司法書士つるぴかはげまるのノート

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• 残った抵当権（その３）

  まず最初に考えたことは、関係者を探してみて事実関係を確認してみよう！ということでした。会社の登記簿には、株式会社なら代表取締役、有限会社なら取締役と監査役の住所が登録されていますので、そこから何とか現在の住所までたどり着けないか？と思ったわけです。仮にその会社の役員の方が見つかって、抵当権で担保されているお金（被担保債権といいます）を返していなかったということが分かっても、消滅時効を主張すればいいから（会社が商売で貸したお金は５年で時効になって返さなくてもいいケースがあります）、とにかく登記手続きに協力してくれる人を探したかったのです。数日後、帰ってきた戸籍などを確認すると、皆さんお亡くなりになっており、この、関係者に登記手続きに協力してもらうという方法はあえなく「使えない！」ということが判明してしまいました。

  Mar 23, 2006

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• 昔のことに思いをはせる（その３）

  どちらの方法をとるのかは、行方不明になってしまった方の、その当時の様子などによって判断するしかありませんが、死んだことにするということに違和感を覚える方もいらっしゃるようです。依頼者の方にお話を伺うと、行方不明の方は、東京大空襲で離ればなれになってしまい、それ以来連絡が取れずに、６０年過ぎてしまったとのことで、失踪宣告の事例ではないかと判断しました。空襲当時のお話はとても臨場感があり、思わず仕事を忘れて聞き入ってしまいました。桜舞い散る季節、現在の自分は、あの戦争で亡くなった沢山の人々のおかげであるんだな～とある種の感慨に浸りながら、失踪宣告の申立書を書かせていただきました。官報に掲載する期間などもあり（通常の行方不明のケースで６ヶ月、戦争などのケースで２ヶ月）、手続きにはまだまだ時間がかかりそうですが、依頼者の方も、かなりの高齢ですので、速やかに進めたいと思っています。

  Mar 22, 2006

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• 昔のことに思いをはせる（その２）

  相続の際、戸籍を遡っていくと、誰も知らない相続人が出てくることが時々あります。生きていらっしゃる場合は、戸籍の附票という書類を取ることで、住所が分かるので、連絡をとることもできます。ところが、今回、この戸籍の附票の記載が「不明」となっていました。こういうケースでは、２つ方法が考えられます。１　不在者財産管理人の選任を申し立てる２　失踪宣告を申し立てる不在者財産管理人というのは、文字どおり、不在の人の財産を管理する人で、この管理人が不在者に代わって遺産分割などに参加することにより、相続手続きを進めることが出来るわけです。失踪宣告はその１で説明したような効果がありますから、この人を死んだことにして、相続手続きを進めることができます。

  Mar 21, 2006

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• 昔のことに思いをはせる（その１）

  失踪宣告という制度を知っていますか？これは、法律上ある人を死んだことにする制度です。戦争や船が沈没した場合などは、その原因となった事件が終わってから１年間、そうでない場合は７年間行方不明の場合に、家庭裁判所に申し出ることができます。戦争や船が沈没した場合などは、その原因となった事件が終了した時に、７年間行方不明の場合は、その期間が終わった時に死亡したことになります。もちろん、実際に生きていることが分かれば、この手続きを取り消すことが出来、北朝鮮拉致事件の曽我ひとみさんも、この失踪宣告がされていたため、取消しの手続きがとられました。

  Mar 20, 2006

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• 「ダッシュの会」へ参加

  「ダッシュの会」に参加しました。これは、長野県で社会保険労務士、行政書士をされている森田夫妻が立ち上げた、開業３年目ぐらいまで（厳密ではないようですが）の士業の交流会で、開業前、開業直後の不安や疑問を、皆で交流しながら助け合って頑張っていこう！というもので（違っていたらごめんなさい）、講師（いわゆる成功している士業の方）の方の講義と、参加者同士の名刺交換（必ず全員と名刺交換するお見合いパーティー？形式）などの交流会が行われます。主催者の森田夫妻が、社会保険労務士、行政書士のためか最近開業したばかり、もしくはこれから開業する社会保険労務士、行政書士の方が多く、この日参加した司法書士は私１人。森田さん曰く「おいしいですよ！」資格だけで目立てるのというのは確かにラッキーなことで、業界にいると、だれかれも司法書士なのでそういうことさえ気がつかなくなっていました。講義の内容などは次回に続きます。会の様子。私の後ろ頭！

  Mar 19, 2006

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• 残った抵当権（その２）

  会社があるとか無いとかいうのは、形式的には登記で決まります。実際に何も事業をしていない場合でも、登記簿に会社として登録があれば、会社は存在するということになります。会社は、５年間何も登記をしていないと、一定の手続きを経て解散したものとして、法務局で解散の登記がされてしまいます。ただし、解散の登記がされても会社はなくならないのです。解散した会社は「清算」といって、借金などを全部払って、残った財産の配分方法を決めて、「清算結了」という登記をするまでは形式的に会社が無くなる事はないのです。そうすると、何もしていない会社は解散させられてしまうのですが、清算結了させられるわけではないので、本当に何もしていない会社は解散したままの状態で残ってしまうということになります。こういう会社が抵当権者となっている場合、通常の抵当権抹消の手続きに比べると、ものすご～くやることが多くなってしまうのです。

  Mar 18, 2006

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• 残った抵当権

  相続登記の依頼を受けた際に、登記簿を確認すると古い抵当権が消えずに残っていることが時々あります。依頼者の方に確認してみても、「何も知らない。」とか「聞いたことも無い。」ということが多く、まったく認識されていません。（だからこそこのようなことが起こる訳ですが）相続登記後、売買や建て替えなどする時に問題になってきますので、この機会に抹消手続きしてはどうでしょう？とご案内させていただきます。今回ご依頼いただいたケースでは、抵当権者が誰でも知っている金融機関でしたが、対応が非常に早く、電話をするとその日のうちに、書類再交付申請すればよいとの回答を得ました。債権や抵当権の消滅時効を主張しなければいけないのかな？とちょっと心配していたのですが、「この年代の抵当権が存続しているはずがありませんから」との明確な回答で、思ったより簡単に済みそうです。それでは、抵当権者である会社が現在無くなっている場合には、どうすればいいのでしょうか？

