2016年05月の記事一覧 | Tabun Dabun Jornal

ナポリカツとソフトクリーム

花巻駅のトイレの話とかポスターの話とか肝心のこの旅の本題が忘れ去られていましたが、いよいよ今回の旅の目的地であるマルカンデパートへ。さっそく６階の食堂へ向かいます。３月の閉店発表後、多くの来店があったようで、食堂については18時ラストオーダー、水曜日臨時休業となっています。月曜日の少し遅いランチタイムですが、休日には完売となっているという名物のナポリカツがあったので、今回はこちらを選択しました。他にも食べたいメニューが有ったのですが、胃袋は一つ。帰りの新幹線の都合もあるので仕方ありません。レジで食券を買い求め座席へ。窓側はほとんどが埋まっていたので、近くの空席を見つけて食券を渡します。食券の渡し方も地元民の独特のルールがあるようなのですが、今回はその指南役と連絡が取れなかったので、我流で渡しました。それにしても、テーブルや椅子、照明なんかもそうだけど、本当に昭和臭さを感じます。テーブルの上には、要所要所にポットと割り箸入れが置かれています。ちなみにポットの中は熱い焙茶。これをガラスのコップに注ぎます。熱いお茶をガラスのコップに入れるなんて、割れるんじゃないかヒヤヒヤしますが、これがここの常識だから、キニシナイキニシナイ…。ちなみに平成生まれの良い子のみんな、割り箸はどうやって取り出すかわかるかな？正解は「上蓋を持ち上げる」。（まあ、見ればわかる）ただし、思いっきり持ち上げると、中身が全部飛び出してくるので要注意です。ところで、今時、この容器売っているのかな？待つこと約７分。入口では「お時間がかかります」と表示されていたナポリカツ（税込660円）が到着です。う～ん、大皿に盛られたナポリタンとカツ！（表現が他に出てこず、文字そのままでスンマセン！）家で作ろうと思えば作れそうな家庭料理だけど、どこか特別感を感じます。続いて、真打ち登場！ソフトクリーム（税込180円）が到着しました。埼玉から持参した「昭和の小道具」竹定規を当ててみます。土台部分も含め、全高230mmといったところでしょうか。写真の背景にウエイトレスさんがぼんやりと写っていますが、このようなメイド風の制服を着た方が数名いらっしゃいます。この食堂を象徴する一枚が撮れました。本当に閉店してしまうのは残念なんですが、いろいろ見回すと老朽化が顕著に見られます。ところで、閉店日は「６月７日（火）」となっています。何か中途半端な日だなあと思い、近くを通りかかったウエイトレスさんに聞いたところ、マルカン百貨店の決算が６月にあり、閉店後の経理処理スケジュールを踏まえて、７日（火）になったそうです。最後の部分は「大人の事情」ですが、一般客として中に入れるのは、今日と臨時休業日を除くとあと７日。記憶に残したい方はお早めに！

まだ間に合う？レッドアロー号で行く！パレオエクスプレス乗車イベント

今週末、西武秩父駅に秩父鉄道のＳＬ「パレオエクスプレス」が乗り入れるそうです。残念ながら仕事なのでいけませんが、それに伴った臨時レッドアローとＳＬを乗り継ぐイベントが予定されています。チケットが販売されている場所が、池袋・大泉学園・所沢と限られているせいもあるのかもしれませんが、今朝の時点でも池袋駅の定期券発売所には案内があったので、まだチケットはあるようです。でもまあ、池袋→西武秩父の臨時レッドアロー（自由席）、西武秩父→三峰口→（秩父鉄道）秩父のＳＬ乗車（自由席）とお弁当がついて、5400円はちょっと高かったかもしれません。臨時レッドアローは、池袋→西武秩父を110分かけて走るので、特急扱いではないようですが、仮に特急だとしても、乗車券　772円特急券　640円小計　1412円秩父鉄道のＳＬは往路乗車券　お花畑（仮定）→三峰口　440円復路乗車券　三峰口→秩父　470円ＳＬ整理券　510円×往復　1020円小計　1930円お弁当の内容・値段は不明ですが、仮に1000円として、合計4342円。秩父駅で解散だから、西武線の復路料金も別途かかることを踏まえると、やっぱ高いなあと感じてしまうのは私だけでしょうか？

