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2019年05月25日
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・2018年1月25日にあげた記事を
 以下に再掲載します。






「2017」番
 西部邁(にしべすすむ)の自殺死に対して、
 私が思ったこと。
 副島隆彦 2018.1.24
 http://www.snsi.jp/tops/kouhou/2015

 評論家の西部邁が、
 21日に、多摩川に飛び込んで自殺した。
 78才だった。
 自殺という死に方は、
 頭をたくさん使う言論人に
 職業病としてありふれた行動だから、
 他人事(ひとごと、と読む)とは思えない。
 私も自分の頭を酷使しているからきつい。
 これからもっともっと知識人が、
 西部と同じように
 自分が抱える「頭の病気」で
 自殺するだろう。

「おれは自裁死(じさいし)するぞ」と
 周囲に言っていたそうだから、
 自分が意欲して計画したとおりに
 自死(じし)を実行できて
 仕合わせだったろう。
 それでも強い現世への執着を持って死んだら、
 あたりに亡霊となって出るそうだから、
 多くの知人たちのところに、
 西部の霊が出ただろう。
 強い強迫観念を
 西部に対して持っていた者たちには、
 その霊魂が現れる。

 私は、この男の、
 本当に狡猾な正体、
 ずるい人間の本性を見て知っているので、
 哀悼の気持ちは起きない。
 だから私のところには
 西部の霊は出なかった。
 が、なぜかこの3日間、
 ひどく寝苦しかった。

 私は、西部の死を聞いて、
 咄嗟には、次のようにメモした。
「ついに西部も逝ったか。
 今日の午後3時に、
 ○○から電話があって教えられた。
 私は一瞬、アハハと笑った。
 それが私の西部の死への反応だった。
 私は、この男については、
 書きたいことがたくさんある。
 私が西部から、
 なぜ嫌われて(その理由はあとで書く)、
 1994年に創刊した
 彼の「発言者」誌の連載予定者だったのに、
 私に何の断りも無く外された。
 創刊準備号には書いた。
 このことで、今からでも、
 編集長だった東谷堯を
 問い詰めなければいけない。・・・」
 これが、私の西部すすむの死への
 冷ややかな反応だ。

 私が、西部とすれ違った、
 1994年という年は、
 今から24年前で、
 この頃の私と西部のやりとりや、激論とかを
 追い追い書いて公表しなければいけない。
 あとに書いて残さなければいけない。 

 あのとき私は41才で、
 もう政治評論の評論家になっていた。
 西部は、1939年
(昭和14年。まだ戦争中だ。
 米軍の爆撃の記憶があったそうだ)の生まれだから、
 あのとき55歳だ。
 東大の駒場教養部の教授を、
 中沢新一事件で、
 学内の策略で追い出されたか、辞任した年だ。
 私と西部は15才の違いだ。
 たったの15才の年齢差なのだ。
 しかし、男どうしの、15歳の年齢差は、
 親子の差に近い。 

 あの頃、日本の言論界で、
「左翼知識人が、
 雪崩(なだれ)を打って保守言論人に、
 転向していった」時代の
 一番、その先頭にいて、
「大衆への反逆」
愚かな大衆なんかとは一緒にいたくない。
 オルテガ・イ・ガゼーやチェスタトン牧師たち
 保守思想家の思想の真似、追随
)という本を書いて、
 華やかに、時代の頂点にいたのが西部だった。

 保守(すなわち自民党支持)であることが
 当たり前の経営者や資産家からは、
 西部は、
「左翼崩れの知識人」と呼ばれ続けた。
 西部と似たような崩れ方をした大学教授や、
 テレビ新聞業界にいた人間たちが、
 あの時代に、同様に
「くずれ左翼」と呼ばれた。

 西部邁が、
 やはり、ただのくずれ左翼であると
 判定を受けるのは、
 反共運動の実践者として、
 自分の正体を現したからだ。
 反共産主義の正当性、正義の主張は、
 世界中で起きた、
 ソビエト、中国での残酷な、
 社会主義国家の失敗から、
 知識人と民衆の大量死(粛清)を招いた
 巨大な人類全体の深刻な打撃、大失敗に対する、
 強い怒りと批判に基づくものだ。

