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2016.11.23
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カテゴリ:SF



「ジュラシック・ワールド」 
Jurassic World 2015年 アメリカ映画

 

監督 コリン・トレボロウ

出演 クリス・プラット プライス・ダラス・ハワード

 

 「ジュラシック・ワールド」ついに観ました。以前からこのブログを見ていてくださる方々はもちろんご存知の通り、僕は恐竜大好きで、「ジュラシック・パーク」3部作も大好きです。だから、この映画観たくて観たくてたまりませんでした。でも、絶対DVDを買おうと思っていたので、レンタルが旧作になった時も我慢して、DVDが安くなるのをじっと待っていたのです。そして、昨日ついにDVDを購入し、即観賞しました。

 

イスラ・ヌブラル島で起こった惨劇から22年後、インジェン社を買収したマスラニ社は、故ジョン・ハモンドが夢見たテーマパークジュラシック・ワールド」を実現させ、今や世界中から毎日2万人の旅行者が訪れる人気の観光施設として成功を収めていました。

パークの運営責任者のクレア(プライス・ダラス・ハワード)は、訪ねてきた甥のザックとグレイの世話をアシスタントのザラに任せ、オーナーのマスラニと遺伝子操作によって生み出された新種のハイブリッド恐竜インドミナス・レックスについて話し合っていました。

インジェン社の警備部門長であるホスキンスはヴェロキラプトル(ラプトル)の調教師オーウェン(クリス・プラット)と会い、ラプトルを兵器として軍事利用する話を持ちかけるも一蹴されます。その直後、アクシデントにより飼育員の1人がラプトル4姉妹(ブルー、デルタ、エコー、チャーリー)が暮らす飼育エリアに落下してしまいます。オーウェンは自ら飼育エリアに入ってラプトル達に「待て」と命令して止め、辛くも飼育員を救い出します。それを見ていたホスキンスは改めてラプトルが人間の支配下に置けると確信します。

クレアはオーウェンのバンガローを訪れ、インドミナスの防壁をチェックしてほしい旨を伝えます。2人は以前にデートしたことのある仲だったが、性格が合わず付き合うことなく別れた仲でした。

オーウェンはクレアの要請を受け入れ、インドミナスの飼育エリアに向かいます。しかし、いるはずのインドミナスは姿を消しており、生体反応も確認されない上、内部の防壁に真新しい爪痕が残されていました。

クレアは直ちに恐竜が脱走したとの報をパークのコントロール・ルームに連絡し、オーウェンは2人の職員と飼育エリアに入り防壁の爪痕を調べます。しかし、インドミナスは最初から外へ逃げ出してはおらず、自らの生体反応を隠蔽し待ち伏せしていました。

クレアはコントロール・ルームからの連絡でようやくインドミナスが脱走していないことを知りますが、時すでに遅く、インドミナスは飼育エリア内にいたオーウェンらを襲撃、2人の職員を捕食し本当に脱走してしまうのでした。


 

 はっきり言って、「ジュラシック・パーク」第1作の焼き直しでしたが、恐竜大好きな僕は、そんなことは気にせず、とっても楽しんで観入ってしまいました。

 

 今回の見所は3つ、まずはなんと言っても本作の一番の目玉、遺伝子操作によって生まれた最強最悪のモンスター、インドミナス・レックスです。ティラノサウルス・レックスの遺伝子をベースに、ヴェロキラプトルやテリジノサウルスなど5種の恐竜、コウイカやアマガエルなどの遺伝子を組み込んだという、キメラ恐竜で、T-レックス並の巨体で、ラプトル並の知能を持ち、テリジノサウルス並の腕力を発揮し、保護色などの特殊能力も兼ね備えたスーパーハイブリッド恐竜なのです。もう、こんなモンスターを作り出しておいて、ストーリー展開上、こいつが逃げ出して大パニックになることが必然ではないですか。

 

 2つ目は、白亜紀の海の生態系の頂点だったモササウルスの登場です。推定体長12.5mから18mで、T-レックスさえ凌ぐその体格で、一説には白亜紀最強ではないかと言われる海のモンスターの復元された姿、非常に観たいと思っていたので、パーク内の人口ラグーンでの“モササウルスえさやりショー”のド迫力に感涙物の大大大感動でした。

 ちなみにモササウルスは厳密にいうと恐竜ではなく、分類上は有隣目(トカゲ目ともいう)に含まれる、海洋生活に特化したトカゲの仲間です。

 

 そして3つ目は、その知性を利用したラプトル軍団の組織化です。ヴェロキラプトルを含むドロマエオサウルス科は非常に知能が高かったという説があり、前3作でもその知性の高さを発揮している場面がたびたび出てきていたので、この第4作では人の支持を理解して動くように調教されたラプトル軍団が、絶対出て来るだろうなあ、と思っていたらその通りだったのでうれしかったです。

 

 あ、そうそう、うれしかったと言えば、「3」に続いて登場している翼竜、今回はプテラノドンに加えてディモルフォドンも登場していますが、その描写で、改善点が見られたところです。

 「3」の紹介記事で指摘させていただいた点、飛行能力を得るために徹底した軽量化をしているプテラノドンが人間をぶら下げて飛べるわけがない、という点です。

 本作では、インドミナスに破壊された翼竜舎(バードケージ?)から逃げ出した翼竜たちが取り残された観光客たちを襲う場面(ヒッチコックの「鳥」のオマージュ?)があるのですが、その場面で、人の肩をつかんだプテラノドンが、ことごとくうまく飛べていない描写でした。「3」を観た研究者とかに指摘されたのかな?USJのアトラクションにも誰か指摘してくれないかなあ。

 ただ、ちょっと残念だったのが、恐竜の羽毛に関する描写が全くなかったことです。

 最近の研究では、ティラノサウルスやヴェロキラプトルなどの獣脚類や、プテラノドンなどの翼竜には羽毛があったというのが定説になってきています。

 しかし、残念ながら、この映画シリーズが始まった1993年当時、恐竜の羽毛については、まだまだ証拠も少なく定説ではありませんでした。そのため、第1作では、T-レックスやラプトルは羽毛のない姿で描かれてしまい、物語の整合性のため、その後の映画もそのままの姿で描かれなければならなくなってしまったと推測されます。非常に残念です。


 

 ということで、遺伝子操作された新種のモンスターが逃げ出し、大暴れし、パニックになり、ヒーローがラプトル軍団を率いて対抗し、そして………。という予想通りの展開・結末でしたが、相変わらず、いい人と子どもたちは助かり、悪い人ばかりが犠牲になるというお決まりのパターンで、シリーズを通した「自然をなめたら行かんぜよ。」というテーマを継承していた、大大人気シリーズの最新作を、今回は紹介しました。






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Last updated  2016.11.23 08:52:08
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