「消えゆく駅が残したもの～旧白滝駅最後の日々～」

ＮＨＫの「北海道クローズアップ」という道内番組があるのですが、５月６日に「消えゆく駅が残したもの～旧白滝駅最後の日々～」という内容が放送されました。これは何としてでも見てみたいなと思っていたら、５月２６日（木）の昼に放送されている「スタジオパークからこんにちは」の第２部（１４：０５～１４：５４）の中でも放送されることになったそうです。旧白滝駅は石北本線の１面１線の駅で木造の待合室が印象的でしたが、ＪＲ北海道の経営合理化のため、３月２５日の営業をもって廃止されました。今回の廃止は「北海道新幹線と引き換えに」という印象が残ってしまいましたが、どのような番組となっているのか今から楽しみです。昨年11月、旧白滝駅前にて撮影

花巻駅のポスター

花巻駅の掲示板で見かけたポスターなんだけど…ここに描かれているキャラクターは「トレインジャー」というＪＲ東日本盛岡支社のキャラクター。たしかキャラソンあるんですよ。自分の部屋のどこかにしまってあるはず。でも、しばらく見ていていくつかツッコミどころを発見。１：すでに東北新幹線を走ってないキャラクターがいくつか…。２：ビニールハウス所有者が妙に緩く描かれすぎてないか？３：「電線に注意」を促すポスターなのに走行している車両はディーゼル機関車。４：ディーゼル＋客車って、いつの写真なんだ？と、ついついポスターの前でボヤキ。（これではただの怪しい人か）まあボヤキはこの辺までにして、次回から花巻へ行った本題に触れることにします。

花巻駅

秋田から新幹線で盛岡へ。盛岡からは東北本線で花巻へ移動します。盛岡バスセンターは、時間がなく今回は断念となりました。９月までに一度行きたいのですが、日帰りだともったいないし、２日連続休日はなかなか取れないんですよね。ところで、花巻駅は時刻表で見ると、営業キロでちょうど500kmの位置になります。日中の時間帯に東北本線に乗ると、編成が短いため気付きにくいのですが、花巻駅のホームには500kmを示すキロポストがあります。普通、キロポストは線路内にあるのがほとんどですが、ここでは記念撮影を意識してか、ホーム上にあります。でも、前述の通り、今の電車は編成が短いので、結構忘れ去られた感が漂っています。話は変わって、トイレは改札内と改札外、どちらにもあります。改札内の男性用トイレ。和式１・洋式１・小便器の平成時代になってから改修したような作りです。女性用は…まだ警察署のご厄介になりたくないので…未確認です。（笑）改札外の男性用トイレ。洋式２箇所と最近できたのではないかと思われる綺麗なトイレです。２３：４０～翌朝５：３０は閉鎖されてしまうので、深夜・早朝は利用できません。後日紹介予定のマルカン百貨店で食べ過ぎた時は、ここがおすすめです。（トイレをオススメスポットで紹介するのもどうかしてるが…）駅前広場で待っていると、シミュレーションゲーム「Ａ列車で行こう」で見かけたような気がするバスと遭遇しました。10年以上前に見た時も驚きましたが、まだ現役なんですね。いやはや…。

ゆうちょ銀行秋田店

秋田駅周辺をレンタサイクルで回っている途中、ゆうちょ銀行秋田店を見つけ、旅行貯金を済ませてきました。貯金後、お決まりの局舎撮影。あれ？何か違和感を感じる…。そう、ゆうちょ銀行の直営店とはいえ、普通は「〒」マークを付けた郵便局の局舎のはずなのですが、郵便ポストはあるものの、郵便窓口や保険窓口のない「ゆうちょ銀行オンリー」の建物だったのです。交差点の角には「貯金事務センター」という文字があり、これをみて納得しました。ただ、貯金事務センターに窓口があるのはレアケースなんです。全国には貯金事務センターがいくつかありますが、原則として窓口はありません。貯金事務センターで窓口があるところを調べてみたところ、他には「名古屋西郵便局名古屋貯金事務センター内分室」と「ゆうちょ銀行郡山店」。前述の「名古屋西」は一般的な郵便局のように郵便扱いがありますが（保険はない）、貯金オンリーなのは秋田と郡山のみとなります。まったく予備知識もなく訪問してしまい、ちょっと後悔ですが、元々の予定が「日曜日に乗り換えする場所」のはずだったので、それは仕方なかったかもしれません。

