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November 15, 2007
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カテゴリ:日々雑記
泊まり勤務明けの午前中、休みもらってばたばた帰宅。
…いや、教会の信者さんが、お亡くなりだそうで。葬儀ミサがあったのだ。
特別親しかったわけではない…というよりは、個人的なお付き合いは
皆無といっていいくらいなので、本来なら仕事休んでまで参列する必要は
なかったのかもしれないんだけど(実際、これまでにしたことはない)。

…いや、80歳くらいのおばあちゃんだったんだけど、
なぜかこの方は、私の顔を見るととっても喜んでくださって。
あなたに会えるとうれしいわ、なんて、しょっちゅう言ってくださってたのだ。
どうしてだったのか、知らない。
私ときたら、にっこりを返すくらいで気の利いたことひとつ言えず、
だから、嫌がってると思われてたかもしれない。
こんなおばあちゃんに迷惑よね、ごめんね、なんて、言われた覚えがあるから。
いいえ、私もうれしいです。…思ったのは確かだけど、口にできたかどうか覚えてない。

……まあ、そんなわけで。
行きたかったの。それだけ。

小学生のころ、近所の犬(かわいかったけど、そのころ私は犬が怖くて
触るどころか近づくことさえできなかった)が死んでしまって、
それで学校に行ってもまだ、わあわあ泣いてたっけなぁ。
でもいつからか、私はお葬式では泣かない奴になってしまった。
とってもかわいがってくれた祖父のときも、ひそかにだいすきだった叔父のときも、
なぜか表情さえ動かさないで、しーんと静まった心に、時折さざ波が立つだけで。
声上げて泣いてる従姉妹たち尻目に、冷血なのかしらんと、首かしげてたりして。

今日も、にっこり笑顔の遺影見て危うく泣きそうになったけれど、
他にも時々、ううっ、って思うことはあったんだけど、別にガマンしたわけじゃないけど、
結局、持ってったハンカチ、そのまま、いただいたその方のお写真包んで
持って帰るのに使っただけだったなぁ。
献花のときも、棺にお花入れるときも、泣きたい気分だったけど、
にっこり笑いかけちゃったし(そうしたつもりなんだけど…)。
うーん。

お歳は召していたけれど、教会まで歩いて5分くらいの道のりを、
いつもひょこひょこ、でも結構なスピードで通ってらしたな。
先週は私地元にいなかったのだけれど、この日もいらしていたんじゃなかったっけ、と
信者さんたちが言いあってた。
本当にとっても急で、そしてたぶん、苦しまないで、召されたんじゃないかな。
ご家族の方は、だから、もっとよく気をつけてれば、って、おっしゃってるようだけど、
隣にいたって、神様の手を阻むことなんてできないもんな。

この方については心配してないって、神父様がおっしゃってた。
急なことだったから、臨終前に神父様にお越しいただくということも
できていないと聞いたように思うけれど、それでも問題なく
天国に召されたと思う、っていう意味…かな。
私ははなからそんな心配はしてないんだけど。

それに、少し前に神父様がおっしゃっていた、日々のお祈りの中で、
そして毎日のごミサの中で、この町でその日亡くなるすべての方のために、
神父様はちゃんとお祈りくださってるんだって。
(もちろん、全世界のすべての死者のためにも、なんだけど)
そのとき、あ、じゃ、私いつ死んでも安心だ、って思ったっけな。
まあ一応、私もこの町に住む人間なれば、神父様のお祈りの対象から
除外されてはいないだろうとうぬぼれておくことにして、
ああ、この方のお祈りなら、神様はお聞き届けになるでしょ、って、
たいした根拠もなく思っちゃった。
(他の人のお祈りはお聞き届けにならないのかったら、そういうわけじゃないんだけど)

そんなわけで、神様ー、私が死ぬまで神父様ここにいてくださいますように、なんて、
いざとなったらじいさまと孫を名乗れる年齢差のことは考えもせず、
無茶苦茶言っていたりする。(さすがにご本人には言えないけど…^^;)
どーせいっちゅうんじゃ、って、神様がこめかみ押さえていらっしゃるだろうなぁ。
でもなんだか、他にも似たようなこと考えてる人はいるようで、
私も神父様のいらっしゃる間がいいわ、なんておっしゃってた方があったりして。
その方は神父様よりはお歳が上なんだけど、神父様は、すっごく複雑だろうなぁ……^^;

まあとりあえず、それはさておき、人はいつかは死ぬわけで。
夏の終わり、教会学校の教師研修のとき、指導の神父様からひとつの詩を聞かせていただいた。
覚えがあるなぁと思ったら手元の本にもあったんだけど、
要約すれば、もし『これが最後の機会』とわかっていれば、その人のことを
どれほどいとしく感じて大切にしようとするだろう、
でも、誰にも『次の機会』は保証されていないのだから、だから今日だいじにしよう、
たいせつだよって伝えよう、というような感じだったかなぁ。
それを、また思い出してみたりして。

ついうっかり忘れるけれど、お互い1分後の命の保証すら、どこにもない。
明日、いつもと同じように起きて、仕事に行って、なんてできる保証はどこにもない。
実はあれが最後だったんだ、ってわかってから、どんなに後悔しても、遅い。
忘れちゃうんだけど。
……というわけで、なにやら職務内容引継ぎの整理なんぞしていたりして(をい)
『ありがとう』も『だいすき』も、『心配してますよ』も、
そんな今日でさえ、目いっぱい積み残しだけれども。

脱線した。
…笑顔のとってもすてきだったおばあちゃん、神様のところで、お元気で。
こんどお会いできたときは、お茶でもご一緒いただけるとたいへん幸いです。

…忘れませんように。今この一瞬一瞬が、最後かもしれない奇跡だってこと。





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Last updated  November 15, 2007 10:50:45 PM
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