 それでも、西部たちに見えたのは、
 歴史的に、
 転向した左翼(共産主義者)たちが、たどった、
 見苦しい反共主義者たち
(佐野、鍋山たちの姿、
 そして、田中清玄のような謀略人間への転落)の姿と、
 全く一致していて、
 見事に、同類であることを示している。

 西部が自伝として遺書のように書いた
「我、ファシスタ(ファシストのことだ)にならんとして
(でも、なれなかった)」という本(・・・年刊)に、
 自分が、ただの反共主義者に転落して、
 そこに純化していったことを
 よく表している。

 西部たちの周辺には、
 この20年間、
 気色の悪い宗教団体の影が、
 見えるようになった。
 世界規模での、反共団体が連携する、
 恐ろしい宗教団体のネットワークだ。
 ここからの資金提供が、
 西部たちの生活費、出版物の資金として、
 出ていた。

 私は、このことを苦々しく、
 ずっと観察していた。
 やっぱり、ただの反共主義者への、
 純化と転落、というのは、
 見苦しい限りだ、と
 私は、強く感じた。

 ソビエトの、
 残酷なスターリン主義体制に対する、
 激しい怒りとして、はじまった、
 トロツキー主義者
(トロツキズム、トロツキストはドイツ語では使うが、
 世界基準では、このトツカイトである)として、
 西部たちは、
 自分の少年期からの政治思想を始めているから、
 だから、レオン・トロツキー
(Leon Trotsky 1879-1940)の
「世界永続革命論」の駄目さと
 政治思想としての質の悪さがある。

 西部たちには、
 ニューヨークのトロツカイトたちが、
 その後、ネオコンになっていって、
 ソビエト憎しの一念、強い確信で、
 やがて、ただの反共主義者に
 変質していったことを自覚できなかった。

 現代のアメリカ政治思想の諸流派の研究を、
 私、副島隆彦は、40年掛けて、
 ずっと、やった。
 だから、私は、西部のような
 愚かな、固執と、頑迷なひねくれ人間に
 なることはなかった。

 恐るべき反共主義の宗教団体
(安倍晋三もこの宗派だ)に所属して

 自分たちの、
 ねじくれきった、歪み尽くした人間像からは、
 人間が、どんなに虐められて苦労しても、
 努力して維持すべき、
 明るい、爽やかな生き方が出来なかった。
 西部すすむは、
「われファシストたらんとして」などという
 遺書の本を書いて、
 ひねくれ者、ひがみ根性、
 怨念、恨み(韓国人がこれ)の信仰を持ったまま
 一生を終えたのだと、
 言い切ることができる。

(中略)

 西部は、
「アメリカによる日本支配」の悲しさを言いつのり、
 自分が、事あるたびに、
 反米主義の言論人の代表であるかのように、
 振る舞った。
 それが、どれほどの
 謀略(マニューバー)の言論であったことか。

 日本の少しは知的な大衆(政治評論の本を進んで読む)を
 騙(だま)くらかす上で、
 西部は、何を言っているのかわからないことを、
 ぐちゃぐちゃと話し続ける。

 西部が、書いた
 すべての本の中の文章もすべて、そうだ。
 意味不明なことを
 ずっと、ずっとどこまでも、書き続ける。
 生来のひねくれ根性が、よく露出していた。
 西部本人も、
 自分が、何を考えているのか、
 分からなかったのだ。
 そういう大秀才を気取る、
 愚か者がときどきいる。
 自分を、極めて高級な複雑さだと装い、
 相手を煙に巻いて、
 まじめな人間たちの脳を混乱させるだけだった。
 実に、いやらしい人間、
 ひねくれ者の、諧謔(かいぎゃく)人間だ。
 こういう生来の詐欺師体質の人間は
 どんな時代にもいた。