  Mar 17, 2006

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• 「訴えて！」みた（その５）

  翌日のうちに、裁判所から連絡が入り、第一回口頭弁論期日の打ち合わせをします。日程が決まると「期日請書」という書類を提出することになるのですが、事務所でも実際に裁判をやるまで知らなかった書類で、裁判所からファックスで送ってもらい、それに直接記入していました。今回も、同じように「期日請書をファックスしてもらえませんか？」とお願いした所、「様式集などに載っていませんか？」と送ってもらえませんでした。しかたなく、簡単なものを自分で作りましたが、以前も家庭裁判所の手続きで、担当によって必要書類の範囲に違いがあったりしましたので、登記所に比べると裁判所の方が手続きが緩いような気がします。ご自分で裁判をされる場合には、まさか自分で作ってくれなどと言わないと思いますが、悪い担当に当たると・・・。

  Mar 16, 2006

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• 「訴えて！」みた（その４）

  受付をしてもらうと、受付票と事情説明書という書類をもらいます。「事情説明書」というのは、今まで話し合いを何回ぐらいしましたか？とか、話し合いで解決するつもりはありますか？などといった質問事項が書かれている紙で、次の日に裁判所に対してファックスすることになります（雰囲気的にはその場で書いて提出してもよかったような気がします）。簡易裁判所は簡易、迅速に紛争を解決する所ですから、裁判所が今回の事件は和解で解決できるのか？そうでないのか？ということを一番気にしているのではないか？と感じさせる内容でした。

  Mar 15, 2006

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• 「訴えて！」みた（その３）

  訴える際に必要なものは、この「訴状」のほかに、収入印紙と郵便切手です。念のために自分のハンコも持っていくと、書類に訂正があった場合に役に立ちます。私も当然持って行きました。収入印紙は、訴える金額が多くなるほど、多くなり、１００万円だと１万円、１億円だと３２万円となります。切手は、被告側に訴状を送る時などに使われるもので、裁判所によって「持ってキテネ」という金額と種類が違います。訴える裁判所に事前に確認しておきましょう。ちなみ東京簡易裁判所では、１０００円×３、５００円×２、２００円×４、１００円×４、８０円×５、５０円×４、２０円×５、１０円×１０が必要とのことでした。訴状を提出すると、受付の裁判所書記官が結構訴状をしっかりと読むのでヒヤヒヤとしましたが、特に訂正も無く無事に受け付けてもらいました。

  Mar 14, 2006

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• 「訴えて！」みた（その２）

  要件事実というのは、ものすごく簡単に言ってしまうと、言い分のポイントなんではないかな？と私は思っています。たとえば、私が誰かにカレーパンを売ったとします。ところが、その人が代金を払ってくれないので、裁判を起こすとすると、私はカレーパンを売ったということ主張することになります。すると相手方は、「お金はいつ払う予定になっている」とか「まだカレーパンをもらっていない」とか自分の方の言い分を述べます。私の方では、「もう期限が来ている」とか「先にお金をもうら約束がある」とか、そういった言い分があれば更に述べます。こうして、訴える人と、訴えられる人で、それぞれ言い分を述べていくのですが、物を売ったり買ったりという契約の場合は、訴える人がカレーパンを渡す約束とお金を支払う約束があったということをまず主張しなければならないというルールがあるのです。物を貸したり借りたりする契約の場合、交通事故などの契約ではない場合など、裁判の内容により、訴える側、訴えられる側で、述べなければいけないポイントが決まっています。この訴える側、訴えられる側で、述べなければいけないポイントの割り振りが要件事実なのではないかと理解しています。このポイントが漏れていると、訴えること自体が不適当ということになってしまったり、有効な反論ができず、裁判に負けてしまったりということになってしまいます。そんなわけで、このポイントの漏れがないように注意しながら訴状を作成し、初めて簡易裁判所に「訴状」を提出したわけです。

  Mar 13, 2006

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• 「訴えて！」みた

  実際に「訴える」とはどんなことをするのでしょうか？例のテレビ番組の影響で、なんとなく派手なイメージ（私だけでしょうか？）がありますが、実際にやっていることはとても地味です。依頼者の方からお話を聞き、資料を見せていただき、相手方にお手紙など送ってみて、それでも話がまとまらない場合に、裁判所に「訴状」という書類を提出しています。簡易裁判所の場合、法律上は、口頭、つまり手ぶらで裁判所に行っても、訴えることが出来るという規定があるのですが、一般の方がご自分で裁判をする場合にも、裁判所に備え付けてある、定型用紙に書き込むように指導されるようです。司法書士の場合は、研修で「きちんと要件事実を踏まえた訴状を提出するように！」と何度も言われますので、自分の能力の範囲で精一杯の書類を書きます。その訴状が、裁判所で「こいつ分かってないな～」と思われているのか？「分かりやすい」と思われているのかは、裁判官の態度で分かるのかな？

  Mar 12, 2006

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• 突然のお手紙（その２）

  相続放棄の原則は前回も書いたように、１　相続開始の原因たる事実を知り（亡くなったことを知り）２　自分が相続人となった事実を知った時から３ヶ月以内に裁判所に申し立てることです。しかし、判例ではこの３ヶ月の数え方に例外を認めています。相続人が被相続人に相続財産がまったく存在しないと信じ、かつ信じるについて相当な理由があると認められるときには、相続人が相続財産の存在を認識し、又は認識し得べきときから起算する。簡単に言うと、財産があると知らなくて、知らないことに理由があれば、その財産を知った時から３ヶ月間は相続放棄できるということです。具体的にどんな場合が認められて、どんな場合が認められないのか？ということは一概には言えませんが、ようは裁判官がなるほどな～と納得理由があるかどうかということです。ですから、交流のなかった親戚の借金の請求などがあった場合には、是非この判例に該当しないのか？支払う前に確認してみてください。

