カテゴリ:ペット
私が子供の頃は、市販のペットフードなどなかった。
犬や猫には、人の残飯を与えるのが、当たり前。 ワンコには冷えたご飯にみそ汁をかけたもの。 ニャンコには、同じく冷えたご飯に、身を食べつくした後の魚や、その煮汁。 たまに鰹節を掻いた後に出た少しの粉もかけて。 そういえば、20代の頃は、猫の絵をイラストレーターに依頼すると、 お茶碗にこんもり盛られたご飯、その上に頭と骨と尻尾だけの魚が載った絵が 指定しなくても描かれていたりした。 前出のみなこさんや、愛護団体の方々が、 「これでは栄養が足りない。魚を描くなら丸々一匹を」と抗議してきたものだ。 犬や猫に、塩分や糖分、油分などが多すぎる人間の食べ物を与えるのは 健康上とても悪いことだと、一般的に知られるようになったのは、かなり後のこと。 渋谷に住んでいた頃、神泉駅寄りにあった居酒屋を兼ねた食事処に、 「わんころめし」「にゃんころめし」というメニューがあった。 確か「わんころめし」はバターで炒めたコーンや野菜が焼き飯の中に入っていて、 「にゃんころめし」の方は、おかかご飯の変形だったように記憶する。 味付けがけっこうよくて、友人と会食した際に注文したことが幾度かあった。 私はお酒が飲めないが、酒好きさんにも好評の、〆のメニューだったようだ。 やがてペットフードが輸入され、日本国内でも製造されるようになり、 いつの間にか、そのペットの種類や健康状態に合ったフードが選べる時代となって、 うちの猫も腎臓サポートだの、年齢に合った栄養強化のものなどを選んでいた。 缶詰も、色々試して、そのコそのコの好きなものを探した。 ほかにも、お刺身が柵で安く買えた日は、 地域猫も含め、みんなに大盤振る舞いをしていたっけ。 明日は猫の日。 猫たちの遺影にはシンプルにボイルしただけのお魚を供え、 私の分は…たまにはご飯の上におかかを載せて 私流の「ねこまんま」を作ってみようかな(o^―^o)ニコ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月21日 04時20分06秒
[ペット] カテゴリの最新記事
|