豹変に向き合う蒼井優は何度も味わう虐待の恐怖を殆んど諦め顔で受け止める。必要以上の恐怖感を現すことなく、虐待の結末を知り尽くして抵抗することなく過ぎ去るのを待つ諦めの境地を演じるのではなく、自然に醸し出している感じの暗さが蒼井優にはあった。　主演女優賞受賞を知って、全てが演技だと改めて思う。　CMもドラマにも多数出演しているが、去年始めてみたとは自分自身驚きである。「人が恋に落ちる瞬間をはじめてみてしまった。」のキャッチコピーは、少女マンガ的なおもしろさで、ストーリーも想像がつきそうな、漫画の実写版と言うことは分った。「フラガール」の「人生には降りられない舞台がある」のキャッチコピーもいい。「昭和40年（1965年）閉鎖に追い込まれた炭鉱のまち。危機的状況の中、炭鉱で働く人々はツルハシを捨て、北国のまちを常夏の楽園に変えようと立ち上がった。」そんな映画であるが、フラガールのフラダンスは圧巻である。北の炭鉱の町夕張は財政破綻して、再建向けて全国から支援が届く。フラガールの成功は夕張にとっても勇気になる。暗いイメージしかなかった蒼井優の明るいフラダンスは非常に意味のあるもののように思える。女優の凄さでもあるが、人間の極を演じる凄さである。フラガール現象と言う言葉もあるぐらいの大ヒットの映画だ。映画もそうだが舞台で生で見ると映画とは違った魅力と迫力を感じるだろう。

  2007.02.14

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  リトルバーズ

  　映画「リトルバーズ」は、　ジャーナリスト綿井健陽のイラク戦争の戦禍を伝える映像である。　開戦前からの映像に、　戦場を撮影した123時間の長いフィルムを102分に編集した戦争記録映画だ。 綿井氏は報道ステーションやニュース23などで何度か見たが、　映画はみようと思いながら未だに見ていない。　日本でも話題になったイラク戦争を真正面から映した映画が、　アメリカで上映されるらしい。　上映され始めるらしい。　日本とは違ったセンセショナルな話題となるだろう。　そんな気がする。　イラク戦争への反対の機運は高まるように見えて挫折と言うか諦めというか、　直接的な問題として捉えきられないアメリカ社会だ。　だから、反戦運動も盛り上がりに欠け、　一部息子を失った母親たちががんばっているに過ぎない。　そのアメリカ社会がこの映画に刺激され動き出すかもしれない。　そんな気がする。　反戦のうねりがかまっていくような気がする。リトルバーズ教養DVD特集シルクロードがいっぱいだ素浪人、S　ブログ のショッピングDVDは戦争映画がいっぱい素浪人、S　ブログ のショッピング

  2007.02.09

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• 「人間！これでいいのだ」でTBSもやった

  ＴＢＳ系の情報バラエティー番組「人間！これでいいのだ」で、行き過ぎた表現や論文の無断使用があったことが７日、わかった。　ＴＢＳによると、問題があったのは、関西テレビ制作「発掘！あるある大事典２」の捏造（ねつぞう）問題発覚後の、今月３日放送分。yomiuri＞　「あるある発掘大辞典」の次は「人間！これでいいのだ」と続く。　フジテレビの次はTBSである。　一体どの番組を信じればいいのかと嘆きの声が聞こえるようだ。冷蔵庫いっぱいの納豆をどうするんだと母親に詰め寄った息子は、母親の後始末の為に何日も納豆を食べてもう見たくもないという。コーロギの声を聞いて安らかな気分になるのはあたりまえで、コーロギの声を聞いて記憶力がよくなるなどの発想は何処から来るのだろう。虫の声で記憶力がよくなるなら、とっくに誰かが気づきとっくに多くの人が偉くもなっているかもしれない。そんな事はどうでもいいが、もう何処の間番組でも、健康だ病気だと言う番組は信じないと言う人が多くては、あるあるの罪は視聴者のみならず、マスコミ各社に対してもあるわけであるが、TBSもまたやったのだ。朝日新聞の記者の記事盗用もあったし、マスコミ不信に陥った人もいるだろう。マスコミ不信はすなわち世の中に信じるもが無くなる事に成りかねない。政治も信じられない、頼みの綱のマスコミもシンジラレナイとは何とも住みづらい世の中である。

  2007.02.08

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• TOTO BIG発売

  　TOTOが新商品発売のニュースでTOTOを検索してもTOTO違いで戸惑う。　TOTOビックで検索するOKだ。　一口300円のTOTOビックは最高が６億だ。　当方方法は　　　J1及びJ2の14試合を対象にホームチームの90分間での　勝ち＝「1」、その他（引き分け・延長）＝「0」、　負け＝「2」をコンピュータが選択　※お客様が予想する必要はありません。　どうもよく分からないのだ。当選の種類1等・・・すべて的中 2等・・・1試合はずれ 3等・・・2試合はずれ 4等・・・3試合はずれ当選金1等・・・80%2等・・・10%3等・・・5%4等・・・5当選確率（理論値）1等・・・約1/480万2等・・・約1/17万3等・・・約1/1万30004等・・・1/1,643　TOTOも買ったことがないから無理もないが、分かりづらいから買いようもない。　サッカーくじには期待していたが、ついに買う機会がないと言うか、　宝くじのように気楽に替えない。　予想する必要ありません。

  2007.02.08

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  御利益鉄道

  　ご利益七福切符を発売したのは、JR吸収鹿児島支社だ。　縁起の良い名前の七つの駅での乗降車可能な絵馬型切符である。　喜入（きいれ）、重富（しげとみ）、中福良（なかふくら）、吉松、鶴丸、財部（たからべ）、霧島神宮がその駅だが、 果たして所要時間はどれくらいかわから無い。　地元の人ならおおよその検討も付きそうだが、 初めての人には分からないだろう。写真asahi　com　絵馬型の切符には、　「喜び入り　　　富が重なり　　　中くらいの富も良し　　　おみくじ引けば吉と出て　　　松の祝いに鶴が舞い　　　家内円満さらには寶の山　　　満願成就で宮参り」　とあり、宮参りで締めくくる。　神社の担当者とJRの担当者が最も欲しい切符のようだ。　