  Mar 11, 2006

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• 突然のお手紙

  相続の相談などを受けていると「放棄したから」と相談者の方から聞くことがあります。よく聞いてみると、この場合の「放棄した」というのは、ご自分が財産をもらわないという遺産分割協議書に実印を押したとか、親戚同士で話し合いをしただけということがほとんどです。本当の！？相続放棄というのは、１　相続開始の原因たる事実を知り（亡くなったことを知り）２　自分が相続人となった事実を知った時から３ヶ月以内に家庭裁判所に書類を提出しなければ、出来ない手続きなのです。あまり行き来のない親戚などが亡くなって、その後片付けなどをしていると、この３ヶ月（熟慮期間といいます。）は「あっ」という間に過ぎてしまいます。そうした後に、突然お手紙が来ることがあります。「○○さんは、借金をしていましたので、相続人である□□さんに借金が引き継がれました。相続放棄している場合にはその旨お知らせ下さい。」亡くなった方が借金をしていた場合、相続放棄をしておかないと、相続分に応じて、借金を返済しなければなりません。こういう場合は払わなくてはいけないのでしょうか？

  Mar 10, 2006

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• 法律相談は、人生相談？（その２）

  どうしようもない相談もあります。法律の問題と言うよりも、人生の問題、生き方の問題だな～と感じることもあります。そういう場合、私が「人生」とか「生き方」についていくら話しても、私自身が「人生」とか「生き方」について何も分かっていないということを理解しているので、もう一人の自分はそらぞらしく自分の説教？を聞いています。それでも、そういう相談を受けた時には、「人生」とか「生き方」について話すしかありません。もう少し地道に生活したらいかがでしょうか？借金をせずに生活する方法を考えてみませんか？今までの生活を見直して、新しくやり直してみませんか？どのくらい相談者の方に届いているのか？１時間ぐらい相談しただけで一体何が分かるのか？いつも悩みながら、それでもその時の私の精一杯で話すことしかできません。「人生」とか「生き方」はどこで学ぶのでしょうね。相談を受けるたびに色々な人がいるな～とため息が出ます。

  Mar 9, 2006

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• 借金を返さなくても、逮捕されません。

  借金は時効で消滅します。いわゆるサラ金からお金を借りている場合、会社がする貸付なので、商法という法律が適用されて、５年で消滅時効にかかります。借金が払えなくなって、５年ぐらい逃げてしまっている場合、この消滅時効が使えないか検討してみて下さい。注意してもらいたいのは、住民票を移動してしまうと、一斉にサラ金からお手紙が届きます。ものすごい遅延損害金をつけておいて、すぐ連絡してくれれば色々と相談に乗るなどと、甘いことも書いてあるのでくれぐれも注意してください。一度連絡したら最後、お金を返さないから捕まるぞ、裁判に訴えるぞ等々、あることないことを言って、とにかく１０００円でも払うように仕向けます。それで払ってしまうと、時効の中断という効力が生じてしまうのです。もちろん脅迫的な行為や、詐欺的な行為でこのように支払いをさせることは許されないことなのですが、脅迫や詐欺によって支払ってしまったということを裁判所に分かってもらうことは、何も証拠がないとなかなか難しいです。ですからこのようなケースでは絶対に払わないで下さい。借金が返せなくても、絶対に警察に逮捕されたりすることはありません。堂々と消滅時効を主張してください。借金は単なる経済問題です。払えないことはとても残念で、債権者に申し訳ないことですが、犯罪ではありません。昔借りたお金については消滅時効が使えないのか？サラ金からお手紙が来たら、サラ金に電話する前に、是非専門家に相談してみてください。

  Mar 8, 2006

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• なんとかなる！のか？

  私が個人的に成年後見開始の申立をすることになっていた相談者の方から、「親戚が成年後見なんて使うことはない！本人名義の預金は何とかなるから申立はやめろ！と言われたので申立の手続きは中止してください」とのお話がありました。金融機関はご本人が後見状態であるということを知った場合、成年後見制度の利用を促しますので、「なんともならない」と思うのですが、相談者の方から依頼を受けているのであって、親戚の方から依頼を受けているわけではないので、何か誤解があるのではないか？と非常に心残りではありましたが、今回の依頼は中止ということになりました。親戚の方が本人の預金を使わずに、キチンと面倒を見ることができるのであれば問題ないのですが、物理的に不可能であれば、本人の預金を利用するために、どうしてもまた後見開始の申立という話にならざるを得ないと思うので、非常に歯がゆい所です。まだまだ後見制度は理解されていないようです。微力ながら情報発信し続けなければいけませんね。

  Mar 7, 2006

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• 成年後見の申立に必要な書類（その４）

  書類ではありませんが、後見の申立に必要なお金は以下のようになります。あくまで東京家庭裁判所の場合です。現金　　　　１０万円収入印紙　　８００円登記印紙　４０００円切手　　　４３００円現金の１０万円は、鑑定費用に充てられます。あまれば返してもらえますが、もっとかかれば追加で収めることになります。以前書きました、戸籍や登記事項証明書の取得にも費用がかかります。このようなことを全て司法書士や弁護士に依頼すると更に費用がかかりますが、各司法書士、弁護士の費用はそれぞれ違いますので、依頼をする前に確認しておくと安心できると思います。

  Mar 6, 2006

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• 法律相談は、人生相談！？

  司法書士会主催の法律相談に参加。今回の相談は、事務所で仕事としてやっている内容のものが多く、変な汗をかかずにすみました。ただ、相談の受け方はあいかわらずなかなか難しいですね。私はあまり知識がないせいか「はーはー」「ほーほー」と相談者の方の話を聞いていることが多いのですが、相談者の方は色々と悩みをもっていらっしゃるので、しゃべりたいことが多く、整理されていない事実がバラバラと出てきます。本来はそこを上手く誘導して、法律的に問題のある部分にスポットを当て、時間内にお客様に満足していただくというのがあるべき姿なのでしょうけれど、どうも私の場合、話を聞いているうちにどんどん関係のない方向へ話がいってしまい、今回も家族に対する愚痴を時間一杯聞いてしまって、問題の確信部分の説明は５分ほどといった相談になってしまいました。「先生にはよくお話を聞いていただけましたので、また伺います。」という相談者の方の言葉がせめてもの救いですが、ただ話を聞くだけ以上のものをきっと求められているのだと思いますので、日々精進しなくてはいけませんね。

