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テーマ:最近観た映画。(40026)
カテゴリ:家で見た映画
(C)2022「夜明けまでバス停で」製作委員会 2020年11月、東京・幡ヶ谷のバス停のベンチで座りながら眠っていた女性が、近隣の住民に殴打され、命をおとした。このホームレス女性の殺人事件は、とてもショッキングなニュースとなった。それを映画化したものだと思った。 しかし、違った。 この殺人事件をヒントにフィクションとして作られた作品である。 2022年キネマ旬報ベストテンで第3位となった作品である。 板谷由夏が主演で高橋伴明監督が撮る企画が動いていて、その脚本が梶原阿貴にオファーされた。脚本家の梶原阿貴は、このホームレス女性の殺人事件に衝撃をおぼえ、現場を訪れて突き動かされる感情を抱いた。梶原は、自らの発案で『夜明けまでバス停で』の脚本を手がけることになる。 コロナ禍で起きた事件であり、梶原は「10年後、20年後、または50年後に『コロナ禍の東京はこうだった』と伝えたい。テーマは守りつつ、実録をやろうとは思いませんでした」と語る作品である。 コロナ禍で居酒屋で住み込みで働く主人公は長年働いたにもかかわらずクビとなる。職も住居もなくしたことによりホームレスとなった女性がどのように生きていくのか、それを追い続けたものといえよう。 皿洗いがルビーモレノとは気づかなかった。三浦貴大のマネージャー役は合わないと思えた。彼は良い人の役が適役なのでは。 評価を得ている作品ではあるが、今この時に見ると切実な気持ちを共有できないのか、期待したほどの共感や感動は得られなかった。
U-NEXTにて
監督:高橋伴明 脚本:梶原阿貴 出演:板谷由夏、大西礼芳、三浦貴大、松浦祐也、ルビー・モレノ、片岡礼子、土居志央梨、あめくみちこ、幕雄仁、鈴木秀人、長尾和宏、柄本佑、下元史朗、筒井真理子、根岸季衣、柄本明 お薦め度 「夜明けまでバス停で」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.18 23:28:14
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