  2007.02.03

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• 偶然

  　歯医者に行くのは何時でも億劫だ。　予約して行っても大概は待たされる。　引越しで行きつけの歯医者が遠くなり、新しい歯医を紹介してもらった。　その歯医者の待合室に多くの本が備わっていた。　雑誌コーナーには驚くほど古い雑誌がある。　その中の一つを無造作にとってみると1982年10月号のwithと言う月刊誌であった。　女性誌だが果たしてそうかと思いたくなるような興味ある記事が詰まっている。　内容の豊富さには驚くばかりである。　その女性誌が今も発行されているかどうかも分からないが、女性誌と言うのはこんなに豊富な記事が詰まっているかと関心しきりでページをめくった。　最も感動したのは「甦れジェームズ・ディーン」であった。　最も驚いたのは、ビートたけしと原巨人軍監督の写真だった。　「別離のほろ苦さ味わった男の女性観」は、　都倉俊一、菊地泡介、生島治郎、喜多条忠、松崎しげる、寺山修二だ。　夏目雅子の後がお小森のおば様こと小森和子の私の中のジミー。　　そして沢田健二だ。　「ああ結婚、こんなはずじゃなかった」具体例100　「血液型と四人の人生」　太地対地喜和子、石井好子、田辺聖子、安井かずみ。　「シェイクスピアの常識」　いい女偏差値TEST　黒柳徹子窓際クッキング　星座と12人の女性の運命は短期集中連載のであったから他は知らない。　ジェーン・フォンダ　マリア・カラス　エディット・ピアフ　エバア・ペロン　オードリ・ヘップバーン　オノ・ヨーコ　マリー・クワント　　ファッション関係は当然として、そのほかにも特集記事から他の記事もあるわけで、　なんともも読み応えがある。偶然は牡牛座の女エバア・ペロンだ。エビータの方が通りがいい稀代の才女か魔女かと思う女性である。彼女の記事を読んでいると、テレビから彼女の話題が聞こえてきた。ミュージカルでエバア・ペロンを演じる若い女優さんが出演している。　自分が25年前の女性誌で読んでいる記事の解説をテレビでしている。そんな感じでテレビの声に耳を、女性誌の記事を目で追っていた。単なる偶然だが、何となくその偶然が何かの必然性を持っているような気がする。偶然の出来事は大概そんな思いをするものある。　それにしても、古い雑誌も良いなと思う歯科医の待合室であった。

  2007.01.26

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  興部町で開発のキャルメラ

  　北海道興部（おこっぺ）町の牧場で、口に入れたらとろけるキャルメラを開発した。地元のクリームにクロバーの蜂蜜を加えた独特の口当たりだと言う。　そんなお菓子のニュースが目に付くのは、　あるいは不二家事件のせいかもしれないと思うと、　可笑しな気分にも気分にもなるが、おっこぺの町名にひかれて調べて見た。　興部（おっこぺ）町はその名からアイヌ語だと推察できる。　その通りで、アイヌ語の川の合流場所をあらわす言葉が転化して興部（おっこぺ）となったようだ。　　その昔は松前藩に支配され、明治22年に和人が住み着いた。　「北の零年」を思い出すが、　そんな感じの和人の開発が始まったのだろう。　明治31年から本格的な開発が始まった。　他の北海道の地方同様に、　開発の歴史がそのまま当てはまる興部は昭和26年に町となった。町旗青はオホーツクの海の色　　　　　　バックの乳白色は当然牛乳と乳製品をあらわしている。　町花はハマナスで町木はナナカマドだ。　人口4702人　1983世帯　キャルメラの開発は大地も草も牛も人もみんな健康のキャッチフレーズのNorth plain farm(ノースプレインファーム)であった。素浪人、S　ブログ のショッピング

  2007.01.26

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• 誕生日を忘れていた。

  　誕生日を忘れていた。　物心付いてから誕生日を忘れた事はなかったような気がする。　夕方になって気づいたが同居人が一日中優しい振る舞いだと思った。同居人は元来が単細胞であるから些細な事でも感動しきりである。夕食時にテーブルのケーキに目を見張り、誰かの誕生日だと聞いたら、　「そう誰かの誕生日」と同居人はあくまで優しげに答えた。　それでもまだ気づかなかったが、　「プレゼントはお預けね、そうね来週まで待ってね」　と言われ自分の誕生日に気づいた。　ショックである。　二人だけの誕生日も大いにショックであった。　気づかなかったのは、誕生日そのものを喜ぶ必要のない年齢的なものもあるが、時間的な制約がないからであった。宮使いでカレンダーとにらめっこの生活なら忘れるわけもないはずだ。過ぎ去った日々を懐かしむ回顧的な想いなどないが、自分の誕生日を忘れていたのは少々気ががりだ。何日も前まではとか、前日までは覚えていたとかではない。その意識が欠落していたような気がする。手帳を調べてみるとそうではない。ちゃんと記入されている。　それに、メールの確認を何日か怠った事も原因の一つだった。　何処からか、誰から分からない様なメールが大量に届いていた。　自由人は夢であった。　社会的な制約のない有事な時間配分で生きるのが夢であった。　制約のない自由な旅を続けて見知らぬ国の見知らぬ草原で雲を見上げながら自らの命の終焉を実感して死ぬのが夢であった。幼い頃の夢を今も見続けている。　そして今、夢の殆んどが自分の前におかれている。　後は時である。　過疎化が急激に進む田舎で、窓を開ければ山と川があり、春にはさくらが川沿いに咲いている。裏の山肌は段々畑が連なり、その上には散歩道が山と畑の境界となってよこたわる。畑には季節の野菜の香りがして、働く元気な老婆たちが野菜をくれたりする。散歩道の周辺には季節を待ちわびたように花々が咲き、散歩者以外通ることのない道は何時でも花に囲まれている。　時にカラスの大群が朝から鳴き騒ぎ、遠吠えの犬の声が狼の声ではと思わせるが、けだものの姿も見たことのない自然の風景に恵まれた生活である。時に田舎の退屈を感じ、時にテレビで都会との一体感を感じ、世界と同一のときの流れをパソコンで感じつつの生活は、ある意味では恵まれたゆとりある生活であり、また、怠惰極まりない生活でもある。　田舎の生活はゆったりとした流れの中で展開していく。　そんな田舎暮らしの、田舎の素浪人の誕生日であった。