  Mar 5, 2006

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• 成年後見の申立に必要な書類（その３）

  診断書は成年後見用のものを準備していただかないいけません。こんなものです。裁判所はこの診断書に基づいて、後見か補助か保佐かの判断をしますので、最高裁で公表している書式でも、自己の財産を管理・処分することができない。自己の財産を管理・処分するには、常に援助が必要である。自己の財産を管理・処分するには、援助が必要な場合がある。という３つのどれかにチェックをする形式になっており、成年後見制度の３類型と一致しています。後見→本人の判断能力が全くない場合保佐→本人の判断能力が特に不十分な場合補助→本人の判断能力が不十分な場合この診断書をお願いする際に、そのお医者さんが鑑定まで引き受けてくれるか？費用はいくらぐらいでやってもらえるか？なども確認していただいています。鑑定は補助申立の場合は必要ないのですが、後見、保佐開始の申立には必ず必要です。裁判所は、本人の病状や実情を把握している主治医の方に鑑定を依頼することが多いようなのですが、引き受けてくれなということであれば、別の方を選んでくれますので、その判断の目安とする為でしょう、申立事情説明書に記載する欄があります。

  Mar 4, 2006

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  オフィス事務の上手なすすめ方

  メルマガで相互紹介させていただいたオダギリさんが（メルマガではＮｏｋｋｏさん）、なんと本を出版されました！メルマガの内容が素晴らしいので、出版社からオファーがあったとのことで、こういう展開もあるんだな～と色々と教えていただいています。「オフィス事務の効率学」こちらのブログにもノウハウ満載ですので、是非ご覧下さい！

  Mar 3, 2006

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• 成年後見の申立に必要な書類（その２）

  戸籍謄本、戸籍の附票や住民票は比較的なじみのある書面だと思いますが、登記事項証明書（「登記されていないことの証明書」）というのは耳慣れない書類ですよね。これは法務局で平成１２年４月１日以降発行されているもので、成年被後見人、被保佐人、被補助人、任意後見契約を本人とする記録がないことを証明するものです。平成１２年３月３１日までに禁治産、準禁治産宣告を受けているかどうかを証明する書面は、従来どおり本籍地の市区町村長が発行する身分証明書、戸籍謄本等になります。この書類を提出することで、ご本人ついては制度が２重に適用されることを避けることが出来ます。例えばご本人の状態が悪化して、被補助人から被後見人に適応する制度を変更する場合には、違う手続きとなるからです。また、被後見人等になっている方は、後見人等になれませんので、後見人候補者の方にも、この「登記されていないことの証明書」を提出してもらい、後見人等の適格性があるか確認しているわけです。この「登記されていないことの証明書」ですが、ちょっと前まで東京法務局だけで全国の成年後見登記を管理しており、この証明書も東京法務局でしか取得できなかったのですが、昨年になってやっと各都道府県にある本局でも取得することが出来るようになりました。ただし、取得できるのは本人、配偶者、本人の４親等内の親族（自分からみるといとこまで）に限られており、私達が司法書士が取得する場合にも、委任状をいただかないと取得することが出来ないのです。

  Mar 2, 2006

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• 成年後見の申立に必要な書類

  私宛にリーガルサポートから回ってきた成年後見の相談ですが、相談者の方にお話を聞いてみると、一番の目的は、ご本人の預金を解約して、病院や施設の費用にあてることでした。特に親族間で争いもない上に、相談者の方自身が後見人になること自体にも特に異存がなかったため、私が後見開始申立のお手伝いをさせていただくと言う事になりました。後見開始の申立に必要な書類は以下のようなものになります。（裁判所によってちょっと運用が違うかもしれませんので、実際に申立をする時には、事前に管轄する家庭裁判所にお問い合わせ下さい。）申立書、申立事情説明書、後見人等候補者事情説明書申立人の戸籍謄本本人の戸籍謄本本人の戸籍の附票本人の登記事項証明書（登記されていないことの証明書）診断書成年後見人候補者の戸籍謄本成年後見人候補者の住民票成年後見人候補者の身分証明書成年後見人候補者の登記事項証明書（登記されていないことの証明書）

  Mar 1, 2006

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• 素早いメール、嬉しいメール

  今度、過払い金返還訴訟を提起しなくてはいけないようなので、色々と資料を集めています。そこで、お会いしたことはないのですが、ご自分の裁判での問題点などを積極的に発表している司法書士の方へ思い切って資料を下さいというメールをしてみました。メルマガを拝見する限りでは、常に裁判を抱え、非常にお忙しいご様子でしたので、資料だけ送ってくれればありがたいな～と思っていたのですが、なんとその日のうちに、メールをいただきました。しかも「積極的に裁判に取り組んで下さいね。分からないことがあったら質問してください。」という非常に心強いもので、なんとかこの裁判、よい結果を出したいと改めて思いました。忙しいとついつい何でも後回しにしてしまう私・・・こういう素早い対応も見習いたいものです。

  Feb 28, 2006

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• 受付も難しい

  法律相談を直接受けるという事の他に、法律相談の電話受付をするということもあります。これは相談の予約を受けるために、大まかに相談の内容を聞いて、日時と場所を案内するというものなのですが、この大まかに相談の内容を聞くというところが曲者です。特に私の場合「はーはー」「ほーほー」と話を聞いてしまい、なかなか話を切り上げられないので、この大まか加減が下手なのです。今回も１５分ぐらい話を聞いてしまい、結果として電話相談！？のようになり、「だいたい分かりましたので、ありがとうございました」と本当の法律相談の予約をせずに電話を切られてしまいました。だいたい！？分かっていただいたのはありがたかったのですが、その間、予約電話が使えない状態になってしまいますので、とても反省しました。しかし、その後も既に訴えられているという方から電話あったりして、この法律相談を待っている場合じゃないなどとアドバイスをせざるを得ず、法律相談の受付もさじ加減が難しいです。

