ゆったり旅を楽しむなら~岩室温泉・ゆめや
著莪の里ゆめや 久々のご紹介。 シニア女子会で新潟の岩室温泉・著莪の里ゆめや に行ってきました。http://www.ikyu.com/00001025/ 数多ある中で、何故そこを選んだかと言うと、 ・源泉かけ流しの温泉がある ・料理が美味しい ・四人で泊れる広めの部屋がある ・そんなに高くない ・そんなに遠くでもない 以上の条件を満たす所・・だったからですね。 お値段は我ら庶民からしたら、少々お高めでしたし、 どこの駅からもやや遠く不便でもあり、源泉かけ流しと言っても、 リフォームして出来た部屋のお風呂だけで、大浴場は加水・加熱・循環・塩素使用 なのですが(結構、文句言っている)、しかし、とても居心地のいい宿でした。 まず、掃除が行き届いている。 料理が繊細かつ工夫があり、今回は特に三十周年を迎える記念だそうで、 引退した前料理長と現料理長のコラボ献立ということで、地元の野菜をふんだんに使って、 一品一品丁寧に作られた、素晴らしいものでした。 口うるさいババ達も、「美味しい」と唸るばかりで。 圧巻なのは「ゆめや饅頭」という、中にウニを入れた里芋饅頭を油で揚げて 出汁の効いたあんかけを掛けたもの。 里芋饅頭の表面が薄くカリッとしていて、中はとろんと柔らかい。箸で崩すと、ウニがニュと出て来るんですね~ これは初代料理長が旅館オープンの時に考えたものだそうで、 このカリッを作るために、薄いお餅の皮で包むのだそうです。 (写真がなくてすんません) 旅館の中は、スリッパなしで歩く仕組みになっていて、 誰が使ったかも分からないスリッパでズルズル歩く不愉快さもない。 大きくない旅館なので、宿泊者数も限られ、貸し切りみたいな気分で過ごせるところもいい。 車で行かないと不便な場所なんですが、一日一便だけですが燕三条からの シャトルバスも出していて、弥彦神社に寄りたい、と希望したら、 神社で降ろしてくれ、お迎えにも来てくれました。 ゆめやさん・・お勧めです。 翌日は新潟に出て、街を散策したり、市場を覗いたりへぎそば食べたり。 今回は紅葉を楽しむには、イマイチだったかな・・と諦めていたのですが、 立ち寄ったかつての豪商・斎藤家別邸で素晴らしい庭と紅葉に巡り合えました。 ゆめやさんの写真の代わりに、斎藤家の庭園をご紹介。 庭園の作者は二代松本幾次郎だそうで、東京からわざわざ呼び寄せ3年の月日と巨万の費用が掛かったそうです。 そういえば今の大金持ちは後世にこういう遺産を残さないのだろうな・・ ふと、そんなことも考えた新潟散策でありました。