  2007.01.21

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• 西田敏行

  　誰でもそうだろうと思うが、一週間の見るテレビ番組は大方決まっている。　勿論時間的な制約も関係するので、　長時間働いて帰りの遅い人と時間的に余裕な年金暮らしの人では、　見る番組は違ってくるのは当然だ。　毎日一定の時間にテレビを見ることの出来る人には、　続きもののドラマは必見と言う感じかもしれないが、　帰りが遅いとか、　テレビを見る時間が不規則な人は続き物ドラマは関心がない。　そんな事は兎も角、当方は月曜日のテレビは、　関口浩のフレンドパークを見て、　その後はたけしのTVタックルをたまに見るぐらいであった。　しかし、昨日は6時55分から11時15分までTBSを見ていた。　8時からは西田敏行と付き合っていたわけである。　下町の旅館店主を演じる福島県郡山生まれの西田敏行はさまになっている。　東京の下町と言えば江戸っ子の町のように聞こえるが、そうではない。誰がいても、たとえ外国の人達が大勢住んでいても違和感のないのが下町である。そして、そこで生まれた子供たちが江戸っ子になる。と個人的には思っている。だから誰がいても、誰が住んでいても可笑しくないし違和感もないのであるが、さまになっているのとは違う。と、これも個人的に思っている。今更日本を代表する名優西田敏行の演技がどうのと素人が言えるわけもなく、言うわけもないが、さまになっているかどうかは言えような気がする。　フーテンの寅さんの後、唯一のシリーズ物となった釣りバカ日誌はトラさん的なマンネリ化が最大の魅力でもある。サラリーマン世界で植木等の無責任的な奔放さを持ちながらも、身近に感じる趣味への一途さが釣りバカ浜さんの魅力だ。恋女房みちこさんは誰が一番良かったか。石田ゆりだと思っている。　伊藤美咲、ボビーオロゴンと旬の人が出演し、　「また会う日まで」の尾崎喜世彦が伊藤美咲の父親だ。　特に何か言うことなどなく、面白いかと言えば面白い「釣りバカ日誌16」であった。　8時から11時15分まで、飽きないのが西田敏行である。

  2007.01.16

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  峠の道

  　その昔、幹線道路の役割を果たした峠の道は置き去りにされたままだった。　細くて険しい峠の道は、　幾多の物語を刻んで歴史のかなたに消えたが、　荒れ放題に捨て置かれたような現在もその面影を残している。　山間部の道も、林道も殆んどが舗装されている現在、　未舗装道路は少ないが、　峠越えの幹線道路は未舗装の状態で残っている。　峠には峠の茶屋がある。　峠の茶屋には喜々交々の物語があった。　鉄道の開通と道路網の整備によって、その使命を終えた峠の道は、今でもそこに残っている。そんな峠の道を歩いて見た。山歩きでもこう歩きでもない、その昔は幹線道路であった峠の道を歩いて見た。未舗装の道は３時間休み無しで歩いても疲れの感覚が無い。勿論バスやトラックが通った道であるから、極端な勾配など無いが、やはり道路としては険しい道である。そんな狭い山道をバスやトラックが通ったと言うことはシンジラレナイ気がする。コケから落ちツララ小さな足跡は何の足跡だろうか。うたないで猟師さんと叫びたくなる看板だ。　峠までの道は休み無しでも疲れない不思議な道だった。

  2007.01.12

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• 大河ドラマ始まる

  　NHK大河ドラマが始まった。　紅白歌合戦で視聴率の低迷で、　何かと肩身の狭いだろうNHKの気合が見えるような大河ドラマの始まりである。　戦国武将のドラマはある意味においては過去のドラマのとの競争でもある。武田信玄でも当然山本勘介は重要な登場人物であり、演じた役者もそれなりの役者と言うことになる。大河ドラマの勘助は西田敏行であった。また、北大路欣也の勘助も印象に残っているがドラマ名も他の配役も思い出さない。　西田敏行や北大路欣也と比較されるわけで、役者も気合が入ると言うものだ。それに、戦国時代のドラマでは、似たようなキャラクターも多いわけで、山本勘助のような軍師では、山中半兵衛、黒田勘兵衛などがいる。それらのキャラクターも意識するだろうから、役者は大変である。　戦国のドラマは視聴率も良いからとは、ある民放アナウンサーの弁であるが、一概にそうとも言えないのではと今日からNHKの見方だ。　　主役は名だたる戦国武将ではなく軍師である。　戦国の大スター武田信玄の脇役でしかなった軍師山本勘助に関する資料なども当然少ないだろうし、その人間像も正確に伝えられてはいないだろう。描く方としては、自分勘助像をつくることもできるだろう。しかし、その為には当然武田信玄や戦史との関わりがあるわけで、やりがいと同時に苦労も多いと言うことか。それにしても、山本勘介は魅力的なキャラクターだ。個人的なイメージとしては、山伏修行などをした異能の男で、容姿はあくまで奇異である。　山本勘助を検索してみると、多くの戦国武将同様に清和源氏の末裔の様だ。　しかし、自己申告で作られたり、後の歴史家が作った、　戦国時代の系譜はあてにならないことが多い。　因みに下は戦国関係のHNK の大河ドラマの戦国時代ものであるが、　山本勘助が直接姿を見せるのは武田信玄主役のドラマ以外では極めて少ないようだ。 ６５年　太閤記　　　　緒方拳６９年　天と地と　　　石坂浩二７３年　国盗り物語　　平幹二郎　　　　８３年　徳川家康　　　滝沢栄８７年　独眼竜正宗　　渡辺謙８８年　武田信玄　　　中井貴一　　山本勘介（西田敏行）　９２年　信長　　　　　緒方直人９６年　秀吉　　　　　竹中直人９７年　毛利元就　　　市川橋乃助００年　葵徳川三代　　津川雅彦０２年　利家と松　　　唐沢寿明０４年　MUSASI　　　市川新之助０６年　功名が辻　　　仲間由紀恵　