  Feb 27, 2006

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• いとこの結婚式

  「こうちゃんは今何してるの？」（まだ私がかわいらしい？子供だった頃、親戚にこうちゃんと呼ばれていた。）と叔父や叔母に聞かれ、司法書士の仕事を分かりやすく説明するのになかなか苦労しました。あまり分かっていなかったかも？叔父や叔母に分かってもらえなければ、何の関係もない人にはますます訳が分からないでしょうね。ブログも１年以上続いているのに、今だに一言で説明できる素晴らしいフレーズにたどり着いていません。このいとこ、小さい頃にはよく遊んでいて、とても年が離れていると勝手に思っていたのですが、「○○君は○○大学を卒業されて」という例の挨拶の時に、４つしか年が離れていないことが分かりなんだか複雑な気持ちでした。やんわりとお前はどうなんだ？という話にもなりましたが、こればかりは私だけの努力でどうにかなるものでもなく、ひきつった笑いで叔父や叔母の話をはぐらかすのに精一杯でした。私がおしめのころから知っている人ばかりの所に、久しぶりに出て行くというのはなんだか不思議な感覚で、今更何のカッコウのつけようもないので安心感があります。Ｙ君、いつまでもお幸せに！

  Feb 26, 2006

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• 登記原因証明情報の作り方（その４）

  ながながと書いてきましたが、火曜日はこの登記原因証明情報を急いで作成したというわけです。具体的には、管轄が複数になる共同根抵当権設定だったのですが、登記原因証明情報は法務局宛に作成する書面だ！という考え方にとらわれていたため、法務局ごとに書類を作成してしまいました。後でよ～く考えてみると、すべての法務局宛にすべての物件を記載した登記原因証明情報を１通作成すれば、その１通が登記済権利証になり、私達の負担も少なくて済みました。今回のように法務局ごとに書類を作成してしまうと、最初の法務局はいいのですが、次の法務局からは、既に登記した根抵当権を登記原因証明情報に記載しなければならず、余計な作業が増えてしまったことになります。時間的に余裕がなかったせいか、ここらへんのことをよく考えられずに書類を作成してしまいました。まあ、無事に登記ができればいいのでしょうけれど、お恥ずかしい話ですが、新法にまだ慣れていないということでしょうね。勉強になりました。

  Feb 25, 2006

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• 登記原因証明情報の作り方（その３）

  担保権の設定の場合、お金を貸すその日に担保権設定の登記をすることが多く（ですからお金を借りる契約書もその日に作ります。）、不動産の売買契約書のような問題は生じないのですが、実務上は別な問題があります。金融機関によって対応がことなるのですが、契約書とは別に登記の為に登記原因証明情報を作成し、そのコピーを登記済権利証として使うケースと、契約書のコピーを登記原因証明情報として添付し、契約書原本を登記済権利証とするケースがあるのです。ですから仕事の依頼があった場合には、まず、その金融機関がどのような方法をとっているのか確認しなければいけないのです。

  Feb 24, 2006

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• 登記原因証明情報の作り方（その２）

  不動産の売買や、担保の設定の場合は契約書が作られますので、これが登記原因証明情報になるのではないか？と考えられます。ところが、不動産の売買契約書の場合、契約自体は事前に売主さん、買主さんで結んでいるのですが、不動産の所有権移転の日はお金を払った日にするという特約条項がついているものが多いのです。そうすると、この契約書には不動産の所有権移転の日が記載されていないことになってしまいますので、原因を証明していることにはならないのです。こういった場合、司法書士が、「いついつ契約をしたけれども、こういった特約条項があり、いついつお金を支払ったので、いついつ所有権が移転した」という登記原因証明情報を作成しなければならないのです。担保権の設定の時はまた少し話が変わってきます。

  Feb 23, 2006

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• 登記原因証明情報の作り方

  朝、寝坊せずに事務所にたどり着き、書類の確認をして金融機関へメールをしました。この時点で今日一日の仕事が終わったような気分になってしまったのですが、ここから通常業務！？に戻りました。さて一体昨日は何を作っていたのか？というと、登記原因証明情報という書類と委任状です。委任状は今回の登記を司法書士のだれそれに任せるというものなので、なんとなくイメージが湧くと思います。それでは登記原因証明情報と何か？登記をする時には必ず原因があります。買ったとか、もらったとか、相続したとか、まちがったとか、などなど、そういうことです。この原因を証明するものが登記原因証明情報です。簡単な例として、引越で住所が変わった場合をイメージしてみてください。古い住所で登記がされていると、売却などをする際には、住所が変更したという登記をしなくてはいけないのです。この場合の登記原因証明情報は住民票や戸籍の附票になります。住所が変わったということが証明されていますよね。こういったケースでは登記原因証明情報を作成する必要はないのですが、不動産の売買や、担保の設定になると話は変わってきます。

  Feb 22, 2006

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• 急な仕事

  「明日までに書類を準備しないと印鑑がもらえなくなってしまうので、今日中に書類の準備して下さい！」という話を金融機関の方から聞いたのは１７時過ぎでした。それからモリリンと大慌てで書類の作成に入りました。金融機関の方からいただいてメモはあくまで内部文書のようで、読んだだけでは理解ができず、何回か電話でやり取りをし、やっとどんな登記がしたいのか理解しました。次に、不動産が多数あり、持ち主も複数で、しかも共有のもの、住所変更をしていないものや、住居表示の実施がしていないもの、旧姓で登記されているものなど、ごちゃ混ぜになっていましたので、いただいた資料から一体何件登記をすればいいのか把握するまでに更に時間がかかってしまいました。こんな時に限って打ち込んだデータが飛んでしまったりして、ドタバタとしましたが、なんとか明日の朝に、私がデーターをチェックしてメールすればいい所までこぎつけましたので、モリリンの終電の時間には何とか間に合いました。久しぶり急な仕事は体にも、心臓にもよくありません。

