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カテゴリ:Italy
31歳、無職が思うこと。はこちら 5月30日、出発の模様はこちら ヨーロッパへの旅立ちはこちら ヨーロッパ初日、オーストリアはこちら 前日、ベネチアの旅行記はこちら ベネチアの動画はこちら Part.1 ベネチアの動画はこちら Part.2 6月22日 無数の運河や建物がとても綺麗で素敵な街だったベネチアに2泊して、かなり名残惜しみながら、朝8時頃の列車でミラノに向かった。 故障がちなイタリア鉄道の自動販売機 このクセ者の自動販売機で切符を買おうとしたが、ある段階に来ると先に進まなくなってしまい、私も含めて何人もの外国人観光客はかなり困っていた。何度か並び直して、これがラストチャンスだと半ば諦めかけていたら、後にいたイタリア人夫婦に助けてもらい、何とかミラノ行きの切符を買うことが出来た。 先ほどまでは、カード決済を試みていたのだが、何度やってもうまくいかず、最後は現金を投入して事なきを得た。 このユーロ高(当時、1ユーロ165円強)の中、なるべく現金での支出は控えたかったのだ。(現地で両替、キャッシングするとレートが悪い) 車内では6人掛けのボックス席に座ったのだが、イタリア人のおばちゃんや若い女の子と一緒になり、彼女達は初対面でも気軽に会話を楽しんだり、キャンディをあげたりと、なかなかフレンドリーであった。 イタリア人のこういう気さくで社交的なところが気に入った。 ミラノが近づくにつれ、若者を中心に乗客で溢れてきた。 そしてミラノ中央駅に到着。 大きなターミナル駅のミラノ・セントラル ミラノ・セントラル構内 重いバックパックを背負いながら歩き、目をつけていた2軒目で、何とか安宿を確保出来た。 ヨーロッパでは安宿が少なく、観光シーズンの時で予約無しの場合は昼前後には安宿探しをするべきである。 もしも、安宿確保に失敗したら、それこそ大変な出費になってしまうのだ。 腹が減ったので、駅前のマクドナルドに行ってみた。 そこには、あらゆる貧乏人!?が集まっていた。 ベネチアにも多かったが、ここミラノにも多いアフリカ大陸から流れてきた黒人たち。 中南米系の人たちもいた。 そして、私、貧乏旅行者。 従業員は、ほとんどフィリピン人と思しきアジア系の人ばかりであった。 さて、メニューを見てみると ハンバーガー 0.5ユーロ(約85円) おっ!! これは安い!! ちなみにポテトのMは1.9ユーロ。 セットだと、5ユーロくらいだ。(約850円) こういう物価の高い国でマックに行った場合、セットを頼むのではなく、安い単品のバーガーを選ぶのが鉄則だ。 間違っても、セットメニューを頼んではダメなのだ。 ちなみに、後にも各国のマックをチェックしてみたのだが、ここミラノのハンバーガーが最安値であった。 そして、ハンバーガーを2個頼んだ。 とりあえずそれだけで、あとは、恥を忍んでコッソリと手持ちのペットボトルに入った水を飲めばいい。 この店には、立派なスーツを着たガタイのいい黒人が巡回していた。 お客さんと親しそうに会話をしたかと思えば、不自然に白人と相席しようとしていた若い黒人の所に行って、 「オマエはあっちへ行け!!」 と言ったのであろうか、彼を別席へどかしていた。 私の目から見ても、彼はちょっと不自然で、恐らく何かを白人から引ったくろうとでもしたに違いない。 かと思えば、イタリア人のおじさんと、後から相席になった若い女性は初対面にも限らず会話が弾んでいて、なかなか興味深い光景であった。 初対面同士でもフレンドリーに会話を楽しむ若い女性とおじさん この「絵」は私にとっては、ちょっと衝撃的でもあった。 年頃の綺麗な若い女性が、たまたま相席したおじさんと気兼ねなく会話を楽しむ。 これが、イタリアンスタイルなのであろうか。 こういうシーンに出くわすと、 「おぉ、いいねー!」 こちらまで心が和むというか、感心してしまうものだ。 翌日は、ミラノ市内を観光した。 ドゥオーモ。イタリア最大のゴシック建築らしい 何だ、ゴシック建築って!? 中に入ったり、上に上がったりするには安くはないお金がかかるし、並ぶのも面倒であったし、興味もなかった。 それよりもドゥオーモ広場には、たくさんの鳩がいて、たくさんの黒人もいて鳩のエサ売りがしつこくてウザくて仕方がなかった。 思わず、声を上げて手で振り払ってしまったほどだ。 しかし、彼らの行動は生活のためとは言えども、あの美しきベネチアの景観を損ねていたし、ここミラノでも観光客の気分を害していたのには残念であった。 ドゥオーモに隣接しているミラノブランドが並ぶアーケード ミラノの足・トラムと自家用車 ポステ 夜のミラノの街 ミラノは世界的なビックネームの街ではあったが、大して面白くはなかった。 本当はローマにも行きたかったのだが、ルート上、予算、時間の都合もあり今回は行けず、また時間のある時にでも、じっくりとイタリアを周ってみたいと思った。 イタリア人は、陽気でフレンドリーな人が多く、イタリアの雰囲気はとても気に入った。 またいつの日か、イタリアに戻ってこよう。 チャオ!! 出発直前なのに発車するホームがほとんど不確定なミラノ・セントラル こんな、ちょっとだらしない所も憎めないのがイタリアだ。 チャオ!! この後、国際列車でスイスに向かった。 ⇒⇔海外旅行ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.10 00:08:38
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