  2007.01.08

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• 直木賞・芥川賞候補作

  　第１３６回芥川賞・直木賞（日本文学振興会主催）の候補作が発表された。　芥川賞は青山七恵「ひとり日和」（文芸秋号）、佐川光晴「家族の肖像」（文学界１２月号）、柴崎友香「その街の今は」（新潮７月号）、田中慎弥「図書準備室」（同）、星野智幸「植物診断室」（文学界９月号）の５作。　直木賞は池井戸（いけいど）潤「空飛ぶタイヤ」（実業之日本社）、荻原浩「四度目の氷河期」（新潮社）、北村薫「ひとがた流し」（朝日新聞社）、佐藤多佳子「一瞬の風になれ（１～３）」（講談社）、白石一文（かずふみ）「どれくらいの愛情」（文芸春秋）、三崎亜記「失われた町」（集英社）の６作。　選考会は１６日、東京・築地の新喜楽で行われる。(2007年1月4日 読売新聞) 「最近の若いタレントは凄い。次々と本を出すね。しかも、芥川賞の候補になるとは、あの吹石一恵は凄い女優になるぞ」悠々自適の田舎暮らしを目論み、早期退職で田舎に引っ越して直ぐに離婚の憂き目にあって現在は廃屋同然の家で1人暮らしの団塊の友のメールにわが目を疑った。殆んど腐れ縁のこの友のメールは何時でも意味不明な言葉から始まるから、何が書かれていても驚きはしない。直ぐに調べてみたら、吹石一恵などない。何度みてもそんな名前も作品名もない。強いて言えば白石一文がそれらしき名前だ。勘違いではないと言うことは一目瞭然だ。「くたばれ暇人」と、一応は返信だ。春と秋に2回の芥川賞・直木賞は日本文学界と言うか、出版界と言うか、読書界などと言う言葉があったら読書界を支えてきた賞といえるかもしれない。とまあ、文芸評論課様に書き始めると、後が続かない。　毎年と言うか毎回と言うか、候補作が発表されると感じることは、新聞もテレビも、所謂マスコミで大々的に報じられる候補作から受賞作が決定し発表されるまで、何人の読者が、選考委員と共に候補作を読むかと言うことである。勿論選考委員が読むと言う前提においてである。そんな事は、賞と何の関係もないし、また必要性もないが、本当に好きな人とか文芸評論家とか文芸関係の記者とか出版社の編集員とか、、、平たくいえば、関係者は読んでいるのだろうかと思ったりする。大抵がそんな暇など無いだろうし、受賞作が決まり、その作品が出版されてから読んでも遅くは無いわけである。受賞作決定と同時に出版が決まり、ベストセラーにはならなくても相当数の数は確実に売れる。　ある意味では、直木賞も芥川賞も最大の宣伝効果を生む。　候補作に上がっても、受賞作以外は殆んど日の目を見ないような気もするが、　候補に上がる事自体は宣伝になると言うことも訊いたような気がする。

  2007.01.06

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• 幽体離脱

  　幽体離脱のギャグが流行っているようだ。　双子の兄弟が重なって上の一人が上半身を起こすだけのもので、　個人的には面白いとも何とも思わないが、それが結構受けているようだ。　同じような、つまり縦になるか横になるかだけの変化で、　おつまみギャグとか、　さけるチーズ、　おやつギャグ、　キットカット、　アイスギャグ、　パピコ等となり、　叫ぶ声で違いを示すギャグの連発には恐れ入った。　お笑いの変化というほかないようだ。　別に彼ら双子の兄弟に何か言いたいわけではなく、全般的に現在的おわらいに馴染めないのか、それとも時代の変化に対応できないのか、自分の感性の古さかなどと考え、結局笑いの変化と言うよりもお笑いそのものが可笑しいような気になるのだ。　他の人間に毒になるようなお笑いよりはいいかと思いつつ、　理解できないが、　双子の特性を生かしての活躍にはエールを送りたいと、　結局何が言いたいのか自分に聞きたい気分だ。

  2007.01.03

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• ちゅらさん

  　正月の番組で特に興味があったのは、ちゅらさんの総集編だった。　沖縄の生命力豊かなオバアの語りもいいが、天真爛漫な南国娘の純真な生き方が魅力的だ。沖縄独特の日本語のニューアンスは近年は日本社会でも、地方のイントネーションとして受け入れらてているが、その根底には日本語と違う日本語に対しての地方の方言ではないまるっきり違う沖縄言語ある。それは古日本語的とか、万葉以前の日本語的とか色々説明していたが、そんな事はどうでも言い訳で、ドラマの中の沖縄的な日本語は、ある意味で日本語の新たな魅力である。　主人公の恵理の持つ南国的な明るさは、　周囲も明るくする独特なもので、　時には迷惑なまでの明るさである。　特に南国の女性に限った事ではないが、明るい女性の力は周囲を救う力がある。　しっかりものの女性と適当で楽観的な男の構成する家庭は、如何にも沖縄的な感じだ。　このドラマの女性人は実にいい。　田中好子のお母さんがいい。　菅野美保も、徐貴美子も、真野響子も、、、、女性陣はオバアも含めて実にいい感じである。　ちゅらさん4が2話の限定であると言う。ドクターコトーのように南の島の診療所が舞台になるのかとの思いがあるが、どうもそのようだ。舞台となる島も位置関係も同じとあっては、いささか首もひねりたくなるが、元々こっちが本家かと思ったり、別に似ていても違う面白さがあるだろうと思ったりと、面白いといえる、ドラマの心配である。

  2007.01.03

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• 2007年になった。

  　2007年も明けた。　新年明けましておめでとうございます。　大晦日は何時もの年と同じようにテレビの前に座り、何時もと違った料理を食べながら、紅白歌合戦をみたり、細木数子のワンマンショーをみたり、K1をみたり、TVタックルをみたり、ダウンタウンを見たり、そしてうとうとしているうちに年は明けた。　例年のような、騒がしさもなく静かな年明けだったよう気がするが、それは当方の感じであって、好景気と言う日本列島の年明けは、あるいは去年よりも、例年よりも賑やかかもしれない。　何はともあれ、年明けは賑やかな方がいい。　これからまたテレビの前でうとうとして、初日の出を見るために備えよう。　正月の季語は色々ある。　正月　　　　　元日　　　　年立つ　　　　年あくる　年改まる　　　年来る　年迎ふ　　　　年新た　年の始　　　　新玉の年　新しき年　　　改まるの年　年頭　　　　　年始　祝い月　　　　新年「先ず女房の顔見て年改まる」（高浜虚子）カレンダーに載っている俳句だが、今はさしずめ、「先ずはテレビの鐘で年改まる」と言った感じなってしまった。　街に繰り出す事もなく、　初詣に出かけることもなく、　静かな田舎の山麓で　のんびりと迎える正月である。

