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河野太郎さんが2011年09月05日のブログエントリー
「さあ、特別会計を廃止しよう!」 http://www.taro.org/2011/09/-tokubetsukaikeidocx.php で次のように書いている。 「第三次補正の財源の議論が始まっているが、国債整理基金などの剰余金の取扱について、財務省がまた、訳のわからんことを言い始めている。 財政の内容をわかりやすくするためにも、また、来るべきプライマリーバランスの議論の前提を整理するためにも、特別会計の廃止が必要だ。 現在の予算では、特別会計とのやりとりでいくらでもプライマリーバランスをでっち上げられるので、プライマリーバランスを実現するためにはその前に、特別会計を廃止し、一般会計への統合が必要だ。 自民党のシャドウキャビネットの行政刷新・公務員制度改革担当チーム(河野太郎(ただし現在役職停止中)、平将明、古川俊治、柴山昌彦、熊谷大、磯崎仁彦、三原じゅん子)は、特別会計の廃止および一般会計への統合に向けて作業を進めてきた。 以下、チームの提言を述べる。わかりにくいかもしれないので、図を参照のこと。なお、関係各省庁からはヒアリングを行い、統合の実現性については確認済み。 新政権の行政刷新もこれぐらい抜本的にやってもらいたい。 ------------------------------ 基本方針 プライマリーバランスの均衡を図るために、特別会計を廃止し、全てのフローを一般会計に統合する。 ただし、ストックの管理のために積立金特別会計を新設し、各種積立金はこの特会のなかにそれぞれの勘定を設置して管理する。この特別会計から派生するフロー資金は、歳出歳入全て一般会計を経由する。 地方共有税特別会計を設置し、旧地方交付税及び譲与税財源を直入する。直入額があらかじめ定められた一定金額を下回る場合は、その金額との差額のみを一般会計から繰り入れる。この地方共有税特会資金の配分は国が関与せず地方六団体が行う。 債務の償還に関する国債整理基金を設ける。現在の各特別会計の余剰金で特に将来決まった使途のない『埋蔵金』は一括して国債整理基金に繰り入れ、債務の償還と将来の利払いの削減に充てる。 フローを一般会計に統合することにより、手数料等における負担と給付の関係性を絶つ。また、一般会計内の電波管理料など特定財源となっているものを一般財源化する。 一覧性の維持と収支関係の把握の容易性のために、一般会計の中に一般勘定、借換収支を管理する借換勘定、積立金特別会計へのストックの繰入操出に関する積立金繰入操出勘定、各種再保険の保険料と保険金を積立金特別会計に繰入繰り出しするための再保険勘定の四勘定を設ける。 一般勘定の中に収支のつながりの強いものの関係性を示すために年金関係収支、医療関係収支等の「関係収支」を掲げる」。 やはり河野さんは有能な政治家だ。何が合理的で大切な問題であるかを知っている。 安倍政権で河野さんが重用されたならこの方針が実現されるだろう。しかし河野さんのニュースは全く聞こえてこない。このことで安倍政権が「改革」については本気ではないと言うことが伺われるのではないか。 今後、安倍政権の中で河野太郎さんがどの程度の位置にいるかと言うことに注目していこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.12.29 12:59:28
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