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アジア映画(05・06)

2006年12月23日
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監督 : イ・ジュンイク
脚本 : チェ・ソクファン
出演 : カム・ウソン 、 イ・ジュンギ 、 チョン・ジニョン 、 カン・ソンヨン

今年の9月、韓国を一人旅をした。そのとき、この映画に出てくる仮面劇を安東の河回村で見た。ここでその内容にはいくらか触れているが、少し補足しよう。

ここで見た仮面劇は「別神グッ仮面ノリ」と呼ばれていた。仮面をかぶってくる者はすべて神なのだが、映画のように非常に世俗的である。ひょうたんを一物に見せかけると言う荒業はさすがになかったけれども、女性の放尿場面はあった。ノリとは遊びという意味がある。神様に奉納する遊びであるから、タブーをなくすと言う意味もあったのだろう。だから彼らが王様の前で王様を揶揄する演劇をしたとしても、それ自体は別に画期的なことではないのかもしれない。(パンフを買っていないので、間違っていたら申し訳ない。)
写真のように、観客に語りかけながら演劇をする。仮面をかぶっているときにはその役になりきるのであるが、もう一方では仮面をその場ではずすことも出来る。自由自在である。要は客にいかに受けるか、が重要で、企画ものなのだがきっちりてら銭を徴収していた。
P1010252.JPG  P1010264.JPG
私が見たのは貴族社会を揶揄する内容であった。しかし農民も動物たちに翻弄され、女からは馬鹿にされる。「馬鹿」の面が出てくるが、記事に書いているように彼はおそらく馬鹿であって馬鹿ではないのだ。うまいこと、あのあとお客を三人も中央に連れ出し、一緒に踊って見せたりする機転がある。

この映画は民衆対貴族社会への人間同士の対決の物語でもある。頂点である、そして歴史上最も暴君の誉れ高い王様だけが、彼らの理解者になると言う皮肉。それは王様に「自由」がなかったからだ。

韓国民衆の中に脈々と受け継がれた権力に対する批判精神、あるいは権威を笑い飛ばすと言う精神、それのみがこの映画の見所である。

イ・ジュンギの美しさ、ならびに同性愛的な表現が話題になっているようだが、この映画のどこが同性愛なのか。もちろん匂わすような場面はある。けれども同性愛映画では全然ない。まあ、確かに彼は美しかった。そのように映像を作っているのだから当然ではある






最終更新日  2006年12月23日 13時34分46秒
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2006年12月22日
テーマ:韓国!(12425)
ハングルの勉強のために、出来るだけ韓国のドラマを見るようにしているのですが、いったん見出すと睡眠時間が減って困ります。演技的にも脚本的にもいまいちなんだけど、見るのに飽きない、というのはやはりすごい。

「真実のために」


1998年SBSイ・ヨンエ、ソン・チャンミン、ソン・ユナ出演
社会派ドラマである。通勤時の事故が労災かどうかを問う裁判、レイプ犯人が大企業のドラ息子、医療事故を隠そうとする大病院、子会社をわざと赤字にしてリストラをする財閥等々回を追うごとに社会の不正を正そうとする番組になっていった。
パッケージはイ・ヨンエが1番大きく写っているが、主人公は新米弁護士ソン・チャンミンである。彼が出演した名作「グッキ」で女性主人公の子供時代を演じた俳優が医療事故で死亡する子供を演じ、サービスしている。
大企業や金持ちの不正を許さない、そんな韓国国民の気持ちがよく現れた作品である。「正義のために」という題名のほうがすっきりするかも

「秋の童話」

出演ソン・スンホン、ウォンビン、ソン・ヘギョ。恋愛ドラマ。いわゆる赤ちゃん取り替えもの。 ただしこれだと兄妹のように育った男女は結婚出来るので面白くない。よって難病ものも入れてくる。珍しく決定的な悪人は登場しない。悪人ぽく登場したウォンビンが独り歩きする人気を得たせいかもしれない。
ソン・ヘギョは最近「世界の中心で愛をさけぶ」のリメイクに出たが、お嬢さんに見えて実は芯のしっかりした役柄があっているようだ(「ホテリア」)
典型的な波瀾万丈恋愛ものなので特に意見はなし。韓国では最高40%以上の視聴率をとったらしい。

