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前回の訪問の時に3日通って中をほぼ一通り見てきました。ルーヴルはそれだけ巨大な美術館なのです。 もちろん中の絵画部門のほとんどは写真撮影は出来ませんが、撮影出来る箇所は結構撮影してきたほうです。 私も含めて、なかなかパリまで行けないし、行っても一部しか見る時間が無いので、どんな所で、どんな作品があるかだけでも簡単に紹介する事にします。(行った気になれるように・・) ルーヴル美術館 1 (ニケ、ヴィーナス他、彫刻)
フランス(France)パリ(paris) セーヌ川右岸1区ルーヴル美術館(Musée du Louvre) Part 1 グラン・ルーブル計画 前回ルーブルができるまでの歴史で終わってしまったので、少し補足してから、オーソドックスな作品の紹介と館内を簡単に紹介。 グラン・ルーブル計画 革命200年記念の大改造。グラン・ルーブル計画で、大きなガラスのピラミッドの下、地下には広い受付ホールが設けられ、売店が数種と、書店、土産物コーナーの他カフェテリアと駐車場が造られました。 (駐車場については確認していませんが・・。カフェは逆さピラミッドのそばにありますし、スターバックスもメトロからの美術館入口近くにありました。美味しいコーヒーが飲めます) ガラスのピラミッドは国際コンクールによる入選作として決定したようですが、入館者に対して入口が狭すぎたので、入館に長蛇の列ができています。 地下入り口も並んでいますが入口は計5箇所。 ドノン翼地下入り口・・右の列が入場者 何より変わったのは、以前は財務省が入っていたリシュリュー翼も展示室としてオープン(1993年)した事です。それにより地下から3階までの総面積は6万m²。 収蔵物30万点の内、およそ3万点が展示されているそうです。 テーマ別にエリアが区分けされています。 ルーブル宮殿部分(美術館の部分のみ) リシュリュー翼・・・5~19世紀のフランス彫刻、メソポタミア美術、中世等の工芸品、フランドル絵画 ハムラビ法典、 シュリー翼・・・・・・中世のルーブル、古代ギリシャの美術工芸品、エジプト美術、オリエント美術、17~19世紀の工芸品、17~19世紀のフランス絵画。 ミロのヴィーナス、エジプトの棺とミイラ、アッシリア有翼の雄牛像 ドノン翼・・・・・・・・11~15世紀のイタリア・スペイン彫刻、12~18世紀の北ヨーロッパの彫刻、古代ローマ・エトルリア美術品、13~18世紀のイタリア絵画、フランス絵画の大作 サモトラケのニケ、ミケランジェロの彫刻、絵画(モナリザ、ナポレオン1世の戴冠式、民衆を導く自由の女神) 最短コースの観光ツアーで見学するのはドノン翼の絵画部門+ミロのヴィーナスのあたりです。 さて、昔の入り口はドノン翼にありました。(ドノン翼とシュリー翼しかなかったからですね) ドノン翼の入り口左の階段を上がった踊り場にニケがあり、館内の待ち合わせには良い場所でしたが、リフォーム後は何だか情緒が無くなって無機な冷たい感じがします。 サモトラケのニケ(Victoire de Samothrace) BC3末~BC2 ドノン翼 台座の大理石の由来から、彫像がロードス島のものでありロードス人の海戦の勝利を記念するものであろうと推定。古代芸術の傑作です。 1863年にギリシャのサモトラケ島(サモトラキ島)で発掘され1884年にルーヴル美術館の「ダリュの階段踊り場」に展示。 118のピースで発見され現在も1950年に発見された右腕は保管されたままだそうです。 ミロのヴィーナス(Venus de Milo) BC130年 アンティオキアのアレクサンドロス作 シュリー翼 1820年エーゲ海のミロス島で発見されたアフロディーテ像。 当初はオスマン・トルコに没収され、後年買い上げてルイ18世に献上され、それをルイ18世は、ルーヴル美術館に寄贈。 ヘレニズム期特有のポーズをする女性の両腕はなく、幻のその手が永遠に謎・・と言う所にまた魅力がある。古代ギリシャの女性美を示す傑作です。 常に周りに人が多く、正面の撮影は大変です。(結構場所が移動しています。まれに貸し出される事もあり。) 古代ギリシャ美術のコーナーだったか? おそらく月の女神で狩りの女神でもあるアルテミスだと思います。 オリュンポス十二神の一人ですが、もともとギリシャ以前の女神だったようです。 おそらく、半人半馬のケンタウロス族の賢者ケイローンとクピドでしょう。 神殿の柱になっている美女の像 こんなのがある家に住みたい 個人的に気に入ったものしか撮影していないので、解説書にも出ていないので、来歴はつけられませんが、一応コーナーでまとめて載せます。 彫刻好きな私です。次回は古代ローマとイタリア彫刻のコーナーの紹介です。 リンク ルーヴル美術館 2 (ギリシャ彫刻) リンク ルーヴル美術館 3 ( ミケランジェロの奴隷像) リンク ルーヴル美術館 4 ( オリエント美術) リンク ルーヴル美術館 5 (オリエント史) リンク ルーヴル美術館 6 (エトルリアの棺) リンク ルーヴル美術館 7 (宮殿小史) リンク ルーヴル美術館 8 (天井の装飾)
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