懲りない面々。それがラブだと、久しぶりに思い出しました。
考えてみたら、きいちゃんを叱った記憶はあまりありません。
雨の降る日に、猫を追いかけて引張られ、滑って転んだ時。
ハイになったきいちゃんから、背面鼻突きを喰らって前に吹っ飛んだ時。
一応怒りましたが、きいちゃん的には
「何を怒っているのだろう?」
だったのだと思います。
きいちゃんが関連性を理解出来ない事柄については、私はきいちゃんを直接
叱る事は避けていました。
理由のひとつは、きいちゃんが普通の生い立ちではないと言う事です。
来た当初、唸って噛んでばかりいたきいちゃんを叱る事は、プラスにならない。
そう考えて、爺様を叱りつけたような叱り方は一切しませんでした。
(爺様は、スリッパを持って追いかけまわしても、全然こたえなかった)
それと、そんなに爺様のように叱られることを、きいちゃんがほとんどしなかった
と言う事もあるんですけどね。
で、先日の盗み食いで、私は久しぶりにこっぴどくわんこを叱りました。
現行犯だったのと、やはりいけないものはいけないと教えなくてはならないからです。
ヘタレのきいちゃん、もちろんビビりました。
「退場!」
と言われた時は、とうちゃんの後ろに隠れました。
コソコソ逃げ回っていましたが、どうも私が本当に怒っているとわかったのか
ドアを開けて
「出て行きなさい!」
と怒鳴ったら、スゴスゴ出て玄関に丸まっていました。
しかし、ご飯の時間ちょっと前になったら、ちゃっかりドアの前に座ってるじゃないですか。
「あの、ご飯まだでしか?」
まだでしか、じゃね~よ。
ドアを開けて、
「当分あげません!待ってなさい!」
と言うと、
「そうでしかあ」
と言わんばかりに、スゴスゴとまた玄関に行って丸まるきいちゃん。
結局ご飯をもらったのは、それから1時間後でした。
ペロッと食べて、何事もなかったような顔をしています。
さすがに、いつものように強引におたかりには来ませんでしたが、さほどこたえていない
様子。
きいちゃんも、だいぶ打たれ強くなりましたわ。
そして、こんなふうに怒られても、また膝枕をしに来るんですもんね。
そういう所が、ラブって可愛いヤツだと思うのです。
なにか問題でも?
良かったら・・・
にほんブログ村
にほんブログ村