  2007.01.01

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• 父のクリスマス

  「メリー・クリスマス。何と言っても家族のクリスマスが最高だ。悪いけど今年のクリスマスは、才だの出費で最高のクリスマスだった。娘は可愛い娘だ。、、、。」　少々興奮気味の、分かるようで分からない長いだらだらメールは、わたしが田舎に引っ越してきた当時まだ中学生だった男からであった。色々な意味でわたしの一番親しい友人であるが、歳が離れているせいでいくつもの弟子でもある。しかし、現在は囲碁以外では弟子の方が教える立場になっている。電話で詳しい事を聞くと、何ともたわいない親子の会話であり、いや会話と言うよりは、単なる日常的やり取りに過ぎないが、親子関係がギクシャクとしていたと言うか、意識過多な真面目人間である地方公務員の家庭風景である。　何年か殆んど娘と話した事もないと言う地方公務員の友は久々に娘と共にテレビを見ることにった。父親がいたら自分の部屋に一直線の娘がテレビを見るために友の父親の傍らに座った。微かに動揺する生真面目な父親は、学校提出のレポート作成の為にどうしても「北の国から」を観る必要があると言い訳するのが娘がいじらしく、また、可笑しかった。　テレビを観る時間や外出や帰宅時間の決まりも無く、塾への強制も無い自由な家庭環境で育っているはずの娘が、父親を拒否しているかのように、会話すら交わしたことがない。親への反抗は一過性のものだと分かっていても、ある種の寂しさを感じていた父親は嬉しくてテレビを観ながら娘の様子を窺っている。コマーシャルになると会話のきっかけを探す自分が情けなかった。　娘の格好や物言いに世代の違いや時代の流れを感じながらも、何か侘しいものを感じないでもなかった。　画面は旧士族の反乱鎮圧のために馬の徴用を強制する政府の高官の出現であった。政府高官は籾を買いに出たまま行方不明の渡辺謙であった。娘石原ひとみは父親を認めない。しかし、吉永小百合は「父上にそんな事をするもではありません」と言う。自分たちを置き去りにした夫を責める事もしない母親に対する娘の思いはと、と思いつつ画面に見入っていると、「わたしの知らないことがたくさんあったんだ。多くの人が苦労したんだ」　と娘が呟くように言った。　父親に言ったわけではない。　娘の率直な感想が誰言うとも無く漏れただけだが、父親である生真面目な地方公務員は、恰も自分への娘からのメッセージと受け止めた。ある種の感動に捉われた父親は娘が望むクリスマスプレゼントを約束し、思わぬ出費に目を丸くしたが、それでも幸せな気分は消える事は無く、誰かに話さないではいられなかった。その思いがだらだらと長いメールになった。　娘の単純な言葉に感動する親馬鹿ぶりは、　友に限った事ではなく、　親子関係の隔絶した空間の上に成り立つ現在的な家庭の共通のものだろう。　現在の家族が失ったものは、そんな単純なものだろう。　どれだけの出費でかは知らないが、　娘の呟きひとつで幸せになる単純な父親のクリスマスは、　誰にでも　「メリークリスマス」　と叫びたいクリスマスであった。

  2006.12.25

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• 戦争と平和

  　旧日本軍将校２人が中国で１９３７年、中国兵を日本刀で殺害した人数を競う「百人斬（ぎ）り競争」をしたとする当時の新聞報道や、後にこの問題を扱った書籍を巡り、２人の遺族が「うそを書かれ故人を慕う遺族の気持ちを傷つけられた」などとして、朝日、毎日両新聞社などと本多勝一・元朝日新聞記者に出版差し止めや計１２００万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷（今井功裁判長）は２２日、遺族側の上告を棄却する決定をした。朝日新聞社などの勝訴が確定した。 　二審・東京高裁は「百人斬り」を報じた当時の記事について「全くの虚偽であると認めることはできない」と認定し、請求をすべて棄却した一審・東京地裁判決を支持した。asahi　com 　百人切り競争とは現在的な感覚ではとても想像できない。　近代兵器を使って戦場で敵兵百人殺しは、あるいはそれほど難しくないかもしれない。勿論そんな事は想像であって、現在のイラク戦争での一般市民の虐殺なでも競争しての殺しなどはありえない。ベトナム戦争や、カンボジア内戦などではあったかもしれないし、ヒットラーのホロコーストでも競争となるとあったかどうかは不明だ。仮にあったとしても銃であり、刀による百人切りとは残虐さが違う。直接血しぶきをあげ、目前で苦しみもだえ息絶える人間を見ながらの殺しである。戦場でしか起こり得ない狂気である。百人切りの競争のような悪魔的な事件は滅多にないけど、縮刷阪的な残虐な事件は幾らでも存在するのが戦場であり、その延長が戦争であり、そう言う行為が英雄視されるのが戦争だ。　彼らは指揮官である以上、末端の兵隊にはとめることもできないわけで、また同じことを、自分の代理としての執行者を部下に命令することも出来たはずだ。戦場は狂気の坩堝であり、戦争の勝敗によって一時的に罪と罰が揺れ動く。しかし、何時かは真実が浮き上がる。　現在の平和もそんな狂気を経ての平和である。　平和の国に生きる事を感謝しよう。　もう直ぐクリスマス。　平和の証でもあるかの様なイルミネーションが至る所で煌いている。　