 
 戦後史(敗戦後からもう73年がたつ)の中で、
 1950年代の終わりに、
 日本共産党に逆らって、
 激しい内部での争いを起こして、
 共産党からの、除名、脱党、分裂をしていった、
 日本の左翼知識人たちの歴史がある。
 その全体像を、
 大きく、読者人レベルの人たちだったら、
 誰にでも分かるように、
 大きく解説、説明させることのできるのは、
 おそらく、私、副島隆彦だろう。
 そのように、私の言論は実は期待されている。
 戦前も戦後も、日本共産党が光輝いていて、
 日本のおそらく9割の知識層が、
 理科系の人たちも含めて、
 皆、左翼だった時代が続いたのだ。
 そんなことを私が書いても、
 今の人たちにはほとんど分かってもらえない。

 戦前から、ずっとつながる
(日本共産党の結党は、1922年。
 国際共産主義運動=コミンテルン=日本支部として始まった。
 アメリカ共産党、中国共産党は
 その前年、前々年に結党。
 多くの党員たちが、
 革命の暴動や反戦運動への弾圧で、
 世界中で殺されていった。
 それが、世界中のすべての国の左翼たちの運命だ)
 よりも前の、
 幸徳秋水(こうとくしゅうすい。大逆事件で死刑)たち以来の、
 日本の政治知識人たちの歴史だ。

 日本共産党から追い出されて、
 1956年ごろから、
 ヨーロッパの反スターリン主義の、暴動が、
 東欧諸国で起きて、
 その世界を吹く風は日本にもやって来て、
 それに大きな影響を受けた若者たちが、
「ソビエトの体制は許せない。
 あんなものは社会主義、労働者の国のすることではない」と、
 日本にも新左翼
(ニューレフト。反日本共産党系。
 のちに過激派や極左と警察に呼ばれた)
 の左翼たちが生まれた。
 その生き方と、その、悲劇的なところは、
 どうしようもなく幼稚で、
 若い善人たちの理想主義だった。
 そして大きな敗北と幻滅が、
 彼らを次々と襲った。

 当時から、
 安保ブント(共産主義者同盟)と呼ばれる、
 西部も加わった運動の活動家たちが作った、幻想が、
 日本の温厚で純朴な、貧しい人たちの味方の、
 リベラル派で、ちょっとだけ知的な大衆知識層にまで、
 大きく振りまかれて、席捲した時代がある。
 私、副島隆彦もその中にいた。
 彼らが、自分の貧乏生活の中で作った
(拘置所に入れられたり、出たり、
 就職の邪魔を公安警察にされたりした。
 ひとりひとりは、人生の大変な苦労だった。
 だが弱音は吐かない)、
 政治神話、言論詐欺、虚構の話が、
 たくさん折り重なって、
 大きな作り話になっていった。
 西部邁は、その作り話の中の
 主要な登場人物のひとりだ。
 すべて明らかにして、
 徹底的に切開(外科手術)しなければいけない。

 大きくは、
 アメリカの手の中で、動かされて、
 踊らされ、操られた、
 日本のバカな、
 急進主義(ラジカルと言う)の若者だった
 政治活動家たちの話だ。


 大きな真実を、
 彼らからずっと遅れてやってきた私、副島隆彦が
 暴き立てて、書いて公表しなければ、済まない。
 西部やすでに死んだ者たちの霊が、
 怨霊(おんりょう)となって出てきそうな感じが、
 この3日の私の周囲にあった。
 西部の亡霊が、自分の枕元に出てきた人たちが、
 数百人はいるのだろう。

 1960年の安保闘争を、
「国会突入」とかの仕組まれたドラマで、
 民族の英雄のように華々しく闘ったとされる、
 あのときの国会の敷地内にいた、
 1万人の秀才の学生たち
(本当は、すべて仕組まれていてドラマだった)が、
 共産党から追い出された者たち
(一番、上で、29歳。青二才だ)を指導者として、
 西部すすむを含む、
 その後、アメリカに巧妙に買収された者たちの、
 日本の戦後史の、作られたドラマを、
 私、副島隆彦だけが、
 その真実を大きく抉(えぐ)り出して書いてきた。
 後ろの方に、その証拠の文を載せる。

