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2017.05.28
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カテゴリ:読書
おはようございます。
以前から、何事にも反対論はあるもので、それが全くない場合、注意していることを書きました。
今、すごく恐く感じていることの一つに、保育園に対する反論が、表向きに全く出てないことにあります。

私自身もワーキングマザーですが、産休&育休を取った時、「保育園に預けることはまったく問題ないこと」を繰り返し言われました。
テレビの育児情報番組でも「集団保育に問題はないこと」を繰り返し言っていました。

ひねくれものなので、これでは逆に何かあるのか考えてしまいました。

そこで、この本に出会いました。
著者は冒頭、「子育ての重要性を問題にしなくてよいのか」と書いています。
ただ、この本は「女性は家庭に入るべき」という、封建的な主張をしているわけではありません。
子育てと女性の社会進出は両立させるべきという視点で書かれています。

保育園不足が語られているが、まだ物を言えない乳幼児の立場は?赤ちゃんの人生は?どう考えているのか。
集団で保育することを軽く考えてないか。
母親と分離した状態で過ごすということが、赤ちゃんにとって、どういうことか。
次々と語られていきます。

赤ちゃんの0歳から3歳までの時間は国家予算の100兆円よりも価値ある時間で、「母子同一化の時間」は貴重であることについて述べられます。

海外の例として、イスラエルのキブツ(共同村)や旧ソ連のコルホーズ(集団農場)の幼児教育の失敗が挙げられています。
これ等はもう、何十年も前のことなのです。
集団で幼児教育をすることは失敗し、イスラエルは集団保育を廃止する改革、旧ソ連も正反対の政策転換をし、家族の価値を重要視するように変わっていったそうです。
ちょっと日本と事情が違うので、親子関係の崩壊、離婚が急増、少子化の加速、性犯罪の増加の全てが、幼児教育にあるようにいうのは、若干言い過ぎの気もしましたが、海外の例を知ることができました。

乳幼児期の環境は後の人格形成に多大な影響をあたえることは、動物でも同じです。
欧米ではイヌやネコでも母子分離を法律で禁止しているそうです。
赤ちゃんにとって、常に誰かが構ってくれない放置という状態は虐待であると述べられます。

「わかって、私だけを見て、一番優しくして、一番大切にして」という赤ちゃんが人生な最初におかあさんに向ける自然な欲求。
これが満たされないまま大人になると、他者に求める
依存的な恋愛、ギャンブルなどの依存症に発展するようです。
こちらは、ものすごい説得力を感じました。

思春期、青年期に問題行動が顕在化して、子どもが生まれた時に戻りたいという親が少なくない問題。
母親が働かなくても生活できる保障が必要、等主張が書かれています。

正直、予想していただけに、これだけの例があることに驚きました。
もし、産休育休の期間が選べるかた、仕事をどうするか悩む方がいらっしゃれば、参考までに一読の価値はあるのではないかと思います。


「0歳児保育」は国を滅ぼす [ 網谷由香利 ]





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最終更新日  2017.05.28 05:45:21
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Re:網谷由香利著「『0歳児保育』は国を滅ぼす」(05/28)   昨今の0歳児のあずけ先を探す人が多いことについて さん
常々、疑問におもっておりました。
愛着は母親じゃなくても形成されるという保育園の主張。 
母親のもとに帰ってくる以上は、愛着対象の移行などありえないだろうに

あなたのような感性の鋭い方がいるならば、少しは日本の未来に希望が持てます。 問題は、あずけるべき!という意見の声が大きすぎることでしょうか。 (2017.09.28 12:44:51)

Re[1]:網谷由香利著「『0歳児保育』は国を滅ぼす」(05/28)   俄場 カリーナ さん
昨今の0歳児のあずけ先を探す人が多いことについてさんへ

ブログを読んで頂き、コメントも頂き、ありがとうございました。
賛同のお言葉を頂き、励みになります。
ずっと若い頃、人の話を聞かないで数々の失敗をしたので、反対論が批判論ではないことに気付きました。
これからも、日々の気付きを少しずつですが、書いていけたらと思います。
(2017.09.29 20:17:28)


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