  Feb 21, 2006

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• やっと、成年後見ノートになるか？

  以前、リーガルサポートという司法書士の作った社団法人が家庭裁判所に後見人の候補者として名簿を提出しており、私もこの名簿に登載されたという話を書いたことがあります。この名簿に載るためには、所定の研修を受けなければならず、更に２年に一度更新されるため、要するに毎年、毎年勉強し続けなければいけないわけです。東京司法書士会で成年後見の相談を受けるためには、この名簿に登載されていなければいけません。さて、初めて会から後見の相談案件の紹介があり、詳しいことは分からないのですが、とりあえずお話を聞かせていただくことになりました。やっと成年後見ノートらしいことがかけるかもしれませんね。頑張ります！

  Feb 20, 2006

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  山形に行こう！（その６）

  更に、国宝「羽黒山五重塔」へ。雪がかなり残っており、五重搭までの道のりはなかなかスリリングで、転ばないようにとそろそろと歩きました。山頂まで登るという案も計画段階ではあったらしいのですが、すれ違う方はスノーシューズやかんじき！を履いていましたので、ちょっと軽装備すぎて無理でした。お昼に名物の「麦きり」（「うどん」とは言わないようなのです。違いはよく分かりませんが・・・。）を食べて、鶴岡市内に戻りました。庄内藩の藩校だった「致道館」や、鶴岡ゆかりの人物を紹介した「大寳館」を巡って、日本海に沈む夕日を眺めながら新潟経由で帰ってきました。余談ですが、私は昔「夕日を見に行こう！」とデートで茨城県の大洗に行って、「太平洋には夕日は沈まないんだよ」と教えてもらったことを思い出しました。ほろ苦い思い出ですね。ただのあほか・・・。帰りの電車でも地ビールをいただき、最後の最後まで旅行を満喫させてもらいました。ツアーでお世話になった、皆さんに感謝、感謝です。本当にありがとうございました。そして、明日からは日常に戻ります。

  Feb 19, 2006

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• 山形に行こう！（その５）

  次に「松ヶ岡開墾場」へ。ここは、明治時代に行われた廃藩置県で仕事がなくなった武士達の救済と、社会貢献を目的に、武士たちの働く場所として開墾された養蚕施設です。そのころの建物が残っており、お蚕さんのための床暖房（床下に囲炉裏）や、風通しのいい窓が工夫されていて、武士からの起業？に対する気迫みたいなものを感じることが出来ました。端の一棟は、現在、「蝉しぐれ資料館」となっています。更に、そこから数分の「蝉しぐれのオープンセット」も観てきました。そのまま残しておけばいいのにな～と思うのですが、なんでも維持費がたいへんらしく、もうすぐ取り壊してしまうそうです。周りには電線などもなく、ちょっとタイムスリップしたような不思議な感じです。 映画を見る前にオープンセットを見るというのもなんだか奇妙な感じでしたが、映画も是非見たいと思います。

  Feb 19, 2006

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  山形に行こう！（その４）

  旅館の朝ごはんは何でおかわりが出来るんでしょうね？というわけでしっかりご飯を食べて、今日も車を出していただいてまず「加茂水族館」へ。「世界一のくらげの展示」というキャッチコピーの水族館です。外観は、寂れた感じの水族館なのですが、中の展示は面白かったです。「目が合った！？」くらげだけが展示してあるのかな？と思っていたのですが、庄内沖に生息する魚の他、らっこ、あざらし、ペンギンなど充実しており、そして「くらげ」は圧倒的！ちょっと私情の混じった「展示生物のコメント」が普通の水族館のものより踏み込んだ？もので、笑わせてくれます。

  Feb 19, 2006

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• 山形に行こう！（その３）

  酒田の名所はまだ続きます。次に向かったのは、土門拳記念館。名前だけは聞いたことがあったのですが、お恥ずかしい話、どんな人なのかまったく知りませんでした。絵や写真を鑑賞する力が著しく弱いのですが、なにか力強いものを感じることが出来ました。ここまで随分と厳しい日程だな～と思われるかもしれませんが、実は今回の旅行はメンバーの一人が地元出身の方で、日程を組んでいただいただけではなく、その方のご家族や友人の方に車を出していただけるよう調整していただいていましたので、この充実した日程が可能だったのです。宿は酒田から電車で３０分ほどの鶴岡にある湯田川温泉の九兵衛旅館というところでした。この旅館のＨＰにも書いてありますが、女将さんが藤沢周平の教え子だった関係でゆかりの品物が沢山あり、落ち着いたよい雰囲気の旅館です。露天風呂ではちょっと雪が降っていて、よい風情だな～と勝手に盛り上がっていました。温泉にゆっくりつかるのなんて何年ぶりなんでしょうね。食事はゴマ豆腐、地魚お造り、山形牛のステーキ、鱈の子めし、鱈どんがら汁など地元の素材にこだわったもので、１年分のご馳走を食べてしまったような感じでしたね。旅行らしい旅行はもう１日だけ続きます。

  Feb 18, 2006

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  山形に行こう！（その２）

  酒田駅出てすぐのホテルの中にあるフランス料理店「ル・ポット・フー」でのランチから皆さんと合流。いや～しょっぱなから非日常ですね。ワインの勢いで初対面の人ともドンドンしゃべりました。それから本間美術館へ。美しい日本庭園や美術品を鑑賞。朝は晴れていたのですが、お昼から急に雪交じりの天気となり、それはそれで風情のある庭園の様子となりました。次に庄内米歴史資料館、山居倉庫へ、「おしん」の撮影にも使われたことがあるということで、非常に趣のあるところでした。こんな感じ。また酒田が港町として大変栄えた様子なども分かり、大変おもしろかったです。

