先日の日記には皆さまご心配下さり、温かなメッセージもいただきまして、本当にありがとうございました。
おかげさまであのあとは、時間とともに楽になり、回復に向かっている手ごたえがあります。
まことに厄介な今回の風邪でしたが、半月かけてようやく退治することができそうです。
今日は…
台風が日本列島を襲った昨日の話。
昨日は、添削仕事の稼働日でした。
納品分を拠点に運び、次の分担分を受け取ってくるのです。
ちょうど午前中、天候が荒れるピークと重なるようでしたので、会社からは、公共の交通機関が止まった時などは、無理をしないように…とのことでした。
どうなるかと心配していましたが、風は強かったものの、雨は時折おさまるような時間帯がありましたので、そのタイミングでいつもより早めにでかけました。
足元はゴムの雨靴。
この風では傘はさせないかもしれませんが、もしかすると、さすかもしれない。
さして、でも風にあおられて骨が折れるかもしれない。
壊れても惜しくない、ビニール傘を持ちました。
また雨が強くなるかもしれませんので、念のために、雨合羽を着る。
プリントの入ったバッグは、肩にかけてから雨合羽を着ます。
みんなの答案、濡らさないわよ~!
気合を入れて家を出ましたが、雨はすっかり上がって、風が吹いているだけです。
バス停に向かう人、誰も合羽を着ていません。
そのうち、陽も差してきました。あれれ。
ともあれ、バスも電車も、ダイヤ通りに動いていて、無事に拠点に着くことができました。
作業をすませ、帰途に着きます。
風は荒れていますが、歩くのに難儀なほどではありません。
お預かりした答案。早く帰って、添削しましょう。
帰宅して、昼ご飯をどうしようかなぁなどと思いながら、仕事の準備をしていると、電話が鳴りました。
電話機に登録していない、見知らぬナンバー。
何かのセールスでしょうか?
「はい、もしもし?」(なんのセールスじゃ?)
「あむあむさんのお宅でしょうか?」
「さようでございますが…」(なんの勧誘じゃ?)
「私、赤○○のお仕事でご一緒の、小栗(仮名)です。
あのね…あむあむさん、違ったらごめん…
今日、黒い雨靴でいらしてた?」
え…なぜそんなことを…
「あのね…私が帰ろうとしたとき、靴がなくて、」
あっ!
玄関を見る私。
ああっ!
私の長靴と、内側の色が違う!
なんとっ!
「ごめんなさいっ!間違っちゃった私!」
よく、飲み屋さんなんかで、ありますよね。
他の人の靴、履いて帰っちゃう人がいる、っていうの。
靴なんて、足を入れればわかるじゃない?自分のか、違うか?
他人の靴履いて帰るなんて!
ばっかじゃない?
そんなんなるまで、呑むなよ!
どこのどいつだよ?
…と、思っていたんですよぉ。
………まさか、この私が……
ショック。
これまで心の中で嘲笑っていたセリフが、全部私向きに刺さってくるぅ。
幸い、このあと数日は、雨靴の出番もないような天気予報なので、靴は次の稼働日に持って行って取り替えていただくことにしました。
ほんと、恥ずかしい。
見れば、色と形はそっくりなのですが(まぁ、ショート丈の雨靴なんて、たいがいこういう形なのかも)、
表面の質感はスムースなのとそうでないのと、だいぶ違います。
第一に、足を入れるとき目に入るに違いない、靴の内側が、小栗さんのはグレー。私のはオレンジだったんです。
なぜ、間違った…
そういえば、靴を脱ぐとき、
<いつもは靴がいっぱいにあって、手前の方でないと脱げないけど、
今日は早く来たから、ちょっとすいてるな>
と、いつもよりだいぶ内側に置いたのでした。
だから、帰るとき、後からいらしてドア近くに置いていらした小栗さんの靴を…
などというのはただの言い訳。
うっかりしたんですよ。ぼけーっとしてたんですよ。
ああ、恥ずかしい!
どこのどいつ、が、この私だなんて!