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テーマ:国内旅行について(2481)
カテゴリ:旅行けば
先週末旅行から帰宅したものの、暑さのせいだか何だか知らないがモデム死亡(笑
あれこれしてるうちにお盆期間突入。親戚宅突撃とか義父宅の掃除とか義父の施設に行くとか墓参りとか、スターウォーズepisode4~6(ルークのやつね)を観たりとかぼやぼやしてると今日になってしまった。 今回の東北行きはとにかく観光!が第一義だったのでボランティア抜き。 松島、平泉、立石寺、会津と東北の目玉を怒涛の勢いで見てきたのでボランティアの余裕が無かったというのもあるし、中学生が参加できるボランティアというのも限られていて難しかったということもある。 ボランティアは無理だけど今回はささやかながら東北で消費行動!という目的で動いた。といって財力の都合上、リゾートホテルに泊まって毎日ご馳走三昧、という訳にはいかなかったが。 松島も津波の被害はあったものの、隣の東松島やその隣の石巻に比べれば高さはそれほどではなかったらしい。それでも観光船が流され、牡蠣は全滅し、海沿いの店は軒並み1m以上浸水した。瑞巌寺(本堂は改修中で参拝できず、代わりに庫裏などが公開されている)は無事であったようだ。 松島の観光船に乗ると、あちこちの島が津波で崩れたとアナウンスがあった。そりゃそうだろう、しかし景観が変わるより何より人が住んでいる島もあったというのに大丈夫だったのだろうか。松島の風景は美しい。でもその美しさを心底楽しむ気持ちにはなれなかった。 松島から東松島経由で石巻に向かうと、国道から向こうの海の近くは津波にかっさらわれてほとんど何も残らない野原になっていた。この1年の間に瓦礫のほとんどは撤去されたということだ。鉄筋コンクリートの建物の残骸や樹木がちらほら見える。 近づくと家々の土台の跡や捻じ曲がった門扉が辛うじてかつて人が暮らしていたことを教えてくれるが、それも夏草が覆っていて簡単には分からなくなっていた。学校のプールは土台がむしりとられ、プール部分だけが半分宙に浮いている。無音の土地。海は何事も無く静かに波を寄せている。 石巻港の手前には恐ろしい量の瓦礫の山がいくつも積みあがっていた。何台もの瓦礫をつんだトラックが砂埃を上げながら行き交っている。海に近い住宅地であっただろう場所には、まだ新しい家がいくつも無残な姿で残っていた。 海から少し離れた国道沿いの市街地は津波が来たであろう所でもその痕跡はあまり見られない。浸水はしても破壊には至らなかったということか。 夫と息子にとっては衝撃だったようだ。1年以上経っても無人の土地が広がり瓦礫が積み上がっている光景。人間が地球の表面の儚い微生物であることを思う。 同時に、放射線というどうにもならない厄介なものから遠かった分ストレートに町の復旧に向かえたことは不幸中の幸いと言えるのかもしれない。被災者と一括りにされる人たちの間にもこういう思いの濃淡は生じていることだろう。 塩釜には美味い寿司があるよね、ということで仙台の近くに宿は取ったものの、七夕には行かず塩釜で寿司を食べた。そこらの寿司屋で寿司が食べられなくなると思うぐらい美味しかった。子持ち昆布が美味いと思ったのは初めて。 それにしても最近は個人営業の寿司屋って、すごく美味くて放っといても客が来る/鳴かず飛ばずの細々営業/潰れるかのどれかしかないような気がする。妙に格式も値段も高い(薀蓄垂れる大将がいるとかマスコミに持ち上げられるとかお好みで食べた時の値段が大将の腹積もりひとつっていう不明瞭会計のシステムとか)食べ物になっちゃった割にたいしたこと無い店が多かったりするから敬遠する人が増えからじゃないかと思うんだよね、今はもっと気楽でそこそこの回転寿司とか宅配寿司とかあるし。 という訳で息子は回らない寿司を今回生まれて初めて食べたのだった(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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