地元民のリスペクト感が凄すぎるシャツ

ツイッターの方では既に触れましたが、昨晩帰宅したところ、無地の大きな茶封筒が届いておりました。差出人は…この天使を見て、地元民でもないのに「！」と思ったあなたは余程のマニアです。（笑）まあ、普通はわかりませんね。家族には届くことを黙っていたので、「怪しい封書」と言われても仕方ないか…。中身はこちら！Marukan Ｔシャツ　でございます！岩手県花巻市のマルカン百貨店のファンが、百貨店への感謝を込めて作ったという、このＴシャツ。名物のソフトクリームを描いたデザインシャツの販売をwebで知り、思わずツボにハマってしまったデザインだったので、購入してしまいました。Ｔシャツの袋の中には製作者からのメッセージも。オリジナルのポストカードも封入されていました。（※写真リサイズの関係で大きさが違うように見えますが表裏となっています）地元のファンの方が描かれたようですが、普通に市販しててもおかしくない出来です。なお、現地では署名活動や別会社による運営継続などが模索されているようです。でも、百貨店側からの視点で見ると、老朽建物・設備の維持って、部品調達の問題（製造終了品）もあったりで結構大変なんですよね。「多くの人たちに愛されたこの地域文化を一人でも多くの人に伝えられたら」と製作者のメッセージにもあるように、他所者の小生も伝承人として愛用しようと思います。でも、関東圏でこのＴシャツ着た人と遭遇したら、お互い思わずニヤッとしそう…。（笑）↓お求めはこちらから↓Marukan T Projectフェイスブックのサイトですが、フェイスブックのアカウントがなくても「購入する」のボタンから申し込むことができます。１枚2,500円（税込・送料込）で、申込後にメールで送られてくるゆうちょ銀行か新生銀行の口座へ振り込みとなります。商品（色・サイズ）によっては、納品待ちとなることもあるようです。

秋田・木内（きのうち）

秋田へ１泊した翌朝、初めて降り立った秋田の市街地を見てみようと、ホテルの無料レンタサイクルを借りて走ってみました。で、途中で見つけたのがこちら。何だ！この堂々とした佇まいは！ふむふむ…木内（きのうち）という、お店だそうです。営業時間は１０時～１７時！水曜・木曜は定休日！すごいぞ、この週休２日と残業なし（たぶん）の営業スタイル！帰宅後、秋田出身の友人に聞いたところ、「客層平均年齢80歳（友人談）」という昔ながらの店とのことでした。ちょっと入るには、気合が必要な店構え。おばあちゃんをナンパしないと入れないかも…。

