詩の翻訳は難しい・・・・・
いまちょっと仕事で、詩の翻訳をやっているが、これはかなり難しい。散文はちからわざでなんとかなるが、詩っているのはねえ、なんというか、外国語のニュアンスをさらに日本語の言葉のニュアンスと結びつけないといけいないので、ほんとセンスが問われる。おおよそ30編ぐらいだが、1ヶ月で訳せるかどうか・・。ちょうど今週ある事情で特別休暇(こう表現すると怒られそうだが・・)が入ったので、ちょっと集中してやらないといけない。でも来月は事務局をやっている研究会があるし、7月の研究発表会の準備もあわせて進めないと行けないし、結構スケジュールは詰まっている。 4月にだいぶ選挙(都知事選・区長選)にかかわって時間を取られたツケが回ってきた感じだが、なんとか乗り切らねば。。。。うーん、と唸りながら一つ詩を訳してみる。Der DichterNachts kann ich oft nicht schlafen,Das Leben tut weh, Da spiel ich dichtend mit den Worten,Den schlimmen und den braven,Den fetten und den verdorrten,Schwimme hinaus in ihre still spiegelnde See.Ferne Inseln mit Palmen erheben sich blau,Am Strande weht duftender Wind, Am Strande spielt mit farbigen Muscheln ein Kind, Badet im gruenen Kristall eine schneeweisse Frau.Wie uebers meer die wehenden Farbenschauer Ueber meine Seele die Verstraeume wehn, Triefen von Wollust, starren in Todestrauer,Tanzen, rennen, bleiben verloren setehn,Kleiden sich in der Worte viel zu bescheidenes Kind,Wechseln unendlich Klang, Gestalt und Gesicht, Scheinen uralt und sind doch so voll Vergaenglichkeit.Die meisten verstehen das nicht, Halten die Traeume fuer Wahnsinn und mich fuer verloren,Sehn mich an, Kaufleute, Redakteure und Professoren-Andre aber, Kinder und manche Frauen,Wissen alles und lieben mich wie ich sie,Weil auch sie das Chaos der Bilderwelt schauen, Weil auch ihnen die Goettin den schleier lieh. 詩人しばしば夜に眠れず、人生が苦しみとなるそんなとき詩を書きながら言葉遊びをする、好ましくない言葉、行儀のよい言葉肉太の言葉、枯れた言葉を使って、静かに光を反射する海へと泳ぎだす。椰子の生い茂る遠くの島々が、青く浮かび上がり、海岸では芳香を放つ風がそよぎ、海岸では子供が色とりどりの貝殻で遊び、雪のように白い女性が、緑の水晶の中で沐浴する。海を越えてそよぐ色彩のシャワーのように、私の魂を越えて、詩の夢が吹き渡る、それは愉悦をしたたらせ、死の悲しみをじっと見つめ踊り、走り、絶望したままで立っている、多くの言葉をまとって控えめな子供になり、響きや姿や表情を永遠に変え、とても古い(太古)もののように見えるが、しかし無常に満たされている。大抵の人たちはそのことを理解しない、夢を狂気とみなし、私を絶望した人間であるとし、私をみつめるのが、ビジネスマンや編集者、教授たちである。しかし他の人たち、子供や多くの女性たちはすべてを知っており、私が彼らを愛するように、彼らは私を愛する彼らも混沌とした絵のような世界を見るのであり、また神々も彼らにそのベールを与えるのである。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこれは大雑把に訳したもので、こからイメージをつかみながら、さらに細部の表現にこだわりながら言葉をいじっていく。さてどうなることやら。。。。