 なぜ、安保ブントの指導者たちは、
 あれほどの激しい、反米闘争をして、
 戦勝国アメリカ憎し、
 安保条約破棄・粉砕を旗頭に、闘ったはずなのに、
 どうして、この者たちは、
 その後、アメリカ留学して
 経済学者とかになった者たちが出たのか。


 この秘密は、
 副島隆彦が、解明した、
「帝国―属国」理論に依ってのみ、
 明瞭に解明に謎解きが出来る。
 真実の露出、公表ができる。
 このことに気づいている、日本の知識人たちが、
 今、すこしずつ出てきている。
 私は、その波頭(なみがしら)にいる。
 だから、西部が私をひどく嫌ったはずなのだ。 

 自分たちが、
 アメリカ帝国主義の手先になって、
 転落していったくせに、
 この絶対に隠し通さなければいけない、
 恥ずべき秘密が、
 副島隆彦によって、暴かれることを、
 彼らは、怖れおののいたのだ。

 そうでない、と言う者がいたら、
 その人のところに、
 私、副島隆彦は押しかけていって、
 徹底的に、真実を白状させる。
 私が、ここの闘いで、
 いい加減な終わり方をする、
 と思う人間はいないだろう。

 アメリカがやることは手が込んでいる。
 属国の民衆の不満を、逆手に取って、
 不満分子の若者たちを、
 巧妙に、密かに教育、洗脳、扇動して、
 なんと、自分たちに反抗させる、
 反米運動まで、やらせるのだ。

 世界帝国であるアメリカというのは、
 そこまで計画的で、策略を使う、
 悪辣(あくらつ)極まりない支配者、
 まさしく帝国(エムパイア)なのだ。 

 反米闘争まで、裏から準備して、
 跳ね上がり分子を育てて、
 暴動のようなことも、
 今も、世界中でやっている。
 それがアメリカだ。

 帝国というのは、
 そのように悪魔的で残酷なものなのだ。
 それに踊らされた人間たちが、
 後述する、島茂郎を最高幹部として
 西部も、8歳下で加わった、
 安保ブント(1960年安保闘争)の暴かれるべき真実だ。
 安保闘争の、数年からの、
 王子病院闘争も、警職法阻止闘争も、砂川闘争、も、
 全部、裏からアメリカの軍とCIAが、
 画策して、扇動して、
 わざと、反米闘争をやらせた、
 仕組まれた政治闘争だ。 

 このことを、私たち日本人は、
 あれから、60年遅れでもいいから、
 今からでも、腹の底から分かることで、
 歯を食いしばって、
「もう、瞞されないぞ」とうめき声を、
 私たちは、あげるべきなのだ。
 そのために、日本国の、民族防衛の遺伝子が、
 私、副島隆彦を生んだのだ。
 私は、日本国を守るための、
 アンタイ・ヴァイラス・アンチ・ボデイ
(抗ウイルス抗体)なのだ。 

 私が、これから、
 まだまだ大きな真実、大きな策略を、
 あばき続ける。
 そして、日本国民に伝え続ける。
 私は、自分が死ぬまで、この道を突き進む。
 東京の都会の中を流れる多摩川の、
 冬の冷たい、よごれた水の中に、
 もう飛び込もうと逡巡したであろう、
 西部萬のような、愚劣な、
「ファシストになりたかったのに、なれなかった」と、
 ゲロゲロと自白して死んでいった、
 周囲を煙に巻くことだけが好きだった、
 気取り屋の死に方を、
 私が、してたまるか。 

(中略)

 さて、ここから私の本の中の、4ページを、
 画像を貼り付けることで、
 みんなに読んで貰う。
 これで、大きな真実は、分かるだろう。
 大きな字で画像にしたので。
 読めるはずです。

 私が、書いた『日本の秘密』
(初版は、1994年に出た。弓立社刊。
 そのあと、2010年にPHPから新版で復刊した)の中の、
 重要な箇所だ。
 この文を読めば、
 西部の死にも関連する、大きな真実が分かる。
 まさしく、この本を私が書いて、
 大きな真実を暴き立てた、1994年というのは、
 前述した、私が、西部とぶつかった、
 その年なのだ。
 私は、きっと、このころ、
 西部の大きな秘密と恥部に、
 無自覚に手を突っ込んでいたのだ。
 それで、私はものすごく
 この男たちの集まりから嫌われた。

