竹製の割りばしを見てピンときた
過去に割りばしの是非について議論になったことがありました。熱帯雨林の伐採に加担するとか、いやいや、人工林の管理として間伐材の有効利用だとか。。いつのまにか議論はなくなり、普通に割りばしが使われています。箸自体は、外国人の人もよく使うようになってます。最近、スーパーなどでお弁当を買って付けてもらえる割りばしは、竹製と書いてあります。なるほど、竹の子の季節でもあり、竹の成長力に気づかされた感があります。竹の割りばしなら、どんどん成長する(困った)竹を有効利用できるので、一石二鳥ですね。(熱帯雨林を使わない)今でも熱帯雨林の伐採を避けるべき、という世論はあるでしょう。二酸化炭素を吸ってくれますので。熱帯雨林は二酸化炭素を大量に吸収して貯めてくれる貴重な倉庫です。有用な資源なので利用しようと思えば浪費しがちです。熱帯雨林を破壊してしまうと(すでに一部は破壊されてますが)二酸化炭素ガスを増加させてしまいます。そこで、竹が注目されたのでしょう。竹が木材かどうかはわかりませんが、木材資源に頼らない代替素材として有用かもしれません。有力候補の一つです。(割りばし)割りばしは、昔から日本で使われている使い捨ての道具です。主に間伐材を利用して、食文化にも寄与してきました。しかし、一方では木材の乱用は控える必要があります。竹に目を付けたのはよいですね。竹は簡単に再生できる資源です。成長も早いため、使い捨ての割りばしの原料として有利です。森林を伐採せずに済むことから、地球温暖化ガスの削減にも貢献できます。(竹の利用)竹の利用は割りばしに限らず、もしかしたら他の分野でも可能かもしれません。建築資材としての利用、燃料やバイオマスとしての利用も考えられます。稲作における稲わらと合わせて、竹もバイオマス発電の燃料として活用できそうです。再生可能エネルギーの利用によって、化石燃料に頼らずにエネルギー確保ができるかもしれません。ところで、稲作を有効利用するためには、まず稲わらの有効活用が欠かせません。ここで、わらだけでなく、例えば竹も利用できそうです。竹は、効率的に育ちます。光合成による二酸化炭素吸収力も高い、環境負荷の低い素材です。稲作の合理化と、竹林の有効利用を両立させれば、バイオマス資源を効率的に利用できそうです。熱帯雨林を伐採せずに、地球温暖化ガスの削減に大きく貢献できるのではないかと、勝手に妄想しています。昔ながらの田んぼと竹やぶ。頭を使ってどちらも推進できれば、賢い社会を実現できるかもしれません。