  Feb 18, 2006

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• 山形へ行こう！

  プロフィールでも書いていますが、私は大学時代あまりにも勉強していなかったので、卒論を教授のお情けで通していただき、形式上は一応卒業した・・・という輝かしくない過去があります。そんな訳でゼミで勉強したという記憶がほとんど無い（忘れたい？）のですが、学生がとにかく少ないゼミでしたから（同級生は３人でした）、今だに飲み会がある時など声をかけてもらえます。感謝。感謝。今回はゼミの教授、後輩、そのお友達で山形へ旅行するという企画に誘っていただき、前日の友人の所にも行きたかったので、ずうずうしく便乗させていただきました。友人が住んでいる東根から、合流場所の酒田までは１００キロぐらい離れており、文字通り山を越えなければいけない所だったのですが、奥さんとのドライブがてらという名目で送ってもらいました。改めてありがとう。当日は天気が良く、景色が本当に美しくて、無理な日程でも来てよかったな～と爽快な気分になりました。

  Feb 18, 2006

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• キツイ日程

  昨日は一旦事務所へ出所しました。小笠原に行っている間に急ぎの仕事が入っていたら申し訳ないな～とドキドキしながら顔を出したのですが、特に忙しくなかったようで安心しました。それで・・・、というわけではないのですが一日だけ仕事をして、夕方から、小笠原行きの前から決まっていた山形旅行へ出発しました。新幹線の中では仕事をしていましたが、まあ遊んでばかりと言われても仕方がないですね。たまたま日程が重なってしまい、めったにない機会だからと両方参加することにしましたが、小笠原での疲れが微妙に残っており、ちょっと欲張りすぎたかな！？山形初日は新婚の友人宅に泊めてもらいましたが、仲がよさそうで何よりでした。ちょっと熱かったかも・・・。スパム！？

  Feb 17, 2006

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  感心、感心。

  くじらも見納め。帰りの船内は行きとは打って変わって「べたなぎ」で、船にちょっと慣れてきたせいもあるかもしれませんが、快適に「おが丸」は進みました。帰りの船内ミーティングでは、各メンバーから今回の訪問での活動状況が報告され、様子が分からなかった父島での活動もなんとなくイメージがすることが出来ました。父島小学校の学級通信に、模擬裁判の様子が掲載されたことも報告され、今後継続して計画的に学校を訪問できないか？例えば、小６は模擬裁判、中３は法律教室、高３は消費者教室などと担当のメンバーの方が発表するのを聞いて、そこまで考えて活動しているのだな～と非常に感心しました。しかも次回（今年の夏）の訪問の日程と、継続案件の調査についてもこの船内ミーティングで決定し、疲れたな～と余韻に浸っていた私とはものすごい違いです。さすが１０回も続いている活動です。改めて感心しました。（感心してばかりですが本当に感心したんです。）私が今後どこまで係われるのか分かりませんが、一つ継続しそうな案件もあるので、なるべく参加したいと思います。

  Feb 16, 2006

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  さよなら小笠原島

  ダイビング終了後、バタバタとお土産を買い、帰り支度。帰りもやはり「おがさわら丸」です。小笠原島では船の出港にあわせて、太鼓が打ち鳴らされ、一大イベントといった趣です。いや～あっという間だったな～。おがさわら丸が出向すると、ダイビングショップ等の船が何艘も追いかけてきてくれ、ず～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～と手を振ってくれます。感動ものです。そして小笠原滞在期間のことを思い出し、また来ようと思います。ちなみに私達がお世話になったのはＫＡＩＺＩＮさんです。小笠原でダイビングをする時は是非。

  Feb 15, 2006

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  海坊主！？

  生まれて初めてスキューバダイビングというものを体験してみました。率直な感想・・・こ、こ、恐かった。キレイな海を楽しむ余裕があまりなかったです。気が小さいな～。若い弁護士の方などは「もっともぐっていたかった！」と元気のいいことを言っていましたが、私はこの３０分の体験ダイビングで十分堪能した！という感じです。昨日のお酒が残っており、あまり体調がよろしくなかったのですが、無事に生きて帰れて何よりでした。（大げさ！）やせ我慢してＯＫポーズをとる私。水中では言葉が通じないため、いくつかポーズが決まっています。インストラクターの方の問いかけに答えている所かな？

  Feb 15, 2006

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  ちゃっかり参加

  午後父島へ出発、海に沈む夕日を眺めた後、「暮らしの総合相談」１０回記念のお祝いに参加しました。この活動、小笠原村を巻き込んでいます。村役場の方にも何人か参加していただき、最初に話があった時に怪しい団体ではないかといぶかしんだ事など、この活動が定着するまでの苦労話などをしてもらいました。私はちゃっかりこのような晴れがましい場に参加させていただきましたが、やはり当初からこの活動に参加してい方や、村役場でかかわりを持っている方は感慨深い様子で、大変和やかな宴会となりました。余興！？として小学校で開催した模擬裁判がその場で再現されたのですが、小学生には見せられない、大人の！？ユーモアをたっぷり交えたものになり、こちらの方が面白かったんではないかと大好評でした。地元との深いつながりを感じる一日となりました。

  Feb 14, 2006

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  ホエールウォッチング

  昨日で法律相談は終了し、今日はOFF日。この時期母島の沿岸では、子育てをするくじらにあふれているとのことで、ホエールウォッチングを初体験させていただきました。そんなに簡単に見られるものではないだろうと、あまり期待もせずに船に乗り込んだのですが、くじらが本当にうようよといて、驚きました。一生分のくじらを見てしまったような・・・くじらは本当に大きく、勇壮で細かな日常を忘れさせてしまう力がありました。