 それは、文藝春秋という
 日本の保守の主流派を装い続けた出版社と、
 西部たちの共同、協働の動きだった。
 日本の保守本流、愛国者のふりをして、
 その実態は、
 アメリカのCIAの手先として、動き続けた、
 この文系春秋という、このゴロツキ出版社

 その本性、正体を
 まだ40歳の私が、暴き立てに出ようとして、
 私はひどく嫌われたのだ。

 西部たちと文春の編集者たちは、
 事あるたびに、
 新宿の風花(かざはな)とか、に寄り集まって、
 飲んでいた。
 私も当時、その席にいたことがあるので、
 知っているのだ。
 自分たちが、本当は、
 アメリカの手先となって、
 歴史をねつ造する言論を書かせ続け、
 本当の愛国者(=民族主義者)の政治家たちを、
 次々と、週刊文春とかの、スキャンダル攻撃で、
 追い落とし、公職から失脚させ、
 石で追われるようにして、消していった。
 田中角栄が、こいつらに血祭りに上げられた、
 その代表だ。

 日本国民は、ボーッとだが、
 この真実に気づいている。 

 しかし、西部たちやら、
 文春の飯窪たち、は、
 自分たちが、謀略政治の、
 アメリカの手先の、
 きたない動きをしていることに
 どこまで自覚があったか。
 アメリカの日本にすることを罵り、
 反米をがなり立て、
 まるで、自分たちが、
 反米で骨のある愛国者であるように、
 飲んでおだを挙げ、
 気勢を上げて、気取っていた。
 だが、その真実は、
 アメリカのポチ公どもだった。


 この時期に、小林よしのりが、
 この「ポチ保守」たちを嘲(あざけ)って、
 そのために、小林は、
 テレビに出ることが出来なくなった
 だが、私は、
 小林よしのりの肩をそれほど持たない。 
 小林よしのりの子分が、
 私、副島隆彦の言論から、
 かずかずの泥棒、アイデア盗用をしてきたので、
 小林よしのりとも、
 そのうち、このことで、
 ぶつからないと済まない。

 私が書いた、以下に文を載せる、
 この本の 内容を読んで、
 何とか理解できる知能の水準の人たちだけでいい。
 それ以外の、
「一体何の話ですか」という人たちは、
 政治問題なんか自分には分からない、で、
 ポカーンとしていてくだされば、それでいい。
 世の中は、
 自分に関わりの無いことがたくさんあります。
 それはそれでいいのです。


日本の秘密1


日本の秘密2


日本の秘密3


日本の秘密4


 副島隆彦です。
 以上のような、文を、
 私はこれまでに、たくさん書いている。
 たくさん、たくさん書いている。
 この真実の暴きが、
 西部たちにとっては本当に怖いことだろう。
 
「そんなことは無いよ、副島、
 お前なんか相手にならないよ」と、
 言える者がいたら言いなさい。
 それを公言したら、
 私は、必ずお前のところに会いに行く。
 面会拒否でも会いに行く。
 そして戦後史の大きな部分の真実を明らかにする。
 私からの真実の刃(やいば)が怖い人間は、
 これまで同様に、
 私、副島隆彦を無視するがいい。

 それならそれで、
 不戦勝で私の勝ちとする。
「勝ち負けなんか、どうでもいいんだよ、副島、
 うるさいやつだなあ。
 歴史に真実なんか無いんだよ」と、言う、
 ずるシャモの人間どもを、
 私は、捕まえに行く。

 西部が、60年安保の後の、
 貧乏で、孤立して、刑事裁判をずっと抱えて、
 犯罪者扱いで、生き難かったころに、
 どうして、ずるシャモの、
 中曽根康弘に助けられたのか。
 ブント仲間の佐藤誠三郎
(自民党のブレーンになった学者。アメリカではネオコン)
 の伝(つて)を頼って、
 それで、中曽根のコネで、
 横浜国立大学の助教授にしてもらった。
 それから東大だ。

