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昨日はよみうり文化センター天満橋校&神戸校主催の 「国宝十一面観音 巡礼」シリーズ」の9月分日曜日班の ご案内で長谷寺と聖林寺にお参りに行ってきました。 午前中は少し雨が降ったものの、午後からはほぼ快晴で 少し日差しがきついくらいでした。その9月の太陽の様に 柔らかい中にも厳しさが漂う、十一面観音像が聖林寺に いらっしゃいます。これはお顔の金箔がまだ十分に残って いるが故なのです。観音寺(京田辺市)の十一面観音像は お顔の金箔が殆ど取れているため、下の漆が黒光りし、 柔らかい表情を湛えているように見えます。おそらく聖林寺 の十一面観音像も造立当初は、今よりはまだ少し温和な お顔の印象であったのでは?と思います。垂下する右手の 指の動きは非常に複雑で、ピアニストの指慣らしのような 気がします。実際にピアニストが演奏前にそんなことをする のかどうか?も知りませんが、そう思わせるほどの指の動き が感じられるのです。これは、救いを求める衆生(生きとし生 けるもの)を、絶対に助けるぞーという決意表明のジェスチャ ーとも思えてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 20, 2012 08:25:52 PM
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