  2006.12.23

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  岸田今日子さんは何処へ

  　岸田今日子さんをはじめて知ったのは何時頃かは定かではないが、　直ぐに思い出すのは「傷だらけの天使」だ。　水谷豊が都会の裏と表の境目に浮遊する若者を見事に演じた、　コメデイータッチのドラマであったが、　特別の光沢を放ってドラマを引き締めていたのは岸田今日子であった。　そのときの岸田今日子と去年見た岸田今日子は時間を超越した同一人物であった。確かに由美かおるさんのような歳を感じさせない女優さんはいるし、吉永小百合のような変わらぬ美しさを維持する女優さんもいるが、岸田今日子は歳とか美しさがどうのとか関係なくそのままである。　時空と超えてとか、時間を超越してとか、様々な表現はあるが、　宇宙の原理を無視した存在であった。　特異の美しさを秘めた女優さんであるから、　ファンも特異なファンになるかもしれないが、　特別にファンでなくてもその特異な存在感は認めるだろう。　「睡眠過多症の外に高所恐怖症、方向音痴症などを自認していた。ぼんやりとたたずめば、そのとらえどころのないところに確かな存在感が宿るという不思議な俳優だった。永い眠りから醒めた大きな目には独特の輝きがあり、まなざしは人を現実から別世界へと誘うかのようだった。・・・・・・そして童話の朗読。妖艶さや霊妙さに穏やかさと純真さを兼ね備えた独特の声を、ゆったりと転がすように演じ分けた。・・・」　朝日新聞天声人語から抜粋したが言い得て妙うである。　岸田今日を紹介するとそんな感じの文言になるだろうと言う標本のようなだが、７６歳の女性の放つ色香はどう表現するかは悩ましい事である。特に演じる事なく汚れ役から高貴な役まで自然体でこなせる稀有な女優は「妖艶さや霊妙さに穏やかさと純真さを兼ね備えた独特の声を、ゆったりと転がすように演じ分けた。」と同じような表現が自然に重なるようだ。さらに天声人語は「・・・少女と女とが早くから、そして何時までも同居していたのかもしれない。」と見事に締めくくる。　岸田今日子さんは本当に死んだのだろうか。　もし死んだなら何処へ行くのだろうか。　何処に行っても彼女は変わらぬ姿で、　佇んでいるかもしれない。

  2006.12.22

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• のだめカンタービレ

  　クラシックは権威であった。　クラシックは近寄りがたい硬派の音楽であった。クラシックは知的要素が求められる音楽であった。クラシックはエリートの音楽であった。クラシックはベートーベンであり、モーツアルトであり、異国の存在であった。　そのクラシックが身近になった。「一つの漫画何百年も続いた音楽の常識を打ち砕いた」　といえば、オーバーだと思うが、　しかし関係者の救世主と言う発言を考えると、　まんざらオーバーでもないような気がする。　漫画が社会現象となり、一つの時代をさえつくる事はあるだろう。　身の回りにもいくつもの漫画が生み出し、　不変的な価値を得た、　いわゆる文化となったものは多いだろう。　それは何度といわれると、　さてなんだろうと考えてしまうが、　これまでは、スポーツに大きな影響を与えたのが漫画であった。　その漫画は世代ごとに明らかに違うが、　継承される文化的意義さえ持った漫画のつくったブームは、　普遍性を持って人類と言うか国民共通の文化となっている。　さて、ややこしいことは兎も角として、囲碁の一大ブームも漫画だと言うが、今度はクラシックである。　クラシックが気楽に口ずさめるような音楽になるわけはないだろうが、今まで決して聴こうと思わなかった人間にも自然に聞ける気楽さが出てきたことは間違いなさそうだ。　どんな天才的な指揮者や演奏家でも、出来なかった事を漫画はやったと言うことになる。　野田恵と言うごくありふれた名前が、いわば軽い名前が、さらに軽くされて、「のだめ」になって、カンタービレと言うクラシック的な難しそうな語句が付けられ、辻褄が合い、クラシック的といわれても納得いく題名になっている。カンタービレも分かる人には何でもない記号的な言葉らしいが、知らない人にとっては謎めいて、ギリシャ神話の女神かと思わせるような言葉だ。ドラマもブームとなりつつあるらしい。　権威主義的なものが排除されてのクラシック音楽のドラマなら、気楽に楽しめるだろう。　ドラマを見ているうちにクラシックファンになりそうな予感である。

  2006.12.08

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• 仏滅話

  　今日は仏滅だったとは怒り症の友からの電話であるが、仏滅の原因は三つの予想がことごとく外れた事らしい。一つは高橋尚子の3位である。当然1位の予想だ。2位までは許容範囲だが3位は納得できないと言う。しかも、実績のある外国招待選手だったらまだしも、無名の日本人選手に負けての3位はどうも不満のようだ。当方は逆に外国人選手に負けるよりは、伸び盛りの日本人選手に負けたほうがすっきりとすると思うが。反論すると話がこんがらかってしまうしから反論はしない。　二つ目は沖縄の知事選挙だと言う。当選予想は野党陣営の女性候補だ。与党陣営の候補者は顔がないと彼は言っていた。誰でもいいのだと言う意味は理解しがたいし賛成もし難いが、確かに記憶に残るのは女性候補のような気もする。いわゆる存在感であり、理想論の政治理念は耳障りも良い。彼女の優勢はマスコミの伝えるところだったが、沖縄の人々は実利的であり与党陣営の勝ちだ。辛勝だといっても、そんな事は意味がない。大勝でも辛勝でも勝ちは勝ちだ。それ以外の意味などない。選挙は勝ったか負けたかは、天国と地獄だといえばオーバーだろうか。　三つ目はどうでも良いけどと前置きしてのタイガー・ウッズの2位である。三つともどうでも良いような気がしないでもないが、予想が外れたところで当人に何の影響もない。感情の表現を全身で表す怒り症の友人にしては穏や仏滅話である。怒り症などの言葉があるだろうかと気になるところだが、、？。

  2006.11.19

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• 朝からテレビ

  「学校は正義と真実を教える場所」朝のテレビからコメンターの怒りの声が流れている。一言居士の物知りタレントが辛口の反論を唱える。「明らかな反論は許されない正義と真実は、　他者を寄せ付けない威厳に満ちているけど、　単なる言葉遊びだ。正義と真実はあまりにも抽象的で、　如何様にも変化する卑劣さを秘めた言葉だ」　そこまでタレントに言われれば、知識人のコメンターは引っ込みがつかない。　「正義と真実が卑劣さを秘めているなど論外だ」　論外を繰り返す知識人コメンターは、呆れて首を何度も振る。「果たして学校がそんな大それた役目を果たしているだろうか、　学校は遊べる場所であるべきだ。　勉強は高圧的な呪縛であり、　呪縛からの開放こそが遊びだ。　裏を返せば遊びながら学ぶのが学校である」　勝ち誇ったタレントは、司会の女性アナウンサーに同意を求めるが、「学校には正義と真実があると思います」　知識人コメンターに女性アナウンサーが味方する。「学校に正義だ真実がないから色々な問題が起きているだろう」　　不良だったと言うタレントが少々感情的になっても、「あるべきものが無いから問題が起きるのだ」と、コメンターが締めくくる。　学校は遊びの場のタレントに賛成だ。　朝から正義と真実とは恐れ入ったの鬼子母神だ。