「群青の夜の羽毛布」
出演者:本上まなみ、小日向文世、野波麻帆、玉木宏、監督:磯村一路、原作:山本文緒

「紙屋悦子の青春」の本上まなみがあまりにもよかったので見てみる。四年前の作品。彼女の演技はまだ硬い。雰囲気はバッチリ。いいところもある。もっと映画に出て欲しい。

(あらすじ)大学生の鉄男は、バイト先のスーパーで見かける美しい女性・さとるに密かな憧れを抱いていた。ある日、彼女が鉄男の前で貧血で倒れたことから交流を持ち、二人は付き合うようになる。丘の上の実家で母と妹と3人暮らしのさとるは、家庭的で物静かな一方で、自分からホテルに誘い大胆に愛を求めるなど、不安定な感情を持っていた。その原因は、厳格な母親の下で送る抑圧された生活にあったのだ。母親の監視は鉄男にまで及び、ついにさとるは心身共に追いつめられていく…。

美人じゃなかったら、私なら早々に逃げだしていただろうか。わからない。本当は相当痛い話。痛さは伝わる。演技はイマイチ。








最終更新日  2006年12月22日 13時08分42秒
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2006年11月03日
墜落した米軍飛行士、はぐれものの北と南の兵士、彼らは導かれるように地獄絵の朝鮮戦争の世界から、戦争が始まったことも知らない山奥のトンマッコルへやってくる。宇宙を思わせる星々が彼らを迎え、久石譲の音楽が流れる。‥‥‥この時点でこの作品は宮崎アニメの骨換奪胎なのだと気がつく。『風の谷のナウシカ』の風の谷のようなトンマッコルで、異邦人が自分の姿を取り戻す物語である。しかし宮崎アニメがついに正面から描かなかった戦争を、ぎりぎりまでリアルに描いたという面で画期的である。ラストの丘の上での残酷で悲しい『美しさ』は必見。
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監督 : パク・クァンヒョン  音楽 : 久石譲  出演 : チョン・ジェヨン 、 シン・ハギュン 、 カン・ヘジョン

ハングル講座の先生から感想を聞かれたので『チェミイッソ(面白い)』といったら、『私は面白くなかったです。あんな村はありえない。滑稽無等ですね。』と意外な答え。韓国でもそういう意見はそうとう大きいらしい。しかし、私たちはファンタジーなんだから滑稽無等は当たり前、その中に真実があると見るのであるが、韓国の人たちにとってはお父さん、おじいさんが朝鮮戦争で大勢死んだわけだから、そんなふうには見れないのかもしれない。それほどにお隣の国の戦争の傷は深いのだということなのだろう。

「アメリカとともに戦争が出来る国へ」『美国(アメリカ)へ』『美しい国へ』の安倍内閣が今国会の最重要課題に推している教育基本法が11月10~14日の間に強行採決の危機にさらされている。ところがいまだに『なぜ教育基本法を変えなくてはならないのか』まともに答弁できていない。管理教育の締め付けがいじめや履修漏れを呼んだのに、基本法を変えるとそれがさらにひどくなることがまだ国民に浸透しきらないうちに拙速に採決に持ち込もうとしている。情勢と解説は2日の「教育基本法強行採決阻止へ今が頑張りどき」にも書いた。ぜひとも世論を盛り上げていきたい。

北の兵士がトンマッコルの村長さんに聞く。「あなたはいつもニコニコしているだけ。それでこの村民を見事に統率している。秘訣は何ですか。」村長さんはニコニコして答える。『たくさん食べさせているだけだよ』思うに、『平和の条件』の最重要課題だろう。管理教育などとは無縁の世界がここにある。






最終更新日  2006年11月03日 23時39分50秒
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2006年10月18日
監督 : リュ・スンワン 出演 チェ・ミンスク リュ・スンボム

