8月に観た映画(下)
8月に観た作品の後半です。「STAND BY ME ドラえもん」「イントゥ・ザ・ストーム」「シャレード」「トランスフォーマー/ロストエイジ」の四本。
「STAND BY ME ドラえもん」
私はオバQとパーマン世代であり、ドラえもんに思い入れは一切ない。だから、あざといぐらい泣かせの作品だったが、一粒たりとも目から水は出なかった。美術は一生懸命やっていて、それを見るのは楽しかった。
脚本に⁇ばっかしだった。最大は、ドラえもんはどうして雇い主の存在を消してしまう「のび太をしずかちゃんと結婚させる」というプログラムに容易にOKを出したのか?のび太の孫の孫は、明らかにその危険性があったのに、ドラえもんを置いていったのか?
なんか、かあるく醒めてしまうんですけど。
(解説)
何をやらせても冴えない少年のび太の前に現れたのは、22世紀から来たのび太の孫の孫セワシと、ネコ型ロボット・ドラえもんだった。のび太の悲惨な未来を変えるため、お世話係として連れて来られたドラえもんだったが、乗り気じゃない。そこでセワシはドラえもんに<成し遂げプログラム>をセットして、のび太を幸せにしない限り、22世紀に帰れなくしてしまう。果たして、のび太は幸せになり、ドラえもんは22世紀に戻れるのか――
監督 八木竜一、山崎貴
声の出演 水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一
in TOHOシネマズ岡南
2014年8月21日
★★★☆☆
「イントゥ・ザ・ストーム」
竜巻が去ったあとの瓦礫を見ると、どうしてもその週に広島を襲った厄災を重ね合わせて見てしまう。
「一生に一度の嵐が、今は一年に一度やってくる」
地球的な規模で、映画が現実をトレースしていることを証明して見せることで、特別な作品になったのかもしれない。
主要登場人物たちが全員、ストームチェイサーやYouTubeヒーローや、25年後のタイムカプセルなどの動機でビデオを回しているのも、前回の竜巻映画とは大きく違う処である。
風速135mのあり得ない竜巻の中に入った映像は、やはりこの作品のクライマックスであり、あの一瞬の「美しさ」はやはり体験をオススメしたい映像だ。しかし言いたいのは、これは映画の中でのみにして欲しい。こんなの現実に起きたらたまらない。
「こういう時に、私や君のような、普通の人間が素晴らしい働きをする」
そのことも、私たちはよく知っているのだから。
■ あらすじ
直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……。
■ 解説
史上最も規模が大きい竜巻に襲われた人々の死闘を描くディザスターパニック。ジャンボジェット機も簡単に飲み込む直径3,200メートル、秒速135メートルもの巨大竜巻が襲来するさまを、臨場感あふれる映像で映し出す。メガホンを取るのは、『タイタニック』『アバター』などに携り、ジェームズ・キャメロン監督からの信頼も厚い『ファイナル・デッドブリッジ』などのスティーヴン・クォーレ。出演は『ホビット』シリーズなどのリチャード・アーミティッジら。
■ キャスト
リチャード・アーミティッジ、サラ・ウェイン・キャリーズ
■ スタッフ
監督: スティーヴン・クォーレ
脚本: ジョン・スウェットナム
in movix倉敷
2014年8月23日
★★★★☆
「シャレード 」
初めて観た。始めはコメディサスペンスで、軽いな~と思っていたのですが、なんのなんの、二転三転する筋書きに、おしゃれな台詞、パリの観光、ヘップバーンの場面ごとのファッション、ケリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーンなどの豪華俳優陣、中味は知らなくても曲だけは知っている主題曲、とものすごいエンタメ作品だった。ヒロインが都合よく恋に落ちるのもアイドル映画としては、許されるベキだろう。
まるでエンタメ映画の教科書のような作品。
途中の展開は見たことあるようなモノだったけど、最後のオチだけは予想がつかなかった。
(解説)
連続殺人をめぐってのミステリー・コメディ。製作・監督は「パリの恋人」のスタンリー・ドーネン、脚本はピーター・ストーン、撮影はチャールズ・ラング。音楽は「ティファニーで朝食を」でオスカーを獲得した作曲ヘンリー・マンシーニ。出演者は「噂の二人」のオードリー・ヘップバーン、「ミンクの手ざわり」のケーリー・グラント、「脱獄」のウォルター・マッソー、ジョージ・ケネディ、「大脱走」のジェームズ・コバーンなど。オードリーの衣裳はジヴァンシー、タイトルデザインをモーリス・バインダーが担当した。
(あらすじ)
友人とのスキー旅行の途中でレジーナ(A.ヘップバーン)は離婚を決意。だが、帰宅した彼女を待っていたのは夫の死であった。さらに、夫が戦時中に軍資金25万ドルを3人の男たちと横領した挙句、仲間を裏切り1人だけ抜け駆けしていた事実を聞かされる。たちまちレジーナは3人から脅迫を受けるはめに。そこで、スキー旅行で心惹かれたピーター(C.グラント)に助けを請うが、彼もまた3人と顔見知りのようで……。
監督 スタンリー・ドーネン
出演 オードリー・ヘップバーン、ケイリー・グラント
[ シャレード 上映時間: 113 分 ]
in TOHOシネマズ岡南
2014年8月28日
★★★★☆
「トランスフォーマー/ロストエイジ」
ジェット・コースターのような作品を3時間近く観続けるのは、流石にチョッチ疲れた。
香港のエレベーターで助けてくれたイケメンのお兄さんは何だったんだろ。細かい処にいろんなハテナがある典型的なB級映画。
(あらすじ)
6500万年前に絶滅した恐竜。その真相は、"ダイナボット"という名の彼らだけが知っていた。現代。人類存続をかけたディセプティコンとの戦いから3年が過ぎ、政府はオプティマスたちの反乱を恐れ、オートボット狩りを開始する中、彼らは車の姿で隠れていた。その頃、人類滅亡を目論む新たなディセプティコン、ロックダウンが巨大な宇宙船とともに地球に襲来。謎の第3勢力、ダイナボットたちも甦り、オプティマスは捕獲されてしまう。人類滅亡のカウントダウンが始まる中、勝ち目のない地球最大の侵略にオートボットと人類は、どうやって挑むのか?
監督 マイケル・ベイ
出演マーク・ウォールバーグ
in TOHOシネマズ岡南
2014年8月28日
★★★☆☆