  2006.11.15

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• 文化の日

  11月3日は文化の日だ。祭日である以外には関係ないが、文化勲章受章者に知っている名前があったりすると、何となくうれしいものだ。勿論名前を知っているだけだ。11月になって急激に天候の変化を感じている。一気に冬を感じる冷え込みだ。文化勲章や文化功労者などの話題が気になっていたが、11月になると、すっかり忘れていた。夕方のニュースで瀬戸内寂聴さんの受勲模様を見た。高倉健さんが功労賞で、田中邦衛さんも何かは知らないが、表彰されると言う。勲章もついに民間人に解放されたか、の思いがある。表彰者の半分まではいかなくても、半分近くの人が民間人であると言うから、日本もいよいよ官僚国家から卒業かなどと、何処かの評論家先生の言葉を自分の言葉のように反芻してみる。何十年前になるだろうか、東京上野公園入り口で似顔絵を書いてもらっていたら、曰くありげにそばに座った浮浪者の言った言葉は忘れられない。「国から表彰されたいなら校長か刑務所所長になる事だ」と、浮浪者のおじさんは何度も頷きながら言っていた。彼が何故、勲章の事を突然言い出したか、今では思い出さないが、それ以来私は文化の日になると、浮浪者のおじさんをを思い出す。顔も思い出す事の出来ない浮浪者の言葉が、文化勲章に対する一つの観念を作り上げているのだ。文化勲章者は別にしても、地方の叙勲者は必ずその範疇の国家公務員であった人だと、決めている。文化であるから、あらゆる芸術、芸能に携わった人達が表彰されるのは当然で、高倉健さんや田中邦衛さんの名前を聞くだけで、何となく心安らぐものがある。それにしても、瀬戸内寂聴さんは元気で美しい。年を重ねるごとに美しくなっていくようだ。生臭さが消えて、真実の美しさを感じるとは本人の言葉のような気もするが、ほんとうに美しいと思う。あの剃り上げられた頭がいい。

  2006.11.03

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  山歩き、熊野古道

  北の地方からの紅葉便りに誘われて紅葉探索と思ったが、この地方では、紅葉には早かった。熊野古道通り峠への県道からの上り口だ。晩秋の風の漂う苔むす石畳は古道の最大の魅力である。木漏れ日にも秋の気配を感じる。峠はお地蔵さんが守る。賽銭箱に五百円硬貨が幾つもあった。リンドウの咲くころ、そんな歌はなかったか。リンドウの群生が多い階段の数を見ると、足も重くなる。階段とリンドウ階段もすぐに終わる。風景は千枚田、収穫は終わっている。山が重なり合う。まだ3時半過ぎだが、夕日だ。

  2006.10.24

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• お国自慢

  お国自慢番組は先週からの続きだが、自慢と言うより他県や他の地方の人から見ると可笑しいと思える、敢えて言えば特性を自慢する番組のようだ。地域性や県民性などといった特徴は確かにある。瀬戸内海の島々では、島独特の文化と言うか言語的な特性もあるようだし、山間部の集落でも集落ごとに、独特の風習などもある。伝統的な風習や受け継がれる文化は独特のものだ。風習や独特の文化に対する誇りがお国自慢だ。と、小難しく言うと面白くもなくなるが、お国自慢は、極端に云えば、よその地方や、他県を笑うための武器でありネタである。日本一の見栄っ張りの県はどこか、の質問で、一番多かったのは答えは愛知県であったが、それは結婚式の派手さが念頭にあってのことで、愛知県ではなく、何と秋田県であった。テレビで見る限り、見栄っ張りと言うよりは、他人への奉仕精神の飛んでいるような気もする。雪に閉ざされる冬は客もほとんどいない。冬の訪問者は特別の客だっただろう。特別の客でなくてもそれ相当のもてなしをするのが、習慣になったのではないか。冬のために蓄えた品物を提供してのもてなしであった。その後に自分たちの食料がなくなっても、客へのもてなしを優先した。そんな話を聞いた記憶がある。客のもてなしの為に食料がなくなった、家族の悲話を聞いた記憶がる。映画だったか、小説だったか、テレビだったかは思い出さない。お国自慢の裏には多く秘話もあるだろう。

  2006.09.28

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• コマーシャル曲

  何処の家庭でも、誰か家にいる時はテレビはつけっぱなしが普通だ。子供、特に赤ちゃんにしてみれば、母親に抱かれていても、一人で遊んでいても、あるいは寝ていても、いつでもテレビの音はある。テレビ映像を見ていなくても音はいつでも聞こえている。だから、子供が最も耳にするのはコマーシャル曲だ。特定のコマーシャル曲に特異の反応を示す子供もいるだろう。まだ歩き始めた子供がヤンマーマーボーの宣伝のときは喜んで、テレビの前に突進する滑稽な光景が目に浮かぶ。専門的にどうのこうのでは知る由もないが、いつか忘れたはずの曲が記憶の底で眠っている。その曲を聴いて突然目覚める。自分の感覚としてそうだ。そんなわけで、そのコマーシャル曲と思われる曲、自分が特異な反応を示したと、思われる曲がある。しかし、その曲がコマーシャル曲だと云うことは、時代的にあり得ないと思うが、兎に角そんな反応が自分にあるような気がする。黒木瞳出演の車の宣伝に流れる曲だが曲名が思い出せない。独特の歌いだしの女性歌手の曲だ。調べればすぐ分かるし、思い出すことも出来るだろうが、どこかに、別に思い出さないでもと言う、何か気恥ずかしいような感覚があるのが不思議である。

