ことりのそら

少し早めに家を出るはずが、隣家の青年（わんこ）にあいさつしてたら
いつもと大して変わらず、きゃああああと大急ぎで職場へ。
たどり着くなりダッシュで部屋に飛び込み、時計を見たら、お、２０秒前。
たまたま誰もいなかったのを幸いテレビのスイッチを入れたら、
ちょうど聞こえた、「黙祷！」。
……こんなばたばたで申し訳ございません、と思いつつ、手を合わせて。

昼間も何やかやとばたばたし、本当は今日のうちに発送しておくつもりだった
料金別納郵便物の山、郵便局閉まっちゃったから、お持ち帰り。
明日から３日間、夏期休暇もらってホメオパシーの学校の補講に行くんだよー。
ああああー、旅先まで持ってって出してこにゃならん。
ついでに言うと、夜行フェリーで移動するから、今夜のうちに家を出るのだが（当然だ）。

家に帰ると出発予定時刻１時間前だった。
ま、いつもの傾向ではあるけれども、なんとなく回を追うごとに悪化してる気が…。
でもじたばたせず、結局普段より２０分ばかり遅れて家を出ることに。
まあ普段は船が出る３０分前についてるわけで、大丈夫でしょ、と、
わけのわからないことを言いつつ。

果たして間に合ったので、船に乗って、チケットに書かれてある
雑魚寝部屋の、自分の区画に行ってびっくり。
あのー、部屋に誰もいないんですけど。３０人以上は入る部屋なのに。
出航時間を過ぎても誰も来ない。間違えたかと何度も確認したけれど
やっぱりここだよなぁ……
女性専用区画を希望したから、他のとこ埋まってて、こうなったのかな…？

わーい独り占めー、と、おもしろがって端から端までグラン・ジュッテ（バレエ版幅跳び）
してみたけれど、寝るときもずーっと独りとなると、ちょっと不安だなぁ……。
……などといいつつ、実際は消灯される前にかーかー寝てたけど。
なんというか、のんきな奴……。
しかし、広い部屋に独りづいているねと苦笑してしまいましたとさ。