新潟～秋田　１０時間

先日の羽越線強風遅延ですが、新潟から秋田までの様子をまとめてみました。１１：４０　新潟駅乗換口臨時「高田お花見号」に運休の表示。ちょっと嫌な予感。１２：２０　新潟駅風はあるものの、天候はいい感じ。ところが駅の案内表示では、いなほ５号秋田行きは酒田行きへと行き先変更の表示が…。旅行中止（大宮引き返し）の相談のためみどりの窓口へ行くと、「酒田から先はバスが出ていて、多少の遅れはあっても秋田駅は２０時頃までこまち号出てますよ」と回答。というわけで、秋田へＧＯ！１２：４５　新潟駅　（所定１２：３３）遅れていた新幹線の接続待ちで、スタートから遅れます。１３：３０頃　村上駅　（所定１３：１９）海岸線に出るとこの先に黒い雲が見えてきました。１３：５０　笹川流れ付近心配していた雨が降ってきました。１３：５６　越後寒川駅越後寒川駅に停車。「さむかわ」ではなく「かんがわ」と読むそうです。ここで初めて「強風による運転抑止」。10分程度停車し、府屋駅まで徐行運転で進むことに。途中、勝木駅を通過。ここは普通列車しか止まらない駅のはずですが、駅前に徳洲会病院があるんですね。停車本数が少ないので、車で通院せざるを得ないところが残念です。海岸線沿いに進む旧線を見ながら、府屋駅へ。１５：０６　羽前水沢駅～羽前大山駅突然、車内照明が消え、非常灯のみとなりました。あれ、デッドセクション？１５：０８　羽前大山駅「羽前大山駅で臨時停車します」というアナウンスが流れ、停車。運転台から聞こえる無線に耳を澄ませていると、「２号車ＶＣＢトリップ」という単語が聞こえてきました。どうやら電源系統で車両トラブルのようです。パンタグラフを一旦下げて再起動を行うため、車内の自動ドアや非常灯もすべて消えました。これ、真夏だったら冷房も切れていたはず。この時期で良かった…。１５：２２　羽前大山駅　発車内灯が再び点灯し、運転再開。酒田まであと30km！１５：２７～１５：４０　鶴岡駅　（所定１４：２１）鶴岡駅に到着。再びこの先の運転について、無線のやり取りが行われます。１５：５０～１６：０３　藤島駅藤島駅にて再び10分以上の停車。１６：０９　藤島駅～西袋駅　147.6キロポスト付近藤島駅を出て、コンクリート製品の工場の脇で停車。強風のため、この場所でしばらく運転見合わせとアナウンスが入りました。周囲は工場以外は畑のみ。横風をまともに受けるので、車体がよく揺れます。１７：１０　藤島駅～西袋駅　147.6キロポスト付近１時間経過しましたが、一向に動く気配はありません。外は少しずつ夕闇に包まれて行きます。酒田駅到着が２時間遅れとなっているので、特急料金は払戻確定です。１７：５３　藤島駅～西袋駅　147.6キロポスト付近何もすることがなく、ぼんやりとしていたら、車体をノックする音がしました。よく見ると一眼レフカメラを下げた男性が運転台に向かって声をかけ、カメラを渡しています。その後の無線のやり取りで、どうやらこの先で架線に何かが引っかかったようで、それをこの男性は知らせてくれたようです。これはまだ時間がかかりそうだと思い、宿泊予定先の盛岡のホテルへ到着大幅遅延もしくはキャンセルの可能性が出てきていることを電話連絡します。盛岡バスセンターの訪問もこの時点で危ぶまれてきました。１８：５５　藤島駅～西袋駅　147.6キロポスト付近カメラの男性が立ち去って１時間後、架線飛来物の除去作業が完了次第、運転再開するというアナウンスが流れました。とはいえ、酒田駅から作業員が行くため、もうしばらくかかるとのこと。遠くに見える道路には車が行き交っているのに、こちらは動けないのは何だかなぁという感じです。「電気も空調もあるから、とりあえずこの先どうなるか見守ろう」もう開き直るしかない状況でした。１９：２６　藤島駅～西袋駅　147.6キロポスト付近駅間に停車してから３時間２０分。ようやく運転再開となりました。ただし、今度は踏切が故障しているため、余目駅まで踏切通過のたびに一時停車を繰り返します。１９：４９　余目駅　（所定１４：３１）余目駅を５時間２８分遅れで出発。次は終点、酒田です。２０：０８　酒田駅　（所定１４：３９）ようやく酒田駅に到着。代行バスへの乗り継ぎで慌ただしかったため、まともな写真がありません。盛岡のホテルへ再び電話をし正式キャンセルを連絡しました。２０：２０　酒田駅駅前ロータリーに出ると、まだ強い風が吹いており、細かい砂を含んだ風が叩きつけます。停車中の代行バスに乗り込み、秋田へ。乗客は25名程度乗っておりました。スマホで秋田駅近くのホテルを予約。真っ暗な国道７号線を北上します。２０：５８　上浜駅前最初に止まったのは上浜駅前。ここで１名下車。２１：０７　象潟駅駅前広場に入り、２名下車。２１：１８　金浦駅付近駅に近い国道７号線の交差点で１名下車。地元の人だからいいけれど、旅人だったらここで降ろされたくないなぁという場所。２１：３０　仁賀保駅酒田を出て、久々に市街地っぽい場所（夜だからあまり見えないが）が見えてきました。交差点でバスの運転手さんが駅への道を間違えて、乗客から「そこ左に曲がって」とナビを受けながら仁賀保駅に到着。１名下車します。２１：５７　羽後本荘駅仁賀保から日本海東北自動車道に入り、一気にスピードアップします。羽後本荘駅で７名下車。この先は秋田までの乗客のためノンストップ。バスの運転手さんから駅でのトイレ利用の有無を聞かれましたが、希望者がなかったため、このまま発車となりました。２２：４４　秋田駅大内インターより再び日本海東北自動車道に入り、秋田自動車道を経て秋田中央インターへ。酒田駅から２時間４０分。新潟駅から１０時間で、ようやく秋田駅に到着です。バスを降りて写真を撮ったのですが、この代行バスは酒田市内の観光バス会社さんだったんですね。秋田駅の駅員さんに誘導されて改札口へ。予定していた秋田新幹線は当然ながら終了。この先を目指す人達は、改札口の中へ消えていきました。羽越線は過去に強風による脱線死傷事故も発生している路線。この環境下での定時運行の大変さを感じました。