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March 23, 2008
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カテゴリ:日々雑記
…というわけで(!?)、今年の四旬節は神父様とのお別れを控え、
かみ締めるように過ごした日々だったんだけれども。
その大詰め、復活祭前の3日間のことを少し(少しか?)。


聖木曜日(今年は3月20日)。最後の晩餐を記念する日。

お当番させていただいて最前列に座っていたので、
洗足式(神父様が男性信者の足をお洗いになる。イエス様の真似っこ←なんつう表現^^;)で
神父様の手元がよく見えた。洗ってぬぐった足に接吻なさっているのまで。
後ろ姿でお顔の辺りは見えないし、私は見ているだけなのに、びくっと震えてしまった。
…外国では普通という場合もあるらしいけど、日本は多分そうじゃない。
実際、見たことなかった。外国人の神父様のときでも。
この神父様がこれまでの年もそうなさってたのかどうか知らないけど。
言葉にはできない、ものすごく強い力に打たれたような気分だった。

毎年歌えなくて(ラテン語だから歌詞わかんない)ハミングでごまかしてた
タントゥム・エルゴという聖歌、今年こそは歌うぞって去年の末ころからあがいて、
どうにか覚えるの間に合って歌えたから、うれしかった。

そのあと外に出たら、月明かりの中で佇む神父様の前に、木らしきシルエット。
それが、とってもだいすきであこがれてもいる『あの木』だと気付くのに、
夜でもそう時間は要らなかった。わあ、ミモザ!…って、すっ飛んでいった。
(あの明るくてかわいい黄色のふわふわのころころ! もう、だいすき♪
だけど大きくなる木だから、我が家の庭に植えたら家の建ってるとこがなくなる…)
天国へ行った教会わんこの思い出にって、買ってきてくださったらしい。
ミモザの話なんて、神父様とは全くしたことなかったのに。
神父様も、ミモザがとってもお好きなのだそうだ。
植える場所を決めるために、北はどっちだろうって、満月近くで少し見えづらい星座を
神父様とあれこれ言いながら辿って、やっとこ北極星を見つけ出した。


3月21日、聖金曜日。イエス様が十字架上でお亡くなりになったことを記念する日。

前日から風邪くさかったせいか食欲がないようで、
年に2回の断食日のうちの1回がこの日だけど、かえってそれで助かった気分。
(それじゃ犠牲になんないだろうが、という気もするけど^^;)
年度末で仕事は超ご多忙なんだけれども、意地で飛び出して
聖金曜日の典礼に間に合わせた(この日はミサじゃない)。
…普段の年なら、この日は職場の送別会に当たりかねない日。
それだけはご勘弁をって大騒ぎしていたけれど、幸い、あたらずにすんだ。
この日のことは、ちょっとうまく言葉にできない。


3月22日、聖土曜日。復活徹夜祭が夜にある。
ちなみにこの日が満月だった。ちょっとお月様が恨めしい…

朝は行きつけ(といっても年に1度行くかどうか)の散髪屋さんで
枝毛だらけのかわいそうな髪を少しそろえてもらった。
それから母と祖母とでお墓参りツアー。
戻ってきたときには祖母がかなりしんどそうで、
数時間たってもまだ、これはおかしいぞという状態。
だけど復活徹夜祭があるから、母とレメディーを残して帰ってきた。

復活祭がくるということは、神父様とのお別れのときだということ。
復活徹夜祭ともなると、リーチ状態なわけで。
今年ばかりは、到底お祝いする気分にはなれないだろうと思っていた。
だけど、久しぶりに響き渡る鐘の音を聞きながら、
とってもうれしかった。……とってもとっても悲しいのに、
躍り上がりたいくらい嬉しい鐘の音だった。

徹夜祭が終わってから(っても夜の10時ころなんだけど)、
母を迎えに行ってみたら、祖母はいつもの状態に戻っていた。
渡してったレメディーがよく効いたんだそーな。
…それはめでたい、なんだけど………
置いてったの、ラカシスっていうレメディーで……
お墓に行ってあからさまに調子が悪くなったから渡したんだけど…
…効きましたか。そーですか。…祖母が敏感な体質なの忘れてた。
今度からお墓にはもちっと早い時間に行こう^^;
(というか、けろっとしてる母上様と私はいったい………^^;)


一夜明けて、日曜日。復活祭のごミサがある。
例年、お祝いだからと着物を着せてもらう。今年も。
教会学校の子どもたちに、ごミサに来ませんかって連絡してみた。
神父様が異動なさることも、それに伴って土曜学校が一応おしまいというのも
もう伝えてあったので……。
信者でないのは2人だけなんだけど、2人とも来てくれた。実は5年間で初めて。

カトリックのごミサは儀式的な色合いが強い(と思う)ので、
初めての人は多分何じゃらほいの世界だろう。
私は成人してから通い始めたけれど、子どものころはプロテスタントの教会に
友達と一緒に通っていた。なのに…なのか、だから…なのか、
とにかくあんまり違うもんで慣れるまでかなり緊張した。
(プロテスタントでも礼拝の雰囲気はいろいろだと思うけど)
慣れてくると、とっても深いなーと思うんだけど。
ひとつひとつの言葉や動作にちゃんと意味や理由があるみたいだし。

とりあえず立ったり座ったりを周囲とあわせてたらそれでいいよーということと、
聖体拝領のときにはパンを受け取らないで、手を合わせて少し頭下げたら
祝福してくださるからねというのだけ解説しておいて、
あとは適宜聖歌集のページを教えたりパンフレット『ここね』と指さしたり。
初めてだと苦痛かなーと心配したけれど、なんのなんの、ちゃんと静かに座ってて、
歌なんかしっかり歌ってるじゃないの、初見なのに、すごい。
復活祭の卵をいただいて、神父様と記念写真撮って。

お祝いのパーティーでは、ちびさんずの相手してて自分は食べ損ねたりして。
小学1年のちびさんに帯にぶら下がられて悲鳴上げたりもしたけど
(サンドウィッチやらお砂糖のかかってるお菓子やら触り放題だったその手で
あたしの帯につかまったわねー!?)、たいへん楽しかった。
神父様は当初この日にご出立の予定だったので、
後生ですからせめてこの日はこちらにお泊まりください、
でないとせっかくの復活祭がお祝いになりませんっ、なんて騒いでたもんだけど。
幸い、来週の日曜日もこちらにいらしてくださるということで、
しっかりお祝いできて嬉しかった。


……こんな感じで。
つくづく、しみじみ、忘れることのできない3日間と復活祭でしたのこと。
復活祭は毎年巡ってくるけれど。……きっと、忘れない。





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Last updated  April 12, 2008 10:08:31 PM
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