英語の題名にしないで、『泣拳』とすれば、イメージがぴったりだった。『ロッキー』と『明日のジョー』のいい所取りをしながら、韓国らしい『恨』(因果)を晴らす物語になっている。

あっと驚くような展開が無いのは減点対象だが、ボクシング映画は役者が身体をはる作品だけに見ているだけで面白いし、編集がいいので、退屈しないで見ることが出来た。

名優チェ・ミンシクと新人リュ・スンボムの2人主役制も面白い。新人の彼はふてぶてしい面構えで、これからいろんな作品にオファーがかかるであろう。傑作ではないが、満足感の残る作品になった。

この映画、生まれて初めて一人貸切で見た。いわゆる新旧俳優対決のタイプの作品なのだが、宣伝の仕方が悪かったのだろうか。






最終更新日  2006年10月18日 17時42分51秒
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2006年10月17日
監督 : ホウ・ヨン
出演 : チャン・ツィイー 、 ジョアン・チェン 、 チアン・ウェン 、 ルー・イー 、 リィウ・イェ
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主演に劣らない存在感を示した茉の母親役で中年以降の茉の役も演じたジョアン・チェン。「胡同のひまわり」でも、印象的な母親役をやった。演技派の俳優かと思いきや、「シュウシュウの季節」という中国の「下方」問題、少女の「性」を扱った秀作を監督していると聞いてびっくり。(「オータム・イン・ニューヨーク」の監督でもある)そういえば、茉の恋人で上海事変が起こるとそそくさと茉を捨てて香港に逃げるチアン・ウェンも名作「鬼が来た」の監督である。このすごい二人を単なる役者として使うなんて監督は誰なのかと、調べると、『初恋のきた道』で撮影監督を務めたホウ・ヨン。新人である。けれども、透明感あふれる映像であった。期待の新人なのかもしれない。

「あの時子供を生んでしまって、私は人生を台無しにした」と歳を経たジョアン・チェンはかつて自分の娘時代とそっくりな孫のチャン・ツィイーに言う。チャン・ツィイーは「でも生まなかったら、もっと後悔する人生になっていたかもしれない」という。

この映画はそんな映画だ。ジャスミンの香水と、映画の雑誌と、写真館が三代の60年間を夢のように流れる。子供を生む場所、産婦人科病院を前に三人の女性はそれぞれの時代でしだいと態度を変える。

男は時代に合わせて生き方を変えるけれども、
女は時を経る度に強くなっていく。

変わらないものと、変わるものを対比よく見せる。戦争と文化大革命を経ているのに、驚くほどにその「時代」は描かない。このような中国映画もあるのだ。ずいぶんと新鮮な気がした。






最終更新日  2006年10月17日 22時45分36秒
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2006年09月25日
しばらくは携帯投稿になるので、短文ネタのみアップします。

日本に帰って1番にみたのがこの作品。親しくお話した韓国在住の二人は二人とも見ていて、二人とも「面白い」と太鼓判を押していました。いちおう舞台の漢江を散歩しました。映画をまだ見ていない段階だったので、地下鉄駅からでて、すぐみえる国会議事堂と公園との対比を頭に刻んだのですが、あんなに近いのにこの映画では一切出て来ませんでした。米軍の毒物不法投棄から生まれた怪物ですが、社会に対するこの監督の視線は病的なほどに冷めています。

河岸を歩きました。コスモス花畑では恋人が記念写真をとり、、遊覧船がゆったりと往来し、ちょうど天気のよい日曜日だったので、家族連れも多くローラースケートする人、河を眺める人、まさに映画の雰囲気そのままでした。まさか売店があれほど重要な舞台になるとは思わなかったので、写真に撮ることも買い物もせず、大変残念です。

P1010662.JPG

怪物造形の見事さ、スピード、韓国らしい「親族」愛、ハリウッド的な予想を裏切る展開、見事なキャラ造形(ただしぺ・ドゥナのみは不満)、一級のエンターテイメントである。

