クリスマスドラマということで期待した。が、ダメだった。悪いと言っているわけではない。良く出来たいいドラマだった。キャストが違えば、印象も変わったかもしれないが、いまひとつ、ふたつの内容だった。例えて言うならば映画「めぐり逢い」を大絶賛する主人公が登場する「めぐり逢えたら」のような作品。リスペクトする作品を越えることはなかった。同様に「東京ラブストーリー」を想起させる同じ内容のようなドラマをみて恋愛指南をしようとするなんて、もちろん「東京ラブストーリー」を越える内容になっていないし、純粋さにも欠けていた。さらにいえば、役名が安直。桃瀬はるかなんて綾瀬はるかと一字違いだし、白野莉子なんてシラノ・ド・ベルジュラックからとってるだろうし、劇中にも「シラノ・ド・ベルジュラック」が出てくる。もてないはずの主人公たちがそれぞれ好かれてもててしまうなんて、ありえない。現代の作品として描くのであれば、もっともっと現実的な相関性が良かったなと思う。桃瀬の社長を好き度も、緑谷拓の白野を好き度も軽い、軽すぎる。現実的に言えば、社長も白野を気に入っているが、恋愛対象でなく、でも桃瀬は焼きもちを焼き、緑谷が白野を好きになったとしても、社長に恋した白野は一人去っていくといった方がかっこよいのでは。となると題名を変えなきゃいけなくなるが、そのままでもアイロニーがあっていいかもしれない。黒川を演じた高橋一生は柴田恭兵のような感じがしてかっこよかったなぁ(違うか(恭兵ファンへ、すみません))。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.12.25 00:52:06
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る