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カテゴリ:読書
高校の課題図書なのか。 わからないでもない。 読んでみて想起したのは映画「遠い空の向こうに」だ。 さびれた炭鉱の町の高校生が宇宙の夢に魅せられて、やがて大学へ進み、NASAで働く者も出て来る実話ネタである。 この「宙わたる教室」も定時制高校の生徒たちを中心にして、大学の研究員でもある理科教師のもと科学部で火星のクレーターの再現と検証を行い、研究発表の全国大会に出場し、発表をする。しっかりとした内容を感じるのはこちらも実話ネタだからである。小ネタやエピソードは作者の創作なのかもしれないが大筋は実話としてあるのだから肉付けをすればいい。とはいえ、これだけの濃密な内容のものに仕上げたのには骨が折れたであろう。参考文献はハンパない数あった。 ミステリーやエンタメの作品とは違って骨太でリアルな感じがとてもいい。それゆえ課題図書にもなったのかも。科学にまつわる実のある話、読み応えあり。 宙わたる教室 [ 伊与原 新 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.30 23:06:07
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