 これらのことも、私は、全部知っている。
 西部のまわりの、取り巻きたちは、
 これらの真実を、
 私よりもよく知っているはずだ。
 私の方からもっと聞きに行くよ。

(中略) 

 私、副島隆彦は、
 このように、明確に明瞭に
 一番大きなところの世界の実態、実体、現実を
 あからさまに書いてきた。
 だから今の日本の政治言論界で、
 私の言論、世界理解に、
 敵対したり、競争できる者はいない。
 ただ、知らん顔をして無視をするだけだ。
 本当に自分は頭がいい、
 と自惚れている人間がいたら、
 私に会いに来なさい。
 私が直接お相手してあげる。

 私は、ここまで豪語する。
 そして、私は、
 キチガイ副島として、孤立して、
 この土人の国の業界人ども
(テレビ、新聞、政府役人を含む)からは、
 全く相手にされていない。
 それなのに、こいつらは、
 私の言論を、ペロペロと遠くから盗み読む。
 この事実を受け入れながら、
 私は、じっと我慢しながら生きている。

(中略)

  私の西部邁への怒りと反感は、
  やはり、私が、西部に、
 「西部さん。安保ブントは、
  アメリカのCIAから、お金を貰って、
  思想転向(コンヴァージョン)して、
  アメリカの大学にどんどん留学していったのですか」と、
  ずけずけと聞いたことで、
  西部が勘に障って、
 「こいつは、オレがだませる玉(たま)じゃないな。
  うるさいやつだ」と、
  私を、切り捨てた、
  24年前にさかのぼる。


  私は、西部が、もっと度量があって、
  私のような「言論を刃物に変える」人間までを
  包摂することが出来る頭脳をしていればよかったのに、
  今頃に思う。
  だから、私は、自分よりも若い、
  才能のありそうな人間を
  虐めることをしない。
  その若い才能を、応援して伸ばそうと思う。

 最後にここで、どうしても書いておくが、
 私が、西部邁たちは左翼くずれ
 あるいは、くずれ左翼
(副島隆彦、お前もそうじゃないか、という批判は、
 大いに受け入れる)じゃないか、
 という問題について、
 最後に書いておく。

 それでは、保守の側が、
 そんなに立派であったかというと、
 そういうこともない。
 日本の保守あるいは、右翼たちも、
 皆、昭和天皇を 筆頭として、
 保守くずれである。
 あるいは、愛国者くずれである。
 あるいは、くずれ右翼よごれ右翼である。
 あるいは、愛国者を名乗る、
 奇妙で奇っ怪な宗教団体の信者だちだ。
 彼らを支えているのは、
 反共産主義、略称、反共の信念のドス黒い、人間たち、という
 保守の側の人間たちも、
 どいつもこいつも、保守くずれ、くずれ保守なのだ、
 と断言しておく。
 私に反論がある者は、名乗り出てください。
 具体的に、その人物の人生を点検してみせます。

 日本は、東アジアの、
 海中の島嶼(とうしょ)国であるから、
 世界文明の中心であることはできず、
 帝国(大国)の属国のひとつとして、生きてきた。
 この運命をゆくしかなかった。
 この日本国の哀しい、運命を、
 私は、誰よりも知っている。
 だから、西部氏に対して、
「あんな、保守言論人を気取った、左翼くずれが」と、言い放つ、
 その保守の人たちに、
 あなたも同じ、くずれ保守なのだ、
 それ以外には、日本人は、
 生きようが無かったのだと、
 はっきりと書いておきます。 

 ただし、世の中には、
 まったく政治的発言を、好まず
 実直で温厚な人々で、
 従業員たちを含めて、
 周囲の人たちから尊敬されている、
 生来、立派な経営者だ、
 という人々がいることも事実です。
 真に愛すべき人です。

 副島隆彦拝










(参考)

CIAの洗脳研究は、日本の学生運動で実験されている疑惑あり
(2016年12月27日)





























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最終更新日  2019年05月26日 23時59分26秒
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