暴風雨の後気温が上がり、湿度もかなりの高さになった昨日。
だるい、だるいと身を持て余したように不機嫌なポンに呆れていたところ、
(だって、体が重いとか、痩せたいとか言いながら、ポッキーの袋を開けているのです)
夜になって体温計をはさみ、「あー、やっぱり熱がある」
37℃と少しで、発熱なのか、晩御飯を(ペロリと美味しそうに)食べて火照っているのか、わからないぞ?とは思ったのですが。
(鬼母)
疲れが溜まっているのは事実だし、仕方なく今日は学校を休ませました。
いつまで寝るかと放っておいたら、10時にスッキリした顔で起きてきました。
「なんか元気でたね」自分で言ってます。
ともあれ、大したことなくて安心しました。
今日のポンはポロシャツにジーパン姿です。
小学生の高学年のころは、学校も、どこかに出かけるのも、パンツばかりでした。
スカートなど、たったの1枚を、私の弟の結婚式と、入試の面接と、卒業式にはいただけ。
低学年のころは、スカートやワンピースで登校したこともありましたが、パパの仕事で一家がひきずられて行き、しばらく暮らしたアメリカの小学校では、体育の授業も着ていた服のまま受けるので、スカートははいて行けなかったのです。
(体育の無い日はかまわなかったのでしょうけれど、時間割がよく理解できていなかったみたいで。)
慣れてくると、パンツで過ごすのが快くなったようでした。日本に帰ってきた後の1年数ヶ月も、ずっとスカートで登校することはありませんでした。
休み時間に校庭でドッジボールするにも便利だし、授業中机の下で足をそろえなくてもいいし、ということだったようです。
そんなわけで、中学に入ってしばらくは大騒ぎでした。
憧れのセーラー服は嬉しいけれど、スカートがイヤだと。気持ち悪いと。
制服のスカートは、(補正をしないと)膝丈になっていますよね。
その裾が、脛の上部をくすぐるのだと言うんです。
しかも、気温が上がってくると、椅子に座ったとき、ひざ掛けしているみたいで暑いんですと。
そんなふうに言ったのは、ポンだけではなかったらしいです。
「みんな」スカートをウエストで折って丈を上げてるし、「みんな」机の下で裾を腿まで持ち上げてるし、「みんな」暑いときはスカートを扇いで風入れる、と!
しかも、「みんな」膝を閉じて座りなさい、って朝の礼拝のときに注意されるけど「みんな」無理、ですと。
それがポンの誇張ではなく、事実なのを知るのに、あまり時間は要しませんでした。
_| ̄|●;; がっくり
…もちろん戦い続けましたけどね、母は…
ポンの学校は、古い女子校で、よく「お嬢様学校」なんて言われたりしてしまいます。
それは全くの幻想でして、通わせている家庭・受験生の家庭・そして近所のご家庭なら、実態は「お転婆学校」なのがよくわかるのですが…
数日前。週刊誌の広告を見て、
ポン 「ねえ、『佳子様・眞子様に、ネットおたくが「萌え~」』だってww」
私 「あぁ、本物のお嬢様ということで?」
ポン 「リアルお嬢様だもんね!
黒い髪で、カラーもパーマもなくて、メイクどころか眉もいじってないよね?
アクセサリーもないし、あの足元ね!白靴下にローファーとか、休日でしょ?
しないよねー普通。
お姉ちゃん(註:不敬罪)はストッキングに、
カカトが無い(註:無いのではなく低い)パンプスって、
ありえないよこの歳で!!」
年に数回黒ストッキング登校指定の日があり、ポンにとっては地獄の気持ち悪さだと…
ポン 「それにあのワンピースね、チェックの。
あんまり着てないよね~、普通の子。
っていうか!あ!私、小さいときああいうの、着てたよね!
写真にいっぱいあるし!思い出した、よく着てたね、私!
ってことは!
私もお嬢様だったってこと?」
私 「そうねぇ、大事に大事に、手のひらで玉を磨くようにして、
育てたのは確かね!
我が家はセレブではないけど、精神的には、十分、
お嬢様教育、したかな!!(註:なのになのに)」
ポン 「そっか~!私も、お嬢様、ね!
わかった?ガン!」
ガン 「うん!でも、
誰もオネエチャンには萌えないんだって!!」
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註:サザエさんとカツオ状態