  2006.09.17

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• 年忌法要

  幼くしてこの世を去った二人の従兄弟がいた。二人のうち、一人は同じ年で私たちは双子同然であった。一人は二つ年上に兄ちゃんだったが、彼は自分の本当の弟よりも私を可愛がった。一族の斜陽で、私たちはそれぞれ違う方へ引っ越した。三年後に二人が前後して死んだ。もし、そのままの日々を送っていたら、彼らの死をどう受けとめたか、どれほどの衝撃になったか、分からなかった。年忌法要を彼らの母親の年忌法要と共にしたいとの電話が来た。最近、幼い従兄弟が成長して、私が幼いままで彼らに甘えている夢を見ていた。同じ夢が続きもののドラマのように何日も続いた。何か起きると思っていた。すぐに思いついたのは自分が死ぬのではと云うことだった。彼らが私を迎えに来たのではないか、と云う実に老人くさい事を考えた。老人くさいという言い方は適切ではないが、他の表現は思いつかない。電話が来たとき、これかと思わず叫んでしまったが、真相は誤魔化し話しては無い。よく虫の知らせと云うが、同じような現象は何度も経験がある。それは、誰でも経験することだろう。身内が何かの事故にあったり、不幸なことがおきたりする時には、予感や何かの知らせと思われることがあるものである。年忌法要やそのほかの仏教行事と云うか供養などのことには疎いから調べてみた。ネットにはなんでもあるとつくづく思う。年忌法要のい周忌法要は亡くなった年の翌年に営まれる、はじめての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。三回忌は一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから３年目を迎えるという意味で三回忌と言います。以後、命日から数えて満６年目に営まれる七回忌、同じように十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌とつづきます。三十三回忌を年忌止めと言って、これで年忌供養を打ち切ることが多いようですが、五十回忌を営んで年忌止めにする場合もあります民俗的な伝承では、人は死んでホトケになるとされています。しかしこのホトケのお位牌は、まだ個性や煩悩が残っているため、仏壇の中に安置されています。しかし三十三回忌の「弔いあげ」を迎える時分には、ホトケはその個性を失い、先祖の神となって家を守るといわれています。従ってそれまでの間は、子孫は追善洪養をしてホトケの世話をするのです。

  2006.09.14

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  ビートルズ

  ビートルズが現在社会に与える影響など知るわけがない｡ 影響力やビートルズに対する思い入れは､ビートルズ来日当時、いわゆるビートルズが世界を席巻していた時代､その後のビートルズに影響されたアーチスト達が活躍した時代、そしてビートルズがクラッシクになった時代と、世代間の格差があるのは当然だ。ビートルズが、 地球上に存在したのは長い年月ではない｡ 来日は一度きりである｡再度結成されたこともない｡ 等々考えると、 その残したもの大きさを伺い知ることが出来る｡ ビートルズはクラシックとなった等と言えば､ イロハも知らない門外漢が何を寝惚けたことを言うかと､ ビートルズフャンや専門家から、 お叱りを受けるかも知れないが､ ビートルズには、フャンや専門家、 世代や音楽のジャンルを超越した、 ものがあるような気がする｡ なぜ、今、ビートルズかと言うと､ 「ジョンガ生きていたらどんなに喜んだことでしょう、、、」の、オノ・ヨーコのメッセージつきの新井満氏訳イマジンの広告が印象に残っていた。そして、NHKの番組に惹きつけられた｡その昔､熱烈なビートルズフャンだった先輩に、 「先輩にとってビートルズは何ですか」 と聞いたことがある｡ 「血液だ」 と即座に答えた｡ なるほどと思った｡ 先輩と同じようなフャンから、 ビートルズを奪うことは出来ないし､ 彼らが自らそれを失うこともない｡ それ以上の言葉はないと思った｡ 　　　　　　　イマジン　　　　　　　　さあ　　　　　　　　イメージしてごらん　　　　　　　　心の中で　　　　　　　　思い描いてごらん　　　　　　　　今はまだまだバラバラだけど　　　　　　　　世界は一つになる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新井満訳　イマジンよりビートルズは血液だ｡そんな言葉が聞こえそうだ｡ビートルズは永遠である｡

  2006.08.21

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  案山子

  案山子、と言われて、連想した時､ どんな姿が一番多いだろうか｡ 勿論、人の格好はしていると思うが､ 顔は様々で､多くの人は顔はへのへのもへ字か､ ノッペラボーだろうと思うが。 そうでも無く、それぞれに思い入れの表情が浮かぶかも知れない｡ 山田の案山子､性は山田で名は案山子か、 と、馬鹿な事を考えながら､黄金色に色付き始めた、 田圃に姿を現した案山子を見ている｡ 　 案山子は､自然環境に配慮したもっともエコ的な､ 最も自然に調和した、鳥や害獣と人間の関係であり､ 最も情緒的な風景さえ造り出す優れものである｡ 　 案山子が睨みを利かせる動物たちは、最近とみに利口になり､ 案山子の行動力の無さを侮り､恐れる事もなくなりつつあるが､ 案山子も新しい武器を携え様々な音を出したり､がらがらと風車を回して 案山子の面目を保っている｡ 　 田園の風物詩､案山子のいる風景は、 何となく心和む風景である｡ 都会の人たちにはとんと馴染みがないだろうから､ 等身大の案山子を造ってみてはどうか｡ないものはない！お買い物なら楽天市場ネットで買えば断然お得！お買い物なら楽天市場日本最大級ショッピングサイト！お買い物なら楽天市場

  2006.08.17

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• 道の駅

  　国交省の最大の功績は道の駅ではないかと思ったりした｡　道の駅の呼び名を最初に見た時は、惚けているのかと思ったりもしたが､　今ではすっかいり馴染みの呼び名となり､　国道には欠かせない存在にになった。 　道路関係の情報も道の駅を基準とするほどになったような気もする｡ 　また、独立したビジネス施設としても十分やっていけるような､　極端に言えばテーマパーク的な、、、。 　その道の駅と一体となった公園建設で､ 贈収賄事件が発生した｡ 　地方の土建業には贈収賄的なことは少なからずあるのだろうが、　事件となって逮捕されるのは滅多にない｡　贈収賄などは、社会通念の範囲内で片づく問題だ｡ 　公平な入札だ、大工事を請け負うゼネコン的なことを言っていたのでは､　地方の土木建設業者はやっていけない｡　たたき合い食い合いで共倒れとなるのは目に見えている｡　だからといって､すべて談合などではなく､　ある程度の自由競争は､行政側の裁量と言うことか、、、。　道の駅とは関係ないが、地元産業の活性化や宣伝など、　特に観光資源の有効利用のために道の駅が、　地元と密着するのは当然と言えば当然で､　道路こそが社会の血管だという意識に立てば､　道の駅も十分な働きだ｡　今ではメジャーとなった道の駅に､　インターネットカフェやビジネスホテルモデルなども、　あるかも知れないと思ったりして､道の駅のコーヒ店を見渡している｡

  2006.08.12

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  夏は沖縄がいい。

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  2006.07.09

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