  Feb 14, 2006

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  ちょっと感激

  昨日に引き続き法律相談。確定申告の時期のため、税金に関する相談が多く、税理士さんは大活躍。法律相談と平行して、メンバーの半分は母島小学校で模擬裁判。人相からすると私は被告に間違いなしという感じでしたが、主要メンバーの司法書士の方の継続案件にたち合わせていただくことになり、模擬裁判には参加できませんでした。相談者自体はあまり多くありませんでしたが、１件私が名刺をお渡しして、お仕事を受ける前提でお話をさせていただいた相談もありましたので、小笠原でも普通に司法書士業務は存在することに改めて感慨深いものを感じました。こんな私でもお役に立てるんだな～ということを実感でき、ちょっぴり司法書士になったことに感激しました。

  Feb 13, 2006

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  あれが母島だ！

  朝、海から上る朝日を見ようと早起きしましたが、あいにく雨模様。予定されていた船上からのホエールウォッチングは中止となり、雨具を準備していなかったことを心配したりしましたが、父島に着くことにはなんとか天気も持ち直していました。父島へ到着するとメンバーは父島班と母島班に別れます。小笠原諸島は多数の島で形成されていますが、人が住んでいるのは父島と母島のみで、父島には約２０００人、母島には約５００人の方が暮らしています。メンバー編成上、母島班だった私は、さらに「ははじま丸」に揺られること２時間、母島へ向かいました。船の大きさが全然違うので、もろに波の影響を受け、ものすごく揺れましたが「外でくじらを探していれば酔うこともないよ」というベテランメンバーのアドバイスに従って、とにかく、外でくじらを探しているうちに、無事に母島へ到着。到着するやいなや、中心メンバーの弁護士と司法書士の方は早速、継続案件処理の為に、依頼者の元へ出向き、いなくなってしまいました。この活動の息の長さと、地元への浸透具合を垣間見たような気がしました。

  Feb 12, 2006

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  荒れ模様

  素晴らしいことをしてるんだな～と今更ながら感心しましたが、メンバーの方はそんな様子をまったくみせずに「島が好きだから」とか「ばかだから」と非常にリラックスした様子で、この力の抜け具合が長続きの秘訣かな？と思いました。慣れない船のためか、最初のミーティングの最中に早くも微妙に気分が悪くなり、船内の操舵室やエンジンルームの見学会と、ホエールウォッチング説明会の船内イベントに参加した後は、なるべく外が見える部屋で海をぼ～と見たり、本を読んだりしてすごしました。ベテランの皆さんは早々とお酒を飲んで盛り上がっていましたが、船酔いと酒酔いの２重苦は避けたいと思い、おとなしくしていました。荒れ気味の天気の中「おが丸」は進みます。

  Feb 11, 2006

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  今更ですが・・・

  小笠原島へ行くには一つしか手段がありません。それは船です。共勝丸という４０時間かかる貨物船で行くという通な方法もあるようですが、通常はおがさわら丸（通称おが丸）で２６時間ほどかけて行くのが唯一の手段です。集合場所の竹芝桟橋に１０時に集合、初めて合う方が半数以上で少し緊張しつつも船内へ。今回私が同行させてもらうことになったのは、特定非営利活動法人司法過疎サポートネットワークという、有志の弁護士、税理士、公証人、司法書士などが設立したＮＰＯ法人の「暮らしの総合相談」という活動でした。このＮＰＯ法人は、身近な法的サービスを受けられない島民の状況に目を向けて（ちなみに小笠原村には土地家屋調査士の方が１名いるだけ）、東京のすべての有人離島である１１の島、９つの町村において、法律相談と法律教室を開催しており、今回の小笠原への訪問はＮＰＯになる以前の訪問から数えると通算１０回目となるそうです。メンバーは弁護士４名、司法試験合格者１名、税理士５名、公証人２名、学者２名、司法書士６名の計２０名の大部隊。出発してからの最初のミーティングでやっと正確に活動の趣旨や団体がわかるというのもどうかと思いますが、まあそれぐらい何も分からない状態で参加したわけです。

  Feb 11, 2006

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• 準備万端！？

  事務所の忘年会での冗談のような話から１ヶ月あまり、本当に行くのかな？と自分自身でも疑問！？に思っていた小笠原島行きがとうとう前日まで迫っていました。何の準備もしておらず、慌てて、どうしても来週前半にやらなくてはいけない仕事は、まとめてモリリンへ引き継ぎ、事前に頂いていた案内メールにしたがって、必要なものを揃えたら次の日になっていました。相談に備えて後見の勉強をしっかりしておこうと思っていましたが、結局特に勉強をしないまま出発前日を向かえてしまい、あるがままのつるぴかはげまるで勝負するしかなくなってしまいました。明日から、６日間どうなることやら・・・。

  Feb 10, 2006

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  オンラインへの対応（その２）

  その代り？登記識別情報という１２桁の数字とアルファベットの記号が発行されることになります。この登記識別情報、その記号部分が目隠しシールで隠された用紙で発行されるのですが、「情報」とあるように、その紙自体ではなく、その記号が重要なのです。その後の不動産取引でも、その記号を提出する必要があるのであって、発行された紙自体の提出が要求されているわけではありません。紙の登記済証（権利証）なら盗難にあったり、紛失すればそのことがすぐ分かりますが、情報だと他人に見られても減るわけではないですから、管理が難しくなったのではないかな？と思います。もちろん登記済証（権利証）と基本的には同じ機能なので、無くしてしまったり、忘れてしまったりしても、その他の書類を偽造されないかぎり勝手に不動産を処分されたりしませんし、登記識別情報がなくても取引が出来るような手段も用意されています。またそんな面倒な情報はもらいたくないという人は、登記識別情報をもらわないという選択も出来ます。その場合もやはり登記済証（権利証）と同じようにその後の取引がちょっと面倒になるだけです。勘違いしていただきたくないのは、現在お持ちの登記済証（権利証）は、その不動産を売ったりしないかぎりず～と有効ですから、今後とも大切に保管なさっておいて下さい。オンライン庁になっている法務局へ、新しく登記を申請すると登記済証（権利証）が発行されないということです。この本で改めて勉強しています。DVDもついてちょっとお得な気がします。

  Feb 10, 2006

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