では傑作かというと詰めが甘いところがあり、太鼓判は押せない。この夏韓国では他に面白い映画が無かった。それが韓国で大ロングランヒットをしている大きな要因だろう。

追記
コメント欄で、考え方を変えて、やはりこの映画は単なるエンターテイメントではなく、現在の韓国の民衆の鬱積した「今にも怪物に変貌しそうな」気分をよく捉えた社会派映画だと、意見を変えたことを書いています。あわせてお読みください。






最終更新日  2006年10月04日 10時24分22秒
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2006年07月29日
最近DVDで見た韓国映画で、オススメ作品を二本。

「マルチェク青春通り」
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監督・脚本:ユ・ハ
出演:クォン・サンウ 、イ・ジョンジン 、ハン・ガイン イ・ジョンヒョク 、パク・ヒョジュン

なんとも、胸を締め付ける映画だ。
原題は「マルチェク残酷史」なんだそうだが、「青春通り」のほうがいい。
1978年の話。朴正熙大統領暗殺の前年。1980年の光州事件まであと2年だ。
軍事政権はいよいよその最後の姿を現そうとしていた。
高校生にとっては、関係ない。
その中でクラスの中の居場所を求めることのほうが大切だったし、
それよりも何よりも、
美しい彼女と話をするほうが、何よりも大切だった。
暴力はむなしい。けれども、力を示さなければならないときはある。
「目標を見つけた」クォン・サンウがつぶやく。
……男の純情にはてんで弱い私です。
去年これを映画館で観ていたら、必ずベストテンに入れていました。
こういうことがあるから、イケメン俳優、韓流映画だといって避けるのは良くない。
「スカーレット・レター」と同様、きつく戒めにしたいと思います。

ところで予告編に出ていたビルの中での乱闘シーンがない。
あれがいつ出てくるのか、待っていたので、ずいぶん肩透かしを食らいました。
ハン・ガイン正統美人女優なのですが、あの後すぐ結婚したみたいですね。
まあ、芸能活動は続けているみたいなので、またスクリーンで見たいものです。

「トンケの蒼い空」
『トンケの蒼い空』DVD
監督クァク・キョンテク 出演 チョン・ウソン キム・ガプス オム・ジウォン キム・テウ
韓国のほうが、日本よりもさきに「ニート」を主演にした傑作をつくってしまった。一応事件はあるが、それは主題ではない。日常の中の自分の拠り所を見つける(おそらく)直前までの話である。

チョン・ウソンは相変わらずいい。キム・ガプスは手堅いし、新人のオム・ジォンが平凡な女の子をやっていて、なかなか凄い。韓国は平凡な顔立ちの娘のほうが、演技派というのはどういうことなのだろう。

監督は慶尚南道の方言を使い、地方都市蜜陽オールロケで、田舎の都市の日常をみごとに切り取る。韓国でも「格差社会」は「両極化社会」として認識されていた。IMFの傷跡はまだまだこの国には残っている。







最終更新日  2006年07月29日 14時36分29秒
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2006年07月27日
監督:チャン・ヤン
出演:スン・ハイイン 、 ジョアン・チェン 、 リウ・ツーフォン 、 チャン・ファン

「こころの湯」と同じく、変わりゆく下町を舞台に、父と息子の葛藤を描く。
最初のころは中国版「三丁目の夕日」かと思ったが、ノスタルジー映画とは少し違った。
終わり近くまで、子供が主人公なのかと思っていた。
けれども違うのだということが、最後の最後で分かるという稀有な作品。
題材を文革に求めずに文革以後にしたのが、今まで歴史ものとは少し違う。
それと最終近くに出てくる、公園や道端で釣りや凧揚げや太極拳にいそしんでいる老人のスナップショットも少し心動かされた。結局いま生きている中国の人で、彼らが一番激動の時代を生きてきた人なんですよね。






最終更新日  2006年07月28日 01時06分44秒
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2006年07月25日
なんて男らしい映画なのだろう。
「ココシリ」
監督 : ルー・チュアン
出演 : デュオ・ブジエ 、 チャン・レイ

チベット最後の秘境ココシリで、壮絶な大自然の脅威にさらされながら、密猟者から貴重な野生動物チベットカモシカを守るため、命をかけて有志で私設パトロール隊を組織す……いやパトロールとはいえない。密猟者と自然に対して「戦争」を仕掛ける男たちがいた。

実話である。
1996年11月の17日間の生死を別けた戦いを描く。
何をして彼らはここまでのことをするのか。それがずっと疑問だった。さまざまな職種の男たちが仕事をやめ、無償で、パトロール隊に志願したの理由はなんだったのだろう。無償といっても経費は要る。密猟者から没収した毛皮の一部をその費用に回す。この作品は北京のジャーナリストの視線から描かれるのだが、彼が「それだと違法なので記事に出来ない。」という。隊長はぼそりと答える。「チベットには、巡礼の僧がいる。彼らは見た目は汚いが、魂は清らかだ。」好奇心で出来る仕事ではないのだ。数回フラッシュで、パトロール対の全員が映った集合写真が出てくる。そこには20名近く隊員が映っている。しかし記者が同行した隊員は10名もいない。だんだんと彼らは死んでいるのだということに気がつく。そして最初はのどかだったパトロールも次第と犠牲者が出てくる。

何のために彼らはここまでのことをするのだろう。
土地の自然の一部である動物を守ることがそんなに大切なのか。ココシリとは、彼らが命を賭ける山の呼び名だ。「青い山々」とも、「美しい娘」とも言われている。オールチベットロケである。雪をかぶった山、宇宙に近づくような星々、チベットの自然は美しい。「俺たちは、ここに来るとすぐに帰りたくてたまらなくなる。けれども帰ると、また来たくてたまらなくなるんだ。」彼らにとってココシリとはそういうものなのだろう。つまりこの自然は反面あまりにも厳しい。後半は映像でそれをいやというほど見せ付ける。ハリウッド映画なら必ず奇跡が起きて助かるような場面でも、容赦なく人は死んでいく。

彼らは何を守っていたのだろうか。
この自然を傷つける。そのことだけが許せなかったのだろう。500頭ものチベットカモシカの皮が、砂漠の荒野に並べられるシーンは圧巻である。しかし、密猟者たちも追跡者と同じく貧しい。「俺たちもこんなことはしたくない。けれども、放牧が出来なくなったのだから仕方ない。」そのようにつぶやく。背景には中国政府の急激な自然開発の後遺症があることは明らかだ。

声高に中国政府を批判してはいない。けれども、文化大革命とか以外で歴史的な評価の定まっていない事柄についてこのような映画もできつつあるのだということを教えてくれたという意味でも貴重な映画。いや、それよりも何よりも、(こういう言い方も許して欲しいのだが)描き方がかっこいい。ハードボイルドな男たちばかりが出ている。ここ数年、チャン・イーモウやら巨匠はみんなハリウッド資本に流れていって正直不作続きだったのだが、やっと語るにたる作品が若い世代から出てきた。楽しみである。






最終更新日  2006年07月26日 01時17分30秒
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2006年06月11日
「デイジー」
監督:アンドリュー・ラウ 出演:チョン・ウソン、チョン・ジヒョン、イ・ソンジェ

デイジーの花言葉は「秘められた恋」。
典型的な片想いの三角関係を描く。
なおかつ、鑑賞環境は93%がおば様方女性陣という居心地の悪さ。
主演俳優には興味はない。

では、面白くなかったのか、というと実はそうではない。
誰かは誰かの為に。その誰かはまたほかの誰かの為に。人は誰かのために生きるが、往々にしてその想いは報われない。アンドリュー・ラウ監督らしい運命の交差、アクション場面。韓国映画らしい悲劇の構図。製作の意図はぴったり決まっている。オール海外ロケと、俳優人もまずがんばっている。悪くはない。

三角関係はフランス映画が嚆矢ではある。私のベストはパトリス・ルコント監督の「歓楽通り」。あんまり評価されていないけど。






最終更新日